(北海道十勝の農家6代目による週次の読書メモ)
稀代なる企業の競争優位の源泉が、本書の中に。
先週に続き、『ザ・トヨタウェイ』筆者による『トヨタ経営大全』の第2段、『トヨタ経営大全2 企業文化』。トヨタの競争優位の源泉となる企業文化の真髄・作り出し方が分析された1冊となります。
(前回『トヨタ経営大全1 人材開発』)
トヨタ企業文化の肝は、人の尊重、そして、継続的改善の2つと言います。
この2つによって、地方の1町工場から、世界1の自動車メーカーへ登り上がっていったと。
本書(および本『トヨタ経営大全』シリーズ)の魅力の1つには、抽象的な理論に留まらず、具体的な細部にまで言及されていることです。
「1:物理的作業環境」や「3:心理学的な安全性」だけでなく、「2:物理的な安全プロセス」に「4:個人の健康と安全」か…
トヨタの個性の1つとして、複数の仕組みを複雑に絡み合わせながら、偉大なる強みを生み出すという、他者が模倣しがたい部分に、思わず唸ります。
(、本書を読むと、その企業文化の発現であり、今なお精神的支柱である豊田家に対して、言葉にならぬ感想を抱きます)
自動車が成長産業であった時代において、継続的な進化の連続により、世界随一の存在にたらしめてたトヨタの企業文化。
しかし、そのトヨタでさえ、予断を許さない時代に。
既存の自動車が、成熟・衰退産業に入りつつ中、トヨタが、どのように、その姿・文化を変えていくのかは、注視していきたいです。
P.S.
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