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「GO」行灯をつくってみた

前回の記事に続き、またタクシー行灯の話を。

タクシー車両の上に乗っている行灯、実は職人さんの手によって一つ一つ仕上げられているんです。先日、オリジナル「GO」行灯を作ることになり、その過程で初めて知りました。

2022年12月、株式会社Mobility Technologiesより「タクシー産業GXプロジェクト」が発表されました。会場に展示されたEVタクシーの上に乗っているのが今回紹介する「GO」行灯です。

そう遠くない未来に街中で見かけるであろう、EVタクシー

プリントではなく、ステッカー

タクシー行灯に施されたグラフィックは、光を通す特殊なステッカーで作られています。プリントではないんですね。「GO」行灯は、3M社のControltacという、三次曲面対応の塩ビフィルムで作られていました。

3M社のControltac
近くで見ると、なるほど、ステッカーの厚みが見えます

三次曲面対応のステッカーとはいえ、球体に貼り込む作業は難易度が高いそうです。歪みが出ないよう、シートを伸ばしたり縮めたりして仕上げるとのこと。これを素人がやると、貼り込む方向にシートがどんどん伸びてしまい、グラフィックが歪んでしまうんだとか。

この「GO」行灯は、日頃から「GO」車両ラッピングをお願いしている印刷会社さんにお願いして制作しました。

いかがでしたでしょうか。街中で日常的に見かけるタクシーの行灯が、職人さんの手によって仕上げられていると思うと、これまたオタク心をくすぐりますよね。

知れば知るほど面白いタクシー業界。少しでも興味を持って頂けましたら幸いです。

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