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田舎の保守思考(アルバイト中に感じたこと)

ミーティング当日

 先日、アルバイトでミーティングというのがありました。

 当日から数えて3日程前にLINEにて「全員参加すべき」であることと「欠席する場合はそれ相応の具体的理由を述べるように」といった言葉が強調されていました。

 まず私は、”3日前に言うのかよ”という感想を持ったのですが、それはさておき、新人として不参加というわけにもいかずとりあえず参加しました。

 最初に言いますが、このミーティングはなんと2時間かかりました。

 正直30分ほど、長くても1時間ほどで終わるものだと思っていたので、これには大変驚きました。

 読者に職種を絞らせないためにどんな内容のミーティングだったかは伏せますが、ミーティングを開催してまで話すものなのか疑問の内容も多くありました。

 私自身、今までのアルバイト経験で、スタッフ全員が集まるミーティングなるものを経験したことがなかったものですから、”まぁこれがスタンダードの可能性もある”と自己完結しその場はやり過ごしました。

ミーティング終了直後

 ミーティング中、なんとか顔に出ないようにしつつ、ミーティング終了まで話に相槌を打ちながらこなしていたわけですが、帰路の中、”他の企業様のアルバイトにおけるミーティングはどういった形で行われるか”について書かれているyahoo知恵袋や他サイトに目を通していました。

 また、”これを拒否することはできるのか”についても同時に考えていました。

 結論から言いますと、調べてみたところ、大手飲食店やアパレルにおいても1時間から2時間ほどのミーティングは存在しました。

 また、このミーティングを拒否することは基本的にはあってはならないことだそうです。

 ミーティングの参加有無に対して、最も重要な判断材料は『手当の有無』だそうです。

 時給が発生しない場合は、企業はスタッフにミーティングを強制することができない (=自由参加) になる。

 時給が発生する場合は、企業はスタッフに『業務命令』として半ば強制できる (=労働の範疇) になる。

 私のアルバイト先のミーティングは時給が発生していたので、業務命令にあたります。

 であるならば、これを拒否することは基本的にできないことになります。

 ただ、私は、それでも疑問の種が消えませんでした。

 それをこの後話していきます。

来月のミーティングの日時が決まっていない

 今まで、ミーティング当日と終了直後の私の感想を綴っていました。

 これからは、先ほど締めた”疑問の種”について説明します。

 それは、最初の方でも少し話しましたが、今月のミーティングの開催予告が、なんと3日前だったことです。

 ミーティングが終了する直前に、私から店長に、「このミーティングは毎月あるのか」という質問を投げつけたところ、「ある」と即答されました。

 また、「来月のミーティングの日時は決まっているのか」については「決まっていない」との回答を受けました。

 その場は、「あぁ、そうですか」と自己完結してしまったのですが、家に帰ると、「やっぱりそれって困るな」という気持ちが沸々と湧いてきました。

 毎月あるなら、「来月のシフトを提出する前に、来月のミーティングの日時決めてくれよ」と素直に感じました。

 要するに、例えば、

 日曜日・月曜日・火曜日 と仕事に入っていて、
 水曜日 を希望休として、
 木曜日・金曜日・土曜日 と仕事に入っていたとします。

 この場合、3連勤と3連勤の間の水曜日にきちんと身体を休ませたいからと希望休としてあらかじめ設定していることが伺えます。

 しかし、その水曜日の3日前にミーティングをする旨のLINEが来たとします。

 『いくら、時給が発生するとしても、週の貴重な全休日の2時間を労働するのはいかがなものなのか』『この日を完全に休めると思ってシフトを提出したのに休めないなんておかしい』、というのが私の意見です。

 「きちんと休みたいから」で休むことができないのは読者の皆様でもわかることかと存じます。

 また、ミーティング当日に近くにいた他のスタッフに「少しおかしくないか」という旨の談笑をしたのですが、その返答は「俺は学校の帰り道だし、座ってるだけで時給発生するなんてラッキーじゃん」や「昨日、今日、明日と何の予定も入ってないし、バイトも入れてないし、全然余裕かな」とのことでした。

 先ほどの例を引き合いに出しますが、いくら業務命令とはいえ、平等性に欠けるのではないかと思いました。

 シフトを提出する以前に分かっていれば、シフトを調整して、実質7連勤のような事態にならないようにできたはずなのに、と非常に疑問でした。

翌日の仕事中

 翌日のシフト中、同じ時間帯に一緒にシフトに入っていたスタッフに、「来月のシフト提出する前に、店舗ミーティングの日時知りたくない?これっておかしいと思わない?」と疑問を投げかけてみました。

 すると、「疑問を持ったことがなかった」「こういうものだから」の一点張りでした。

 これに対する私の感想は、「いや、マジかよ。何の疑問も持たずに参加するのかよ」です。

 私のこの感想、マイノリティー(少数派)なのでしょうか。

 誰か読者が居ましたら教えてほしいものです(苦笑)

 また、2か月前から来月は旅行の予定を入れており、ホテルや交通機関の予約も済んでいまして、それを理由にミーティングを拒否することができるのかも同じスタッフに尋ねてみました。

 すると、「うーーん…。それってキャンセルってできないの?」と言われました。

 「いや、できるけどできねぇよ。」と心の中で叫んだのは内緒ですが、私1人の予定でもないのに、あまりに常識外すぎます。

 1か月以上前からある予定はともかく、シフト提出する前にミーティングの日時が分からないと、希望休なんだからとなんでも予定を私なら入れちゃいます。

 もしくは、全休日として、温泉で疲れを取ったり、仲の良い友人とゲームをしてストレス解消をしたりと、それぞれのやりたいことがあります。

 そういう、労働者の都合というか、配慮とか無いんだなと、非常に残念でした。

 こういったことは、採用面接では分からないですし、以後こういうこともきちんと聞きたいなと感じました。

 来月のシフトの提出期限まで残り2日なのですが、店長とバッティング(同じ日に出会う?という意味です)する日に、相談したいと思っています。

 相談の内容は以下の通りです。

 ・来月のシフト提出期限前に、来月のミーティングの日時を決めてほしい。

 ・シフト提出後、加えて3日前のような常軌を逸した開催予告前に入っている予定はいかなる理由でも欠席自由として扱うこと。

 ・来月はシフト提出期限まで残り2日ということで間に合わないかもしれないが、これは早期解決すべき事案だということを認識してほしいこと。

  (現に、私は今回のミーティングで疑問の目を向けており、これが変わらないのであれば安心して仕事もできないし、早期に見切りをつけるべきなのかもしれないと感じていると伝える)

  (例え私を論破したとしても、いずれ別のスタッフから同じ疑問を持たれた時に早期退職の原因となる可能性があるので、きちんとシフト提出期限内に考えておくべき)


 といった感じです。

田舎の保守性

 遅くなりましたが、ようやくタイトルを回収したいと思います。

 ここまで読んでくださった読者の皆様ならわかると思いますが、ミーティングの翌日一緒の時間にシフトに入っていたスタッフは、今までが普通であり、これを変えることを全く考えていないようでした。

 正直、新人の私の提案だけでは弱いので、他のスタッフの意見も募りたかったのですが、まぁ価値観はひとそれぞれなので強要する気はないですが、とにかく保守性が強かったです。

 現状から脱却する気がないと言いますか、あまりに労働者にとって不都合な割にそれを何の疑問も持たずに受け入れているという異常事態に気づいていないと言いますか。

 ともかく、企業に従順な方が多いんだなという印象でした。

 私の父は大手小売業の役員なのですが、その企業でも朝礼やら素人が下手にやっているイベントやら、とにかく伝統に固執しているとこぼしていました。

 父はその現状を変えたいと思っているらしいのですが、如何せんその下で働く方々が「これは伝統だし、現代において不相応だからと変えていくものではない」という意思を従業員は持っているようです。

 もしかしたら存在するかもしれませんが、ごく少数の、ということでしょう。
 
 私の母のパート先もまた、同じような伝統に固執している出来事があったそうです。

 私の経験ですが、以前住んでいた東京や、10年ほど前に住んでいた海外であったら、私がこんな疑問を持つより以前に同じように考えて直談判まで行っているのではないかと思います。

 こういう、要らない伝統を尊重するのが田舎?なんだろうなとしみじみと感じました。

 もし、店長に受け入れられなかったら、辞める可能性があることを示唆でもしてみます。


 長文でしたが、読んでいただきありがとうございました。


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