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1日1万円

仕事をクビになってからたまに、引っ越しのバイトをしている。翌月払いのライター職で仕事が入らない時のために、日払いのバイトをして生活費を賄っている。日当1万円という仕事はとても魅力的で、ライターとしてやっている仕事よりも正直稼げている。


だが、最近になって感じたのはお金がなくても好きなことをしている時間の方が充実しているし、毎日が楽しいということだ。

お金があればそれなりに楽しいだろうと思っていたが、手伝い(引っ越し)で手に入れたお金には付加価値がなく、経験もスキルも手に入らない。筋肉だけが増えて行く。

引っ越しスタッフとしてその日に何をしたか、何を達成するかを考えるだけで1日過ぎるのがものすごく早い。

それに比べて好きなことというのはやり方や考え方を磨いくことができる。それはその後の財産になり、表現力が磨かれるという点で人生にも磨きがかかる。

まとめると、1日1万円の安心した給料より、明日どうなるか分からないがやりたいことで稼ぐために学ぶことの方が、1万円以上の価値がある。お金にならなくともやりたいことをする意味は大きいと思う。

あっという間の1日にはむしろ不安の方が大きい。そんな毎日を脱却するために早く引っ越しのバイトをやめることにした。