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♯68 6月21日(火) 広島 5-3 阪神

はじめに

<一発長打が怖いです・・・(汗)>

「阪神戦は1分けを挟んで8連勝!」

全くそんな気がしない(笑)

ヤクルト戦では、村上が怖くて怖くて仕方がなかったのだけど。
いやあ、大山も怖い。あと2試合も見たくない(笑)

どっちの方が怖い?
う~ん、どっちも同じぐらい怖い(笑)

今年のカープは一発長打を求めなくても良いでしょ論者の僕だが、やっぱりホームランは怖い。奇しくも、そんなことを感じる日々が続いている。

とはいえ、ヨソはヨソ、ウチはウチ。
今年は「つなぎのカープ」がウリなんだ。ココに徹しましょうよ。

どうも人間というものは、無いものねだりをしてしまう生き物だ。
5回の4点もタイムリーが立て続けに生まれた中での得点。
マシンガン打線も良いもんですよ。僕は好きだな。ああいうの。

後ろに繋いで繋いで、チーム一丸となって、点を取りにいく。
なんか久しぶりに見たような気もする。
「あと一本」が出ると出ないのとでは大違いなんだなって再認識。

んじゃあ、振り返っていきましょう。


試合結果

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スタメン

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打者成績

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投手成績

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注目選手

床田 寛樹

<7回2失点の好投でチームの連敗を止める>

いやあ、良く投げてくれました。

今年の、というのか、昨年の後半戦からかもしれないが、床田がナイスピッチングを魅せる日は「涼しげに投げている」という印象がある。

今日もまさにそんな感じ。

気にならないはずがないと思うのだが、チームが5連敗中というプレッシャーを全く意に介さないように、スイスイと投げていた。

言葉は適切かどうか怪しいが「あっさり感」もあったと思う。
7イニング98球の省エネピッチは、それを裏付けているのかもしれない。

絶好調の大山にホームランを打たれて2失点を喫した場面。

解説の緒方さんは「5点リードという点差もあって、大山への警戒心が薄れていたと思える一球」というように、やや厳しい見立てをされていたのが印象に残った。

僕に至っては「うわあ大山また打ったよ~(汗)」という呑気さである。

初球、インローのストレート。
僕の目には優しい球には見えなかった。
インコース攻め、ほぼほぼ狙ったところに投げられた気がした。

しかし、苦言を呈されていた。
さすがチームを3連覇に導いた監督さんは、要求レベルが高い。
それだけ床田のことを高く評価しているのだろう。

緒方さんの言葉を借りれば「ボールから入るぐらい慎重に攻めなさい」ということかなと思うが、一振りで完璧に捉えた大山を称えたいなと、僕は思った。

ホームラン以外にも、良い打席内容、沢山あったもんね。
あわやホームランの大ファウルもあったし、深い当たりのセンターフライも。

ウチに居るかなあ・・・。
村上は末包に託したからなあ・・・。
正随辺りが、大山になってもらうとするか・・・。

それはさておき。

大山のツーランは打ったバッターが凄いと思ったわけだが、その後、ピッチャーゴロを悪送球で2塁到達。僕はココが凄く嫌だった。

連鎖反応的にマクブルームがお手玉した場面もドキッとしたよね。
あれ、島田・中野・近本の誰かだと、セーフになっていたかなあ。
試合の流れ的にも、結果的にアウトを取れてチェンジになって助かった、という気持ちになった。

<1球で送りバントを決める>

ここも見逃せない。

小園と崇司の連打でランナー1,2塁の場面。
初球を上手く転がして2,3塁の状況をつくることができた。
リズムの良いお膳立てが功を奏して、4得点に繋がった。

床田はバントも上手いのよ!

いつだったか、ヤクルト戦。
1試合で2回か3回、全部1発で決めた試合があった。

更に言うと、オスナのバント処理は、かなり上手い。

技術的なことは僕には語れないが、素人目に見ても、動きが機敏なのだ。
え〜っと、「チャージが速い」ということぐらいしか、僕にはイマイチ説明することが出来ない。ごめんよオスナ。

捕るまでも速いんだけど、良い送球も投げるからね。

守備の意識が高い一塁手の外国人、なんか好きなんだよなあ。
有名どころだとロペスか。無失策記録を樹立していたっけね、確か。

ハンドリングに定評のある選手はチラホラ居るかなーと思うけど、バント処理の動きで称賛されている外国人選手は、珍しいんじゃないかな。

打撃の調子があまり上がって来なくてもスタメン起用が続いているのは、守備面での貢献もあるんだろうね。陰ながら応援するぜ、オスナ。

「・・・って、オスナのことばっかやないかっ!」

コホン。

そういう状況、「一塁線に転がすバントは決まりづらい」というプレッシャーもかかる中で、さも簡単そうに、三塁線に上手く転がしていたんだよ。

今日勝って、トップの青柳の8勝に肉薄する7勝を挙げたとのことだが、そういう「バットでの貢献」も、勝ち星を手繰り寄せる要因になっていると思う。

野間 峻祥

<先制のホームを踏む>

初回。
難敵の西勇輝の立ち上がり、9球粘って、しぶとく出塁。
宇草の進塁打、マクブルームのタイムリーもあって、先制のホームを踏んだ。

1番バッターの役割を見事に果たしてくれたところが、僕は嬉しかった。

”1番バッターの役割”

ココは人によって色んな意見が出る部分。
野球談議をする上では最適なテーマの一つだと僕は思っている。

ちなみに僕の理想の1番打者は陽岱鋼。
これは良く言っている。

あくまでも一個人の意見だが「球数を投げさせることも大切だが初っ端からマン振り出来る一番打者が大好き」なのだ。

「初回・先頭打者・初球」でもフルスイングしてくる。パンチ力もあるし、ランナーに出したらガンガン走ってもくる。

「リードオフマン」というよりも「斬り込み隊長」と呼んだ方がしっくりくる。ああいう「イケイケ系一番打者」が僕は好きだ。

スマン、話を戻そう。

野間はどういう一番バッターか?

少なくとも陽岱鋼タイプではない(笑)

彼の強みは粘って球数を放らせることだと思う。
特にカープは早打ち傾向、勝負を仕掛けるのが早い選手が多い。
そういう意味でも、野間の粘っこさ、しぶとさは貴重。

今日の1打席目はそれが遺憾なく発揮されていたと思う。

「帰巣本能」だなんて呼ばれたりもするが、出塁すればホームに帰ってくるというイメージが高い選手でもある。マクブルーム、野間をホームに帰してくれてありがとね。

<2点目となるタイムリーを放つ>

前述した床田の送りバントの直後の場面。

初回に先制点を挙げることは出来たものの、西勇輝もさすがのピッチング。
四隅に上手くボールをちりばめてくる「らしい投球」をされていた。

そんな中で、中盤の5回につくったチャンス。
ココで追加点が欲しい。
そう思っていたら、見事にタイムリーを打ってくれた。

さらに、宇草、菊池と連続タイムリーが飛び出して、一挙4得点となり、試合を優位に進めて行くことが出来た。

そこで僕が着目したのは。
野間のタイムリーが出て2点目を挙げられたこと。
僕は、ココが大きかったと思う。

リズムの良い攻撃でチャンスを広げ、打順が上位に回ってくる。
そういう「絶好の得点機」で、野間が凡退に倒れて無得点だったら。

・・・考えるだけで頭が痛い(笑)

それぐらいあそこは「是が非でもココで一本!」という場面だった。

野間が打って打線に火をつけてくれたからこそ、チームの勢いに乗って、宇草が続いた。菊池が続いた。一気呵成に攻めることが出来た。僕にはそう思えた。

初回の価値ある得点に、5回の価値あるタイムリー。

途中、絶好調モードから落ち着いた時、1番打者を外れて、ベンチスタートになったこともあったな。

しかし今は、1番バッターは、野間しか僕には考えられない。
秋山翔吾が来たらどうか分からない。

これからも頼むぜ、野手キャプテン。

中村 健人

<フェンスギリギリの大飛球をジャンピングキャッチ>

7回に大山のツーランが飛び出して3点差に縮められた。

直後の8回、先頭バッターの北條に、ホームラン性の当たりをかっ飛ばされた。

僕は正直「(入ったか・・・)」と思って見ていたが、ボールは、スタンドでもなく、フェンスでもなく、健人のグラブの中におさまった。

「(健人~!)」!

あいにく、タイガースファンの父親と共に観戦をしていたので、ファインプレーを手放しで喜ぶわけにはいかなかったが、心の中で、大声援を送らせていただいた。

もしあの場面、アウトが取れていなかったら。
阪神は自慢の上位打線にまわってくる良い流れでもあった。

大山のツーラン。
阪神の勢い。
連敗中のカープ。

無論、追い上げムードも、俄然、高まっていたことだろう。
だからこそ、あの場面でアウトを取れたのは、非常に大きいプレーだった。

現役時代、外野手として鳴らした緒方さんも称賛されていた。
ルーキーとは思えない守備の上手さだと褒められていた。
良かったな、健人。大いに自信にしてくれ。


気になったこと

床田、今シーズン4度目の連敗ストッパー

すご(笑)

思わず語彙力を失った。
これには佐々岡監督も最敬礼。

心なしか、勝利が決まった後、先発投手をねぎらう姿も嬉しそうだった。
僕はあの瞬間が好きなんだ。
肩をよしよししながら、スキンシップを取っている。
えらいかわいいじゃないか。佐々岡監督。

大量得点を取って大勝した時の勝利インタビューも特徴がある。
「ファンの声援に後押しされた」という文言が良く入る。
座右の銘が「感謝」である佐々岡監督らしいコメントだ。
負けが込むと叩かれやすいきらいがあるが、僕は好きだぜ。

すまない。
佐々岡監督をイジるつもりはなかった。
キーボードを叩く手が勝手に動いてしまっていた。

コホン。

床田のピッチングを見ていても「連敗をストップさせてやるぞ!」という気概を、良い意味で、感じなかったな。

良い意味でね。

先ほど「床田が好投している時は涼しげに投げている」と書いたが、まさにそんな感じ。

内に秘めたる闘志は熱いモノを持っているだろうが、端から見ている僕としては、全く気にせず、自分のペースで投げているように見える。

それでいうと、九里は、正反対のようなピッチングをするよね。

元々、力投型のタイプではあるが、チーム状態が良くない時は特に、全身の力を込めて投げ込む姿を良く目にする。味方のチームでありながらも、みなぎる気迫に圧倒されたりもする。

もちろん、どちらが良くてどちらがダメ、という話ではない。
床田の飄々さも好きだし、九里の無骨さも好きだ。
個性豊かな選手が揃っているカープのみんなが、僕は好きだ。

栗林、マツダ通算40試合目で初失点

(むしろ初失点なのかよ・・・)

いや、なんとなくそんな気はしていた。
大山にタイムリーを打たれた時。

サンテレビでは紹介されなかったので、「あれ?どっかで失点したっけなあ・・・」と思いつつ、そのまま観戦していたが。やはりそうか。初失点だったか。

確か、オープン戦では失点したんだっけかな?
それでまたクローズアップされていたよね。

コメントを通してでしかファンには想像出来ないが、本人的にはどうなんだろうなー。無失点ピッチングが続くのって。

僕だと、嫌だな。
なるべくハードルを下げて生きようとしている人間だからさ。
期待値が上がれば上がるほど、いつも通りのことも出来なくなっちゃう、ノミの心臓を持っているからね。

そんなことを考えてみたけど、そもそも、大きなプレッシャーに晒される機会は今後もやってこなさそうだなと思うと、不毛な問いだなと感じた。僕は思考を中断した。

失礼。

栗林、今日はお世辞にも調子が良いとは言えないピッチングだったけども、最終的に、勝ってマウンドを降りられるのが、彼の凄いところだと言っても良いんじゃないかな。

糸井を三振に打ち取った場面とか、特にそう感じたね、僕は。

近本、佐藤輝明、大山の3連打が飛び出して、糸原はセンターフライに打ち取るも、センター正面付近に飛んでくれたというだけで、しっかりと捉えられていた。ヒット性の当たりだった。

そういう中、代打で糸井が出て来た。
今シーズンの糸井はハツラツと元気なプレーを魅せている印象が強いのもあり、ヒヤヒヤしながら見ていた。

結果は、決め球のフォークを狙い通りの高さに落として、空振り三振。
ココは思わず唸ったよね。
もちろん、タイガースファンの父親が間近に居たから、心の中で、だけど。

ボールがいつもと比べて走っていない、コントロールも乱れ気味。
そういう不利な状況下でも、ここぞの場面では間違えない。
だからこそ守護神なんだなと。そう感じる瞬間だった。


おわりに

<今日のようにワンチャンスをモノにする野球を!>

初回は、野間のヒットからランナーを進めて、マクブルームのタイムリーに繋げる、幸先の良いスタート。

5回は、下位打線から連打が生まれて、床田がキッチリと送りバントを決めて、野間・宇草・菊池の上位打線のタイムリー3連発が飛び出して、一挙4得点。

”得点出来るチャンスを潰すことなくしっかりと攻められた”

そういう「理想的なゲーム運び」が出来た試合でもあった。

毎試合、なかなか理想通りには行かないものだが、大量得点を望めるラインナップではない以上、少ないチャンスをいかに取りこぼさないか。ココが重要になってくるのは間違いない。

明日も安定感抜群のガンケル。
ロースコアが予想される。
今日のような進塁打やバントも絡めて、泥臭く、点をもぎ取りたいね。

というかさあ、阪神さん、良いピッチャー沢山居ますよねえ・・・。

またそれもさ、コントロールが良い投手がゴロゴロ居るんだよな。
なんかそういうイメージ、強烈にあるんだけど。詳しくはないけど。

西勇輝に、ガンケルに、伊藤将司に・・・。
秋山は、今年、苦労しているのかな。

青柳に至っては、制球は割とアバウトな印象を持っていたのに、年を経るごとに良くなっていって、今はコーナーにズバズバ決めてくるんだよね。

コントロールって指導で改善されるものなんですか?
ウチの若手投手陣にメソッドを叩きこんでもらえませんかね?

とか言ってみたり(笑)
僕は山口翔を一軍で見たいので、彼だけでも、何とかしてやってください(笑)

遠藤が1軍で活躍している姿を見て、焦燥感に駆られているかもな。
その悔しさを成長の糧にしてもらいたいね。
熊本工業の頃から気になってた選手。良いストレート投げていたんだよ。
このままで終わるピッチャーじゃないはずだ。

はい。

なぜか山口翔への熱いメッセージになってしまっているので、この辺で切り上げましょうか(笑)

それでは、また。


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