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【夢日記】<前編>プロ野球選手になった僕は、1軍初登板&初先発を経験することになり・・・。

【はしがき】

「今日から『広島-DeNA』のクライマックスシリーズが始まるぞ!」と思いながら眠りについたからか、ガッツリと野球の夢を見た。我ながら単純な人間である。そういうところも嫌いじゃない。(自分で言うな)

最低でも、今日と明日、14日と15日の土日は、クライマックスシリーズが行われることを受けて、前後編で、ガッツリと野球の話を展開してみようと思う。

興味の無い方は、ごめんなさい。ブラウザバック推奨です。ちょっと今回は、野球ファン向けの内容になると思うし、そんな人向けの小話も、結構出すつもりです。ごめんなさい。(二回目)


夢の世界で、僕は、プロ野球選手になっていた。それも、贔屓にしているチーム、広島東洋カープのユニフォームを着て、1軍のマウンドに立っていた。

「マウンドに立っていた」と書いたように、僕のポジションはピッチャーだった。「1軍」とも書いたが、今日の試合が「初先発&初登板」だったようで、僕は、ガチガチに緊張していた。

ちなみに、相手チームは中日ドラゴンズ。球場は、ホーム球場のマツダスタジアムではなく、ビジター球場のバンテリンドームだった。

相手打線の力量と投手有利の球場を踏まえて「初先発&初登板」に最適のカードだなと首脳陣は判断したのかもしれない、などと言ってしまうと、ドラゴンズファンにドヤされてしまうので、内緒にしておきます。

そんなブラックジョークを言っているから、2023年シーズンのカープは「なぜドラゴンズに勝てないのか?」と話題になるぐらい、相性の悪さを露呈したのかもしれない。すみません、すみません・・・。

それに、僕の記憶が正しければ、3連覇の頃、他球団には全チーム勝ち越したのに、唯一ドラゴンズにのみ負け越した、そんな年もあった。そう。今年だけ異例、というわけでもないのだ。

具体的に、どういう理由で相性の良し悪しが起きているのか、などと論じることは出来ないけれど、カープファンから見たドラゴンズは、決して下位に沈むチームに見えないんだけどなぁ、と感じている人は、僕以外にも、結構居るような気はする。

今シーズンで言うならば、カリステか。メッチャ良いバッティングするのに打率は2割3分ぐらい。「あれ~?」と思ってチーム別打率を見ると、カープ相手だと3割5分ぐらい打ってたんだっけ。確か。「なるほどね~(笑)」っていう。

カリステ、カープ戦で見ていると、ガツンと引っ張って長打を飛ばすことも出来るし、コツンと流して軽打&巧打も打てるし、コースに逆らわず、フェアゾーンを広く使ったバッティングが出来るから、もっと打率残しそうなんだけどねぇ・・・。来シーズン、日本の野球に順応してブレイク、そんな期待もあるかなぁ?

話の流れで軽く触れておくと、梅津晃大、トミージョン明けのピッチング、見ました。阪神戦だったかな。メチャクチャ良かったね。スケール感が更に増してたし。故障期間中に体がパッと見でデカくなる選手って来たい出来る。2024年シーズンが楽しみ。今年でいうところの村上頌樹ぐらいの大ブレイク、見てみたいっす。不可能じゃないはず。

注釈

僕は、マウンドに上がってから降りるまで、ずっと緊張感を抱えながらのピッチングになったが、どうにかこうにか、5イニングを投げ切り、幸運にも勝利投手の権利を得た状態で、リリーフ投手へとバトンを繋ぐことが出来た。

具体的な投球内容は詳しく描写されなかったが、おそらく、5回2~3失点ぐらいだったと思われる。ダグアウトで戦況を見つめながら「先発投手として『試合を作る』という役目を最低限果たせたかな・・・。」と、自身の投球を振り返っていたことは、良く覚えている。

しかし、そこからが、長かった。

試合が後半~終盤に入るにつれて、取ったら取られての繰り返し。俗に言う「シーソーゲーム」のような様相を呈して、試合は延長戦へと入っていったのだ。

そもそも、僕は、5回2~3失点のピッチングで勝ち星が転がり込んでくるのは、さすがに虫の良い話だよな、と思っていたフシもあり、味方の投手が打たれた結果、自身の勝利投手の権利が消えたことには、特段、ネガティブな心境にはならなかった。

ココの描写は、少し前に、「マー君(田中将大)って日本に戻って来たからダメなん?」と、僕の母に聞かれ、「今シーズンは苦しんだ印象も強いけど、一昨年と去年は、援護率の兼ね合いも大きかったよ」「ピッチャーがコントロール出来る指標で評価すれば、ダメ、の二文字で済ませるような結果ではない」といった話をしたのが関係しているのかもしれない。

僕の母がそうであるように、ライト層、野球ファンとは言わずとも興味関心は多少あるよ、そんな人からすると、勝ち星と負け星の情報が先行して「田中将大は日本復帰してからダメだ」という認識になりやすいのであろう。

それに類似した話で、ライオンズの隅田知一郎の「1勝10敗」の記録が僕の周りで話題に上がったこともあるのだが、僕から言わせると「それだけ登板機会を与えられるということは投球内容を評価されている証でしょう」になるわけだ。前述の田中将大も然り。

断っておくと、僕は、カープファンゆえに、パ・リーグの野球は、正直、あまり詳しくない。じっくり見られるのは、交流戦でセ・リーグと対戦する時か、パ・リーグのみ試合が行われている時間帯(意外と平日のデイゲームでカードが組まれていたりもするよね。アレは嬉しい)に限られるからだ。

それでも、ある程度は「こういうことなんじゃないかな?」と仮説を立てることは出来る。「(隅田で言うと)1人のピッチャーで借金9は(悪い意味で)エグい!」で終わらせるのは早計じゃないか、と僕は思う。

注釈

最終的に、12回まで試合は進んで、総力戦の末にドローゲーム、そんな予感すら漂って来たのだが、最後の最後に、我らがカープは、待望の勝ち越し点を挙げることとなる。

カープは(どういう状況でそうなったかは描写されていなかったのだが)一死三塁のチャンスを作り、バッターは、頼りになる男、西川龍馬。当然、1点もやれないドラゴンズは、前進守備を敷いて本塁阻止の構え。果たして、勝負の行方は・・・。

「ビュッ!」
「スパーン!」

「一閃」という熟語が似合う、龍馬らしい、バットでボールを切り裂くような(?)スイングから放たれた打球は、あっという間に外野へと飛んで行ったのだ!

だが、惜しくも、守備範囲の広さに定評のある岡林勇希の好プレーに阻まれ、ヒットとはならなかった。とはいえ、犠牲フライには十分過ぎるぐらいの飛距離だ。三塁ランナーは、悠々とホームへ生還することが出来た。

僕は、喜び勇んで、とでも言うのか、まるでサヨナラ打を決めたかのように、思わず、ベンチから少し飛び出した感じになってしまい、慌てて引き返し、恥ずかしそうに、自分の頭をさすっていた。そんな僕の滑稽な姿を見て、チームメイトは大爆笑していた。それを見て僕も笑った。龍馬も笑っていた。笑顔って、やっぱいいもんだなぁと、改めて、思った。

しかし、喜ぶにはまだ早い。待望の勝ち越し点と言っても、リードは1点なのだから。気が付けば、顔を綻(ほころ)ばせていたチームメイトは、みんな、キリッとした精悍な顔つきに変わっていたのだ。

喜ぶ時は思い切り喜び、締める時はしっかり締める。そういった切り替えの早さも、さすがプロだ。僕は、心の中でリスペクトの念を強めながら、口元の緩みを抑えるように、力を入れて、口を真一文字にして、再び戦況を見つめていた。

・・・・・・。

「ビュッ!」
「ブルーン!」
「ストライク!バッターアウト!」
「ゲームセット!」

最後、ブルペンには、益田武尚とアドゥワ誠しか残っていなかった中、益田を送り出した新井貴浩監督の期待に応え、三者連続三振という圧巻のピッチングで、見事、カープは勝利を収めたのだった!

「益田武尚・アドゥワ誠」っていう感じが、僕の夢っぽくて面白い。「来シーズンブレイク期待枠」に名を挙げることが多いピッチャーなんでね。

益田は、割と、まぁ誰が見てもそうだよね、って印象があるんだけど、アドゥワもね~、面白いと思うんだけどなぁ~。イチオシの選手。

じゃあ、最初に益田について軽く触れておくと、三者連続三振、これ、1軍初登板だっけか、そんな華々しいデビューを飾ってたよね。夢を見て思い出させてくれる。いいもんですよ(笑)

で、アドゥワについて語りたくなったんで、割とガッツリ書きますか。

まず、今シーズン、僕が「おっ!」と感じた一番のポイントは、試合中、本人の談話が紹介された時に「ストライク先行とバッターを意識し過ぎないことを念頭に置いている」といった旨のコメントをしていたことと、それを実践出来ている場面が随所に見受けられたこと。個人的には来年もそのテーマで投げて行って貰いたいと思っている。

思い返せば、2018年シーズンのアドゥワのピッチングも「なぜか点を取られない」と話題になった記憶がある。ランナーは出すけどホームは踏ませない。ランナーが居る場面で「火消し」の役割を期待して投入しても、淡々と自分のピッチングをしてくれる。ああいう投球スタイルが見てみたい。

「クセ球」と呼ばれる動くボールの特性を活かそうって気持ちが伝わって来るんだよね。「ストライク先行&バッター意識し過ぎない」ってところに。

思い出すのはヤクルト戦の回跨ぎ。あの試合はそれこそ「THE・総力戦」で、野手も投手も使い切って、11回からアドゥワが投げて、決着付かず12回になっても他に誰も居ないって状況で、無失点に抑えてくれてね。結果はドローに終わったんだけど、あの時、サヨナラ決めて、勝ち星付けてあげたかった~。ヒーローインタビューで声も聞きたかった~。

そのヤクルト戦で言えば、村上宗隆に対して、ゾーン的には甘くて、逆に見てるこっちがヒヤッとしそうなんだけど、臆さずにストレートをポンポンって投げ込んで、ストライク先行で投手有利のカウントを作って、勝負を優位に進めてて。「肝っ玉が据わってんな~!」と思ったよね。並みの投手だと「甘く行ったらやられる」と思っちゃうとこをさ。

あと、最後にもう一つ触れておくと、アドゥワ、パッと見、フィールディングに難がありそうなタイプに見えるんだけど、メチャクチャ上手いからね。これ、高校時代、松山聖陵の頃からだから。甲子園見ててビックリしたもん。長い手足を器用に使いこなしてて。面白いなぁ~と思ってたらカープが指名するんだから。そりゃあ期待したくもなるよね(笑)

注釈

~後編へ続く~


※後編

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