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Endurant / Bloodywood 歌詞全和訳

BloodywoodのEndurantを訳しました。MVをご覧になっていない方は訳を読む前でも後でも是非通しで見てください。ネタバレ厳禁!MVを見ればすぐに分かるように、Endurantはいじめについての歌になっています。
今回はできるだけプレーンで分かりやすい訳を目指しました。黒字がJayantのパート、赤字がRaoulのパートです。
ヒンディー語部分は、Cambridge Dictionaryの機械翻訳も参考にしました。
https://dictionary.cambridge.org/translate/


歌詞全訳

注釈

※1 [Do you see, you gave me the power I need] ここでの[you]「お前」は、いじめっ子のことです。いじめっ子にいじめられることで、むしろ忍耐や寛容さ、自身への愛といった力を得たのです。
※2 [wage peace]「平和を敢行しろ」というと変な言い方ですが、その理由は後に続く文にあります。[- through the blood through the mic through the ink] 直訳「血を通して、マイクを通して、インクを通して」「血」は、いじめによって心や身体を傷つけられて流した血でしょう。その「血」と、「マイクを通して」話す言葉、「インクを通して」書く言葉で人々に語りかけ、能動的に平和の実現を推し進めることが[This fight]「この戦い」だということですね。

あとがき

主人公のいじめられっ子が心の淵で見つけた「光」は、希望でしょうか、勇気でしょうか。この曲はいじめに遭った人を勇気づけるだけでなく、いじめでも何でも被害者が責められることのある世の中で、あの時言い返さなかった、反発しなかったいじめられっ子を「許す」内容でもあると感じます。被害者は自分を責めてしまいがちなので、それでよかったのだ、自分を愛してよいのだと言ってもらえることはとても大きいです。
Bloodywoodの曲は歌詞の内容も重要なので、訳でもいいので読んでもらいたいですね。今回は難しい言い回しや比喩が少なく、注釈は少なめです。内容的に子供にも見てもらうことを意識したのかもしれないですね。他の曲も訳しているので是非!

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