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「美味しい」の文化を絶やさないよう、 CONECTOは食業界を守っていく

みなさん、はじめまして。
「食業を、ワクワクする職業に」をミッションに掲げる、株式会社CONECTO代表取締役の石田龍之介です。

2020年3月に設立したCONECTOの新事業リリースに先立って、僕の思いや事業、食業界について発信していくnoteを立ち上げることにしました。今回は自己紹介として、「僕がなぜ食業界にイノベーションを起こしたいと思うようになったのか」についてまとめています。

新型コロナウイルスの影響を受け、食業界は今とても厳しい状態にあります。このまま労働集約型ビジネスで店舗に依存し続けていては、業界が追い込まれていくばかり。

これからは、ウイルスの波に左右されない新たなビジネスモデルの展開が必要です。CONECTOは、全力でそのサポートをするために生まれました。

19歳、「料理人になる」という夢を手放す

都内でレストラン経営をする両親のもとに生まれた僕は、「飲食業界」という言葉を知るずっと前から、当たり前にこの業界が生活の中心にありました。両親から「継いでほしい」と言われたことはないけれど、レストランでお客さんを笑顔にしている人の姿を間近で見ているうちに、自然と抱いた夢は「料理人」。

両親が経営するお店でアルバイトをしながら、調理の勉強に没頭する日々を送っていたけれど、19歳になった時、その未来を描けなくなりました。


この業界には、あまりにも才能者が多すぎる。


実家が経営するレストランのひとつ「Leffervescence」は、2011年からミシュランで星を獲得しています。業界のトップランカーとして認められる料理人の凄さが見えるからこそ、「自分の技量ではこの市場で勝ち残れない」と痛感しました。そこで、ずっと抱いてきた「料理人」という夢を手放すことに決めました。

けれど、物心つく前から携わってきた食業界に顕在化している「課題」についての知識量は、少なくとも10代では群を抜いているはず。

料理人という道ではないけれど、マーケティングやIT技術によって、良い味、良い店、才能あるシェフたちを守っていくことに尽力したいと思うようになりました。


株式会社favyと出会い、
食業界をサポートすることの難しさを学ぶ

料理人への道を絶つと決めてから、当初予定していた海外留学をキャンセルし、何から一歩踏み出すべきか悩んでいた時に出会ったのが、「飲食店が簡単に潰れない世界を創る」というビジョンを掲げていた株式会社favy。

食×ITで業界を前進させていく姿勢に共感し、すぐにインターンを始めました。その後正式に入社して、配属されたのは社長室。0から1が生まれる過程を、社長の側近でひたすら学ぶことができたのは本当にありがたかったです。

新店舗の開発事業や、マーケティング戦略に携わり、自社店舗を持つためのクラウドファンディングの運営を任され、3,000万円以上の資金調達にも成功しました。

けれどもちろん失敗もあって。
社内で大きなプロジェクトのメンバーに選んでいただいたものの、期待されていた結果を残すことができなかった。反省や後悔は数え切れないほどありますが、「協力していただいたシェフのサポートを充分にできなかった」ということが、何よりも悔しい。この失敗で得た後悔が、CONECTOの創業にも深く関わっています。


「誰と出会うか」で、
食業界は大きく変わっていく

favyでの大きな失敗を経て、自分のなかで改めて「本当に必要なサポートとは」「今の食業界でもっとも大きな損失とは」を考える日々がしばらくつづきました。

この答えが見つかったら独立しようと思いながら、友人に相談をしていた時に言われた、「食業界に特化したWantedlyがあればいいのにね」という言葉がCONECTOの構想に繋がっています。

忙しいシェフであればあるほど、他業種のプロと出会う機会を損失しているという課題は、僕自身昔から感じていたこと。

料理の腕だけでなく、自己プロデュースし、時流を読みマーケティングまで完璧にこなしレストラン運営できるシェフは、本当に一握りです。

だからこそ、「誰と出会うか」がシェフの可能性を最大化させる重要な鍵になる。とはいえ1日の大半を現場で過ごしているシェフたちが、他業種の様々なプロと偶発的に出会い、ビジネスパートナーになるのはとても稀有です。

それなら僕は、「出会いの機会損失」を少しでも減らしたい。


労働集約型の食業界を、
「稼ぎやすい業界」に変えていきたい

今の食業界には、“展開力”が圧倒的に足りていません。店舗運営を阻まれても崩れないよう、キャシュエンジンを分散させることが必要不可欠です。

時間の切り売りではなくて、少しの知識をお金に変えていく意識が、業界を前進させていく。

飲食店オーナーの息子として生まれ育ち、飲食畑でずっと料理人の社会を見てきたうえで、ITやコンサル経験を積んだからこそ実装できるはず。そう思いfavyを卒業し、CONECTOを立ち上げました。


食業界がひっ迫している今だからこそ、1日も早く食業界に「出会うきっかけ」「踏み出すきっかけ」を提供する事業をリリースしたいと思っています。次回のnoteで詳細を発表する予定なので、もう少しだけお待ちください!

ここまで僕の辿ってきた道のりを読んでくださって、ありがとうございます。これからリリースや食業界にまつわる様々な発信をしていこうと思うので、どうぞよろしくお願いします。


Voice:石田龍之介  
Writing:ほしゆき
Photo:こだまっち

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