困惑

今日は、今晩は、お早うございます。メガネ総帥です。
なるべく日を空けないように投稿したかったけどここ最近異様に疲れて全然かけませんでした。継続大事。疲れても何か少しでも書けるようにしたいものです。
今回は前回突然800mか5000m競歩を選べと言われて困惑したところからになります。本当に困惑したんですよ。

顧問から言われたことに私は激しく動揺しました。800mは一度走ってから個人的には二度と走りたくない種目とも言えます。かと言って5000m競歩なんてまず練習もしたことないし5000mなんて距離自分には無理だと思いました。私は取り敢えず800mはやりたくなといと伝えると顧問は「じゃあ競歩だ。練習を始めるぞ」と言い放ちました。いや私競歩するなんて一言も言ってないのですが...と困惑しつつも完全に流されました。
練習を始めると分かったことがありました。私の膝は過伸展といういわゆる逆膝曲がりな伸び方をするのです。競歩はルール上、軸足が地面と垂直になるまで膝が伸びていないといけません。私は特に意識せずとも膝が伸びるのです。もちろん過伸展は膝への負担が尋常ではないので気を付けなくてはなりませんし、一概に競歩に向いていると言ったわけではありません。しかし、私の場合は過伸展のおかげであまり意識する必要なく練習できるのありがたかったです。1週間ほど経ったところでだいぶ動きも安定してきました。顧問から競歩の才能があると言われた時正直めちゃくちゃ嬉しかったですね。幅跳びも長距離走も短距離走でもみんなについていけず落ちこぼれていていつも怒られてばかりだったのにそう言ってもらえる日が来るとは思いませんでした。

改めて、競歩のルールをめちゃくちゃざっくり説明しますが、まず競歩には

「ベント・ニー」
前足が地面と垂直になるまで膝を伸ばしていないといけない

「ロス・オブ・コンタクト」
片方の足が必ず地面と接して居ないといけない

という2つのルールがあり、レース中は10人の審判員がジャッジしています。レース中には上記のルールを違反している選手に対して黄色のパドルで注意をされます。また、注意をされても直らない選手に対しては警告が出されます。警告は基本スタート地点に置かれている警告掲示板にナンバーと共に表示されます。警告が3枚になると赤のパドルを出され失格になります。現在は新ルールも導入されて3枚の警告で一定時間ペナルティーゾーンに入るといったこともあります。

話は戻って、夏休みも終わり、新人戦。
5000m競歩に初出場した私は、残り250mを残してタイムオーバーになりました。上記のような失格と違い大会の進行の都合で競技時間が30分だったのです。練習期間も少なかったので仕方のないことだと思いましたが悔しさがありました。違反もしていないしゴールまでほんの数メートルじゃないかと...。
大会も明け、今度は記録会シーズンです。駅伝に向けて走りまくりの日々が始まるのです。新人戦までは走りより競歩の練習が多かったので走りも頑張らなくては。
そう思っていた時、毎週顧問に提出している練習日誌が返却されるとそこには、

「お疲れ様。これからも競歩でがんばろう!!!」

まじでか。

はい、かなりあっさりと書きましたがこれが私の運命の歯車を大きく動かしました。競歩は挫折した人がやるものだとか逃げだとか以前は言われることが多かったです。私の場合、逃げというかそれしか選択肢がなかったんですよね。800から逃げたというんですかね...でも元々800も専門ではなかったので。
最近では競歩が世界陸上で金メダルを取ったりとオリンピックでもメダル最有力種目とされています。皆さんも是非競歩に興味を持っていただければと思います。
では、次回から競歩本格スタート編です。地獄です。

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