高校生編 最初からクライマックス

今日は、今晩は、お早うございます。読み返すたびに誤字を見つけて悲しくなるメガネ総帥です。
今更なんですが、私の出身県について最初のnoteで書いたつもりだったのですがプロフィールのところにちょろっと書いていただけだったのでここにも書かせて頂きます。
出身は愛知県です。高校卒業と同時に上京しました。上京の経緯については高校生編で話します。
そんなこんなで遂に高校生編突入です。私の人生の中で非常に濃い思い出が残るのが高校時代になります。人生を語るほど生きているわけではありませんが本当に濃ゆいのです。高校時代を楽しみすぎた反動で大学生活に絶望してし留年につながったのではと思ってしまう程に...。

私の入学した高校は県内の公立高校で唯一スポーツ科学科を持ち、希望者は寮生活もできるかなり変わった高校でした。寮といっても寮母さん等もいないので先生達が毎日舎監として泊まり、平日のみ寝泊りするシステムでした。なので寮生は月曜日の学校終わりに帰寮し、金曜日には学校から自宅に帰ることになるのです。変わってますよね。

そんな寮にも入り、益々高校生活に夢が膨らみます。今までに経験のないことが待ち受けているのだとウッキウキです。
入学から少しして陸上部への入部もしオリエンテーションに臨みました。オリエンテーションでは私が希望していた跳躍ブロック希望の人と話し意気投合、「一緒に頑張ろうぜ」と部内で初の友人になりました。
その後ブロック希望調査のようなもので顧問の先生と面談になります。面談する顧問は前回話した説明会に来ていた先生になります。そこで先生から衝撃のことを提案されました。

「お前が走り幅跳びで活躍する姿がどうしても見えない。長距離で上を目指さないか」

「ナニヲイッテイルンデスカ?」です。訳がわかりません。当然その気はないと伝えました。そもそも私の当時の1500m走の記録は6分台でそれ以上になったらもうキツくてキツくて仕方ないし何より長距離からは逃げた身です。やりたくないのです。それをいきなり幅跳びの可能性を否定され長距離って何を考えているんだこの人はとめちゃくちゃ怒りましたね、内心で。
友人にも話したところ「意味わからん。無視して一緒に幅跳びしようぜ」といってもらいました。無論そのつもりでした。
しかし、心の中では迷っていました。それは先生から言われた活躍する姿が見えないということでした。インターハイのレベルすら知らなかったし部内のレベルも高い。その中で活躍できるかと聞かれたらうなずけるものではありませんでした。陸上を楽しめたらいいと思って入っていきなりのことだったのでぐちゃぐちゃになりました。
その後も顧問からは「高校駅伝に数年ぶりに出場する。そのためにはメンバーが必要だ。」とも言われました。正直揺れました。駅伝。それを聞いて揺れない訳がないんです。でも走れる訳がない。私は遅い。無理なのです。

1週間が経とうとする頃、母に話したところ「長距離いいじゃん。せっかく誘ってもらったのならやればいいじゃない?」と言われ私は「簡単に言わないでくれ」と初めて陸上のことで怒りました。しかしこれは完全に逆ギレです。母が簡単にいった訳がないのです。わかってはいた。それにこれは自分で決めることであるのだ。自分はバカだったなと思います。

私は、自分の実力を改めて理解し、長距離ブロックへはいる決意を固めました。親に逆ギレしたことや先生に言われたことを踏まえて考えました。正直長距離で活躍できる気もしません。ただ、一度逃げたことにもう一度向き合う機会もできました。
顧問に話すと「最後まで面倒みてやるからな」と言って頂きました。
こうして私の高校陸上の幕が下りたのです。


ここから自分の想像もしていなかった世界が広がっていきます。
正直、この高校に入っていなかったら私は陸上を大学まで続けることはなかったと思います。
次回また長くなりますが、1年の夏合宿まで話ができたらなと思います。
ありがとうございました。

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