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「本格的ないじめ」への昇格①(サチコと共に序章を開拓…)

皆さん、おはようございます。
ryukoです。


    再び今日から
   「黒い引き出し」
を1つ開けてみようかと思います…。(笑)

皆さんの中には「いじめられた」経験を持つ方が
必ずいらっしゃるかと思います。
辛いですよね…。
少なからず、私もそれを経験した一人です…。
何が悪いのか、よくわからないまま
そっちの世界に突入してしまうものです…。


  私の通っていた小学校は、地元の
    「土地開拓者体験」
   の学習に力を入れていた。

歴史を勉強したり、山に入り荒れ地を耕して
サツマイモを植えたり収穫したり…。

  もちろん、この時間も私には
   「大嫌いな時間」…(笑)

  ただですら広島「平和学習」もあり
  戦争や原爆についても当たり前のように
  学びが勧められるので暗い授業が多い…。
 
   「これやって、何になるんだろう」

  こまっしゃくれている私はよく思っていた。
  体験したところでその時代の人たちの感情を
        「共有」
       
しようなんざ
      「おこがましい」
       行為ですよ。
              全く…。


   5年生の時、学習発表会の演劇で

 「開拓時代の差別や貧しさと向き合い
  未来に差別のない世の中を夢見る…」

 という趣旨の創作劇を発表することになった。

       まさかこれが
   「悲劇の始まり」だと気が付いたのは
        「主役」
    に「私」が決まった瞬間だった…。

       今までの役は
        「ワカメ」
   揺れるだけの私…(ユラユラ全身で表現)

      立っているだけの
         「木」
     (枝を両手に持つやつ)

    いつも舞台の端っこで美しく
     ( 私の美学…笑 )

    その役を全うするのが役目…。

    あ!  「ちょうちょ」の役で
      「私、毛虫きらーい」

    セリフ1つの役の年もあった!(笑)
  (ちょうちょ…なのにねえ、変なセリフ…笑)

       その年の主役は
  いつも村人からいじめられ(村人より格下)
     「これっておかしくない?」
     そう気が付いて、世間の理不尽さに立ち向かう
         という役…。

    みんな、やりたがらなかった…。

   「こんな役、誰もやりたくないよねえ~」
   「そうそう。普通の村人役が楽しそう」
      ↑ いじめる側ね…(笑)

        そして
     「魔のささやき」が…。

「ryukoちゃんがやれば?似合うんじゃない?」
「そうだね、暗いし目立たないし、ぴったり!」

(けなされているのか、持ち上げられているのか…)

        ドキッとした…
    私の名前が挙がっていることに…。

     
      それから数日悩む…。
     「ヒエラルキー上層」
     子たちはやりたがらない役…。

      「脇役から昇格」

     できる滅多にない機会…。

  立候補しても、疎まれない…かも…。
  今の自分から脱却できるチャンス…。

  …そして、配役の決まる日を迎えた。
      他の授業中でも
    「ドキドキ・ドキドキ…」

     午後の最終授業…
    「配役決め」の時間。

   他の役は次々と決まっていく。
    「主役」は空席のまま…。

   でももう、心は決まっていた。
    「主役に立候補する!」 
     

   そして主役の立候補を募る
    その時がやってきた。

 「はい。では次に主役をやりたい人?」

       と先生が…。

  …下を向いて…目をつむり…勇気を出して…。

      「大丈夫・大丈夫」
     と自分の心を励ましながら…

       手を挙げた…。


     …教室は、静まり返った…。
      「ん?どうした?」
     …恐る恐る目を開けると…。

    もう一人、手を挙げた子がいたのだ!

   【 しまったああぁぁぁ!!!( ;∀;) 】

      なんとヒエラルキー
    「中の上」階級の顔の可愛い子…。
    こんな落とし穴が…私としたことが!

    みんなもびっくりしたのでしょう。
       私もびっくり…。

    「はいはい、引きましょう。
         ここは引きましょう!」

     心がプラン変更を叫んでいます。

    「先生…私、希望を取り下げます!」

        すると先生は

 「ここは公平にジャンケンしましょうか!」
 いらん事いうな!波風いらん!!頼む!先生…

    「…いえ、大丈夫です。
       きっとAちゃんの方がいいです」

    そしたらばよ。Aちゃんが…

  「先生の言う通りよ!
   ryukoちゃん、ジャンケンで決めましょ!」

  分かっている…悪気はない…公平な判断だ…
    Aちゃん…普段から優しいし
     彼女が転校してきた時は
    一番初めに私と仲良くなって
    家にも遊びに行ったことがある…。

      「チャンスをつかめ」
       …心も言ってる…。
      ジャンケンに負けても
       「安心する自分」
         もいる…。

    どっちでも大丈夫だ…!(^<^)

  「…わかりました…。ジャンケンします…」

        そして…

   …ジャンケン・ポン!… ( `―´)ノ!

          …

  “パー”を出した…私の勝ち!!!( *´艸`) 
    心に「バラ」の花が咲き乱れた。

        …その瞬間…

    「ワアァーーーーン!!」

   Aちゃん…大きな声で泣き崩れた…。

     ・・・。 ・・・。

  たちまち、教室中がAちゃんに対する
      同情でいっぱいになる…。
  (やばいよね?これやばいよね?)

    心の中は「焦りまくりの私」へと
     「色」が変わっていく…。

  「Aちゃん、可哀想!
   ryukoちゃんが手なんて挙げるからよ!」

  「Aちゃんがやればよかったのに!」

     あんたたち…「私」が
   やればいいと言ってたじゃん!

    「ううん、私がジャンケンに
     負けたんだもん仕方ないよ」
     
     お前もいらんこと言うな!
    (悪気がないことが罪だ!)

    なかなか泣き止まないAちゃん…。

   状況をしばらく見ていた先生…
   「んまあ!
    公平にジャンケンで決まったのだから
    主役はryukoさんで!笑 」

   【 爽やかに言うな!怒 】

   …そして、授業は終わった…。

     
     その日を境に「教室の隅」で
     大人しく過ごしていた私は

      本格的な「いじめ」
    への対象に「昇格」したのだった…。


     主役の名前は「サチコ」

   「サチコよ…お前のことは
      一生忘れられない存在になったよ…」


P.S
 人生であんなにジャンケンで
  「負ければ良かった」
 後悔したのは最初で最後です(笑)
  この経験がなければ
 何かに「チャレンジする勇気」
 もう少し持っていたことでしょう。

 さあて、今日は運動不足解消
 「縄跳び」やろーっと!(笑)

お天気も良くなりそうだ! 前向き・前向き!

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