アルバイトの問題行動すぐに取り組める対策方法

SNSの発展により簡単に情報発信ができるようになった昨今ですが、
情報発信しやすくなった分リテラシーの問題がついて回るようになりました。

ちょっとした不正が明るみになりやすくなったと同時に、最近多発しているアルバイトスタッフの問題行動のようなものも世間に露呈しやすくなりました。

世の中の偉い学者さん達が色々な論調を発信していますが、もともと現場にいてアルバイトスタッフ達と直に接していた人間からするとそんなに難しい話ではないのではないかと感じているのが正直なところです。

今回はどんな対策を講じればいいのかと言うことを書いていきます。

SNS問題解決方法

これって結構簡単なことだと思っています。
なぜそういったことを行ってしまうかと言うと単純に店長とのコミュニーケーションの不足が原因なんじゃないかな?と。

下手に禁止するのも僕個人としては問題かなと。

店長がいないから何してもいい、
と言う思考になってしまうのは、

店長の考えや、会社のコンセプトを明確にスタッフに伝えられていないのが問題なのです。

常々思っていることなのですが、店長というポジションの人間が明確に行動コンセプトを持って仕事していないという印象が強いことです。

まず、僕個人が学生時代、
バイトしていた時にコンセプトの説明や、
店の方針、
どういった価値を提供するのか?
その意味は?
といった話が皆無で、
オペレーション用の映像資料を流して終わり。
といったやっつけ作業が多いことがそもそもの原因だと思います。

まず時間をかけるべきところとかけるべきでないところが間違っていると思うのです。

出勤して、一番最初にやることは新人としっかりコミュニケーションを取って、店のミッションを明確に伝えること。

どういう思いでこの仕事をしてもらうかを雑談混じりで説明することです。

多くの企業はこういった視点が丸っと抜け落ちています。

バイトは、時間から時間働いてお小遣いや生活費が稼げればいいのです。

そういった前提を忘れてはいけません。

企業は安く使いたい。
個人はなるべく楽して稼ぎたい。
アルバイトスタッフとはこういった利害の一致がなされているはずです。

ここから、さらにしっかりと業務に取り組んでもらうには、従業員に対してさらなるバリューを提供しなければならないのです。

様々な媒体で使い古された表現ですが、
それがやりがいであったりするのです。

今後のキャリアのプラスになるようなものであることや、他業種でも生きるスキルであることをしっかり伝えてあげてモチベーションを上げなければならないのです。

その店で、または会社でしっかりとしたフィードバックや評価を管理責任者がしていれば店に不利益になるようなことはしないはずなのです。

そこでの承認欲求が満たされているのであれば問題ないのです。

さらに付け加えると、
SNSでの目立ち方を知らないということがあると思います。

SNS不祥事を起こした若い従業員達はブランディングという単語を知らないでしょう。

そして、多くの飲食店の雇われ店長がこのブランディングを甘く見ていると私は見ています。

まず、ブランドイメージというものは何も集団にのみ適用されるものではなく、個人にも適用されることということをどれだけの人が理解しているのでしょうか・・・。

あの人は言われたことは誠実にこなす。
あの人は遅刻が多い。
あの人は過去に接客業をやっていたから話に信用性がある。

といった様々な評判や噂は丸っと個人のブランドイメージになる。

すなわちブランディングになるのです。
ここをどれだけの人が理解しているのか・・・。
普段からこういったプラスのイメージを植えつけておくことが後々役に立つとどれだけの人が説明できるのか・・・。

疑問を感じずにはいられません。

また、SNSの使い方を知らない40代、50代の管理職が多すぎます。

SNSは遊び

などと思っている飲食管理職は溢れるほどいるでしょう。
これからは生まれた時からテクノロジーに触れている10代、20代前半の若い世代に逆に教えを請う時代です。

そこで、

勉強になった!!
さすがだ、今の技術を理解してるからすごい助かるよ!!力貸してくれ!!


と、どれだけの人が言えるでしょうか??
こういった視点が抜けている人間が多い頭打ちになっている多くの飲食店は考えを改めるべきです。

タグ付けの方法一つ知らない人は一度しっかりとSNSの使い方を教えてもらった方がいいと思います。

僕はこのSNSの不祥事は業界にとってはチャンスだとも思っています。
もし、このnoteを読んだ若いスタッフさんがいたら実践して欲しいのですが、

まず社内規則を丸っと撮影して(許可は得た方がトラブルにならないです)それに則った教本のような正しい接客を実演してそれを投稿してみてください。
弊社ではこれくらいちゃんとやってますよ!!みたいな接客です。

しかも、企業PVのような形ではなく、

それこそ、あのふざけた動画のような生感の強い映像です。

それを行っている様をSNSに発信するということは、
まず、ちゃんとできていれば発信者の仕事ぶりを評価してもらえることになります。その接客のベースがしっかりとしていれば、そのマニュアルを作った企業の信用も増します。

WIN-WINではないでしょうか??

そして、今そういった行動をするのにも意味があります。

悪目立ちしてくれたからこそ、正しいものが光る可能性があるのです。

やましいことのない企業ならばマニュアルくらい公開しても何ら問題ないはずです。

こういった行いが後々の信用に繋がり、
お客様への購買意欲につながるのです。

正しい行いでついてきてくださったお客様はちょっとやそっとのことでは離れません。
ブランディングとはそういうものです。

むやみやたらとSNS禁止はさらなる背徳的行為を助長させる危険性をはらんでいるなぁ・・・。

と個人的には思っています。
自分の発信する行動がどんな影響を与えるかをしっかり考えさせること、

そして、管理職の人はすべからくブランディングについて学ぶべきです。
ちょっとかじる程度でも十分です。
そういった知識をしっかりと持っている人間だという印象づけが何よりも大事であり、

相談できる頼れる存在でなければ、管理などできないのですから。

そうすればあのような自分にも企業にもマイナスになるような愚かな行為はしなくなるはずです。

人間は環境が作ります。
不適切な動画を撮影し公開したことは許される行為ではないですが、

まずは、自分を含めちゃんとした価値を従業員にも提供できていたか・・・。

しっかりと内省しなければならないでしょう。

持論ですが、

従業員満足度はそのままお客様満足度につながる

と思っています。
意識して店作りに励んでみてください。

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