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訪れる人に安らぎを、去り行く人に幸せを。(Pax intrantibus, salus exeuntibus.)

あなたにとって縁のある人は
あなたが会いたいとか、関わりたいとか、
そういう風に思ってしまう人です。

縁というのは不思議なものです。
引き寄せるようなものです。

縁というものには
切れ目のように、
いつか終わりがあります。

終わりというのは
時として辛く苦しい場合が
あるかも知れませんが、
それが縁というものです。

生涯に亘って続くこともあれば、
一時的なものだってあります。

腐れ縁という言葉があります。

何故そうなってしまうかと言うと、
縁ではなく
執着に変わってしまうからですね。

執着は悪いことではありません。

しかしながら、
執着により結ばれた縁は
あなたにとって決して
プラスにならない場合があります。

執着は
時に爆発的なエネルギーを産みますが、
それはプラスに働いている時に限ります。

マイナスに働く場合には、
腐れ縁となってしまい、
自分の手によって
身体をがんじがらめにしてしまいます。

今日のあなたの当たり前は
明日のあなたの当たり前ではありません。

今日会える人は
明日会えるとは限りません。

一期一会ですね。

水は上から下に、流れるものです。
逆には流れません。
腐れ縁というのは、
この水が流れていかない状態を言います。

縁の終わりというのは
時に心に大きなダメージを受けます。

それを少しだけ潤す言葉があります。

「訪れる人に安らぎを、去り行く人に幸せを」

直接的に言えば、

「来る者拒まず、去る者追わず」
に近いと思います。

ですが、
必ず悲しみには終わりがあります。

縁がまた出来ることもあれば、
もう二度と出来ないこともあります。

それが摂理というものです。
仕方が無いことです。

この世には
仕方が無いことがいくつもあります。

その一つが縁と言えるでしょう。

縁の特性を理解して
魂のレベルが上がってくると
自ら縁を断ち切ることが
出来る場合もありますが、
中々難しいのが人生の難しさと
言えるでしょう。

縁を扱えるようになると
人生における人間関係の問題は
ほぼ解決出来ると言っても
過言ではないでしょう。

戻り来る縁は必ず戻ります。

本質的には、
それこそ縁とも言えるでしょう。

苦しみも、
悲しみも、
喜びも、
楽しみも、
永遠はありません。

一つ一つの出来事に感謝を持てば、
戻るべき縁はきっと、
見えない力によって
必ず戻り来るでしょう。

縁を扱う方法なんて、
中々上手いものはありませんが、

簡単に言えば、

「気合」

しかないかも知れませんね。

縁と執着で苦しむ
そんな皆さんを
私は応援しています。

冷たくも温かくもなれる、
縁を扱うには、
そんなちょっぴりドライな

「悪者になる勇気」

「情と非情を使い分ける理性」

が必要、
それだけは、理解してみて下さいね。

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