奇妙奇天烈奇々怪界思詩想集 "蛹の中の宇宙"
~~~第一部~~~
“道徳迷宮真理哲学宗教脳髄大爆発”
【道徳迷宮真理】
道徳とは、惑い迷いながらもその真理を探し求めること
それが道徳の真理
だから、今のこの状況は正しい
至極、正しい
ゴールの無い迷宮へようこそ
楽しい楽しい真理探究をはじめましょう
【antiHERO】
悪で悪いか
皆、道徳という名の宗教の下僕
正義のヒーローはいつだって怒ってばかり
植え付けられた正しさを疑うこともなく振り翳す
さぁ、今日も教えられた通り真っ当というペテン師を崇め奉ろう
【イト】
細かく細分化し過ぎて雁字搦め哲学思想のイトに絡まる我ら餌食
それほど難解現代社会
あがけあがいて突き詰め突き抜けろ
無数の今にも千切れそうなその細いイトたちを太くたくましい一本のイトにまとめるんだ
【脳動的】
動かせ動かせ脳を動かせ
できれば高速少なくとも亜高速
動かし続けろ食う時も
寝る前も寝ている時も覚醒間際も瞑想中も
動かせ動かせ脳を動かせ
動かせ動かせ脳を動かせ
考え方を、若く、柔らかく
寛大に、新しさに歩み寄れるように
動かせ動かせ脳を動かせ
動かせ動かせ脳を動かせ
動きに動いて縮ませ皺作り
その溝の深きソコに美しき智恵(チケイ)を蔓延らせるんだ
動かせ動かせ脳を動かせ
動かせ動かせ脳を動かせ
考えずに感じた上でまた考えまた更に考え考え考え
考え抜いた末に
また感じ感じに感じそしてまた深く考え抜くんだ
動かせ動かせ脳を動かせ
動かせ動かせ脳を動かせ
誰のものでもないその脳を
誰とも被らぬその脳髄を
オリジナリティー溢れる脳を
動かし動かせ考え感じろ
【百済ぬダラ解放センゲン想】
重力など本当にあるのだろうか?
宙に浮くという危険行為を脳が自然と
抑制しているだけなのではないだろうか?
したがって、脳を解放し今あるくだらぬ人間像を遥かに凌駕した時分
人は易易と宙(ソラ)をも飛び回ることが出来るだろう
そうして人は知る
“死など取るに足らない幻想に過ぎない”
のだと
【ルール背徳心背脂道徳美味スープ】
赤信号の中の住人が
僕を縛り付ける
威風堂々と威嚇し通せんぼ
無表情な通せん坊
存在意義など無いに等しいのに
まるで自分がこの世界を廻しているかのような佇まいで
僕を
僕を僕を僕を見下す
アアア、血で染められているかのようだ、アアア
悪臭漂うルールルールルール
その音階は何とも言えない不協和音
静寂騒音蟲之声
あからさまに自分の弱さを露呈する金属音
今夜も赤の絶対神にコウベを垂れる族集団に
夜の帳と群がる蟲たちは優しい
さぁさぁよってらっしゃいみてらっしゃい
赤から青に変わる瞬間の歓喜幸福オルガスムス
「ゆけゆけゆけゆけ」
「いっていいの?」
「いっていいんだよ」
「そうだよね、そうおそわったものね」
「そうよ、そうおそわったからそれがただしいのよ」
「せいぎ!せいぎ!せいぎ!せいぎ!」
「どうとくばんざい!どうとくばんざい!」
煩いくらいの月の引力が
僕の理性に囁きかける
「人間って、馬鹿で馬鹿で馬鹿で馬鹿だね」
「ありがとうございます、神様」
背徳心から抽出せられる油は美味なのに
そのことに気付かず今日もまた
不味い正義道徳スープを啜る愚かな人間合格者達
「おめでとうございます」
「ありがとうございます、神様」
「おめでとうございます」
「ありがとうございます、神様」
「おめでとうございます」
「ありがとうございます、神様」
「おめでとうございます」
「ありがとうございます、神様」
「神様」
「神様」
「神様」
「「「「「「」」」」」」」
【Time教祖】
"時の流れ"
という概念は、ある種一つの宗教さ
過去の失敗が今の原動力となりその原動力が未来に希望を抱かせる
憤りや愚かさはすぐさま過去となり今はいつだって清廉潔白
未来はいつだって不安定極まりないがその分無限で自由自在
"過去、現在、未来教"
知らぬ間に僕たちは
この教え概念に導かれ救われ騙されながらも
愛を紡ぎ壮大な夢物語の中を生きてきた
そして、言わずもがなその物語の主人公は紛れもなく自分自身
そう、ジブンジシン
何を隠そうこの僕は
アナタは私はキミはあの人は
全ての人が
"神様"
なんだ
【Time is GONE】
時はいつだって止まっている
時計がなけりゃ意識すらされない
数字がなけりゃ存在すらしない
動いているのは僕たち人間、細胞、太陽、月、宇宙(ソウゾウシン)
流れているのは川の水便所の水マグマ血液音楽ベルトコンベヤー
“全てが勘違いだった”
時よ止まれと願う最大級の矛盾
時はいつだって止まっている
無情なる時の流れを哀しむ無意味さ
そもそも時など存在しない
“僕たちはいつだって自由だった”
底無し概念地獄にハマって自ら自らの行動を抑制して制御して時という敵(カタキ)を作りだしたのならもう何も怖いものなんてないさ!思う存分ソイツのせいにすればいいのさ!とそんな下らぬ心の拠り所に依存して依然としてその価値観を疑う素振りも見せずに高笑い馬鹿笑いハニカミ嘲笑い
不自由だと誰かのせいにすることが趣味性癖
強制的に強固且つ強靭な矯正施設に入所させた所でその史上最凶強迫観念はナシクズシには出来やしない
壊すならドーン!と一気にだ……
「流れているものはなんですかん?」
「時です!時です!」
「いいえ違います雲です!雲です!」
「流れているものはなんですかん?」
「時です!時です!」
「いいえ違います雲です!雲です!」
「流れているものはなんですかん?」
「時です!時です!」
「いいえ違います雲です!雲です!雲です!雲です!」
「流れているものはなんですかん?」
「雲です!雲です!雲です!雲です!雲です!雲です!雲です!雲です!雲です!雲です!雲です!雲です!雲です!雲です!雲です!雲です!」
「時は?」
「存在しません」
「大正解」
【△】
まるでカニッツァの三角形のようさ
本当は存在していない錯覚なんだ
追い詰められてアラヌ妄想を抱き
本当は幸せなのに不幸なフリ
好きなのに無理矢理イヤな架空を抱き嫌いなフリ
まるでカニッツァの三角形のようさ
本当は存在していない錯覚なんだ
LSDなどいらない
いつだって幻覚ダラケ
僕らの見ている一辺倒世界
幻覚錯覚偽物ダラケ
幻覚錯覚偽物ダラケ
幻滅してナオ美夢(ビユメ)を抱き
シンデレラストーリー夢ミオ陀仏
まるでカニッツァの三角形のようさ
本当は存在していない錯覚なんだ
まるでカニッツァの三角形のようさ
本当は存在していない錯覚なんだ
まるでカニッツァの三角形のようさ
本当は存在していない錯覚なんだ
まるでカニッツァの三角形のようさ
本当は存在していない
錯覚なんだ……
【ゆらぎもなきかなしきかな】
ユレテいるのは俺か水面か
ナイテいるのは俺か御蟲か
浮かんでいるよな、そんな、なんとも懐かしい感覚
ココハチキュウカ?シキュウか?ウチュウか?
中身なんてないさ
重さなんてないさ
ペラペラ人間
ぷかぷか人間
中身なんてないさ
重さなんてないさ
ペラペラ人間
ぷかぷか人間
中身なんてないさ
重さなんてないさ
ペラペラ人間
ぷかぷか人間
中身なんてないさ
重さなんてないさ
ペラペラ人間
ぷかぷか人間
【ハリボテ】
僕たちの頭はネジなんて頑丈なものでは留まっていない
ペラペラの紙を安っちいノリで乱雑に貼り付けたようなもんだ
だからすーぐに狂っちまう
うらんじまういかっちまう
“愛に狂っちまう”
素敵だな
ハリボテ脳みそ
愛に溺れ剥がしちまえ
それくらいしねぇと
本当に大切なモノには
気付けねぇもんだぜ
【シテイル】
結局はしている
何もしないということをしている
黙り込むということをしている
いつだって僕らはしている
何もしないなんて不可能だ
僕らはいつだって自分の意志を示している
生きている
生きているんだ
【そこにいる】
僕たちは過去しか見れない悲しい生き物
いつだって過去に縛られ行動も何もかも全てが過去に支配されている
全ては運命づけられている
と、誰かがそんなことを言う
でも大丈夫
大丈夫、大丈夫
僕たち人間は、原因をしっかりと見極めてしっかりと自分の頭で考え自分の意思通りに行動している
だから大丈夫、大丈夫
何も心配する必要はない
キミはしっかりと、存在しているから
【幸108幸】
ただ単に良い未来を想像するだけで
今を穏やかに過ごせるようになるから不思議だ
“結局は思い込みに過ぎない”
幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ幸せだ
108の煩悩全てを、幸せで染めてやればいいのさ
【付随】
自分でも気付かなかったものが
自分でも気が付かないうちに
どんどんどんどん付随していく
ふとした瞬間にその存在と事実に気が付く
その驚きは感動的でもあり悍(オゾ)ましくもある
だがしかし、
本当は存在していないのかもしれない
小指が透けて、奥の壁の黒が映し出される
思い込んでいるだけなのかもしれない
きっと、今の僕は
認識されぬ、身体の箇所は
紛れもなく、疑いようもない程の
透明だ
【NatureNewZIBUN】
この世界は何も変わっちゃいない
変わったのは俺らの方だ
勘違いも甚だしい
自らの愚かさに目を閉じこの世界のせいにしちまう悲しい性
しかし、そんな醜ささえも
この世界は大いに受け入れてくれる
崇高で偉大な大自然
何を悩み欺き合う必要があるのだろうか?
いつになってもシステムロジック中毒
ルールに従い愛放棄
心に嘘吐き愛想尽かされ心失い殺し合い
奪い合い
「アレは私のモノだ!これは僕の物です!あの者はワシの所有物じゃ!この土地はワタクシのものですことよ!」
ああぐどんぐどんぐどん
「正義のヒーロー助けてよ!」
「OK!了解だ!それじゃあこの口座に100万円を振り込んでくれたまえ!話はそれからだ!」
人は変わる
悲しいほどに変わっちまう
自分は違う
変わるはずがない
そう信じていたって
今この瞬間も着実に、その細胞はどんどんと入れ替わっている
気が付かないうちに僕はもうさっきまでの"僕"ではなくなり私になりボクになり俺になりアイツになる
さっきまで憎んでいたアイツになる
そうしてまたそんなことにも気付かずにかわるがわるかわるかわる
ほら、あっという間に
見知らぬソイツになっていく
素知らぬ彼奴(キャツ)になっていく
アイデンティティーヲシカトモテ
変わらぬものなど何もない
譲れぬものを懐に隠せ
掛け離れていく理想像
幻想など吐き捨てちまえ
そうしてその度新しい自分との対面を喜ぶんだ
……深呼吸……
結局人も自然の一部
日々、目まぐるしく変化する
喜怒哀楽は四季模様
今は乾き切った極寒の中だって
あたたかな春は必ず訪れる
ひたすらその時を待つんだ
何も変わっていないように見えて今この一瞬の自分は過去のどの自分とも違う新しい自分
“ニュージブン”
考え方も思考回路も好きも嫌いもプライドも忍耐力も革命意識も立ち向かおうとする勇気も苛立ちも何もかも違う異うチガウジブン
うだつがあがらねぇならあげればいい
できねぇならできればいい
うまくいかねぇならうまくいけ
ころしたいならそのころしたいとおもうこころをここせ
生きろ
生かせ
単純だ
生きろ
この大自然に倣って
生きろ
生きて
生きて
生きろ
生きてください
生きて
ください
【線】
大事に、大事に、細い線のように紡いできた道から逸れて
全く違う所に行ったって
今まで地道にやってきたこととは違う
全く別のことをしたって
思いきり先に進んじゃってもいいのさ
全ては必ず
いつか必ず
繋がってくるものだから
【一致率】
それはまるで、僕の人生を体験しているかのような、そんな、驚くべき
一致率
探し出してください
僕はここにいます
もう入れ替わり立ち代り何か大切なものを共有するなんてそんな無情な現実には耐えられそうにありません
共に並んで
同じ風景を
感情を
しっかりと
手を繋いで
共有してゆきましょう
【馬鹿馬鹿しいしい】
常識を疑え
疑って
疑って
疑って
疑って
それでも更に
うたぐって
疑って
ジブンノソンザイスラモ
ウタグッテ
うたがって
脳味噌が奥行のぶっ壊れた巨大空間に迷い込むような感覚に陥ったのなら
ウタグルコトヲ
いったんやめて
思考を止めて
こきゅうもとめて
何もかもを
全てを
ヤメテ
ぴんっと張り詰めた空間に何億光年間も浸りきったのなら
またまた無限の疑り地獄への入所を許可致しましょう……
そうやって、
この詩意も恣意的な私意でぶち壊し息の根を止めちまえばいいのさ
思惟思惟思惟思惟
ただ自分らしく在るために在るが儘に有り触れたものに惑わされず有り体に言えば神の如く
山の如く風の如くこの大自然の如く
自然体で
健やかな笑顔で
居て欲しいのです
“馬鹿馬鹿しいしい化かし合い”
ただ綺麗なだけな肉片に僕は何の用事もありません
思慮深き心片(シンペン)にこそ
僕は何かかけがえのないとても大切なものを
見出すのです
あゝ
別れ故奇狂、サイナマレ
別れ故奇狂
サイナマレサイナマレ
別れ故奇狂
サイナマレ
別れ故奇狂
サイナマレサイナマレ
別れ故奇狂サイナマレ
別れ故奇狂
サイナマレサイナマレ
別れ故奇狂
サイナマレ
別れ故奇狂
サイナマレサイナマレサイナマレサイナマレ
______第二部______
“別れ故奇狂”
~サイナマレサイナマレサイナマレサイナマレ~
【誤爆】
いつの間にやら誤ってゆく
くうためやらなんやらいって
いつだって謝罪体制
ひさしくそらなどみていない
本当はその他諸々の欲求を満たす為
貪る為
あやまりにてをそめてゆく
あやまちをわがとうりょうにおきそえる
ドン……ドンドン…………
それはまるでふぞろいなはなびくろいえきたいぽたぽた
ぽたぽた…………
……足りない…………足りない足りない…………
理想とは掛け離れた自分を正当化する為には
もっと《フツウ》という狂い薬が必要だ……
……たらったったらたたらったったらた……
踊ろうぜ淫売婦
さぁさぁセイギチャンも呼んじゃってドウトクサンにも電話して
朝までおどろよシュウチシン
手足を縛って放り出しとけサイギシン
“きっといつかまた、何か大切なことに、気付けるよね?”
できる
できる
ボクならできる
できるよ
できる
できちゃうよ
大切なモノ
思い出すこと
できちゃうよ
だからさ、今日は
“コウカイとハンセイのツインズは呼ばないでおいてね”
さぁ、
踊ろうぜ淫売婦!
セイギチャンも呼んじゃって!ドウトクサンにも電話して!
朝までおどろよシュウチシン!
手足を縛って放り出しとけサイギシン!
狂良薬(クルイグスリ)も大量摂取!
《フツウ》《フツウ》《フツウ》《フツウ》
“きっといつかまた、何か大切なことに、気付けるよね!”
できるよできる!
ボクならできる!
できるよできる!
ボクならできる!
できるよできる!
ボクならできる!
できるよできるかなできるはずさ!
【美醜ドウケセン爆破】
綺麗な思い出になんてならなくてもいいから
汚くても醜くても憎しみ合ってでもいいから
“ただ一緒に、今を歩きたい”
ドウケセン爆破
ほら、ヤリタイって言ってみろよ
ほら、シタイこと全部言ってみろよ
その取り繕った笑顔の仮面の裏にある
悪徳感情ヲブチマケテミロヨ
涙じゃ消えない道化線の焔
“爆発寸前だ!爆発寸前だ!”
ほらほら早く、早く早く早く
脈打つアレヲソレヲコレヲ
いっせーのっせっ
見せつけるんだ
【人ノ世無情人生】
「狂った奴だ」
と誰かが私に言った
しかし、人間というものは少なからずどこかしら狂っているもので
その発言は極めて厳正なる大間違いなのです
その上その誰かは私に、
「生き恥を晒さなければ生きていけないのか?」
と仰りました
しかし、生きるということは恥の晒し合いのようなものなので
その発言も極めて厳正なる大大大間違いなのです
その発言が恥晒しのようなものなのです
そのお方の方がよっぽど狂っていらっしゃるのです
“……だからこの世界はダメなんだ……”
と
顰めっ面した駄目な野郎が猫に失礼な姿勢で角膜様を虐め抜く
そうしてさらにそれを嘲笑う一般奴隷人が蟻崇拝行列に喜び喜びお並びになって
自然の摂理に背き根絶やし不運に見舞われるのは傍から見れば当然のことなのですが何を血迷っているのか己の不幸の根源を見つけられないと嘆き他者他物怨み苦悩の果てに自害し後悔し逆上し何の因果か唯一の潔白であるこの世界を呪うのです…………
あゝ、無情
人
人
人
人
人
人
人
人
こんなに規則正しく真っ当な文章を書いてしまう私も
所詮は
人、人、人、人、人、人、人、人
人、人、人、人、人、人、人、人
人、人、人、人、人、人、人、人
人、人、人、人、人、人、人、人
【ボクラハ、マダ、クルエル】
表現できるという安心感
脳を働かせられるという安心感
文字を羅列できるという安心感
核身体(カクパーツ)を自由に動かせるという安心感
そして、
もしどうしようもなくなったとしても
“クルッテシマエル”
という安心感
安堵感
期待感
見えない世界が見えるようになるかなぁ…………
ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙………………
だけど僕はまだ
まともなカタにはまりながら
不器用な操縦士に従う
幸せやら不幸せやら呼ばれるものを謳歌しながら
だましだまされ生きてゆく
“僕にはまだ、帰る場所があるから…………”
夜の醜さを嘲笑うかのような朝焼けが
美しすぎてふと微笑んだ
ガタンゴトン電車から見えたソレラ
鉄塔と太陽
見えない何かを飛ばす両者
その裾野で健気に咲く花
細胞
生きてんだよな……
動かなくったって
確かに、生きてんだよな……
“それを感じられない感性の浅はかさよ”
こんなにも清らかな生命で溢れ返っているのに
美しくも力強い
神秘的な生命で溢れ返っているのに
何も無いだなんて
そんなこと
口が裂けても
言うもんじゃないぜ……
…………………………
……そうして、ずーっと白い何か糸くずのようなモノを眺めていると
この世の全てがただの一つでしかないということが
疑う余地もない程に分かってくる
ぐらぐらぐらぐらゆらゆらゆらゆら…………
あっちへ行くと、こっちが恋しく
こっちへ戻ると、あっちへ憧れ
結局はシミったれた無いモノねだりに過ぎない
あっちでは満ち足りすぎていて
こっちでは何かモノ足りなくて
結局はどこへ行ってもこの心の持ち用で
ぐらぐらぐらぐら行ったり来たり
ゆらゆらゆらゆらないものねだり
しかし、
少なからず何かしらに気付け
閃け
鑑みることができて、形にすることができる
だから、これでいい
ぐらぐらぐらぐらこれでいい
ゆらゆらゆらゆらそれでいい
ぐらぐらぐらぐらこれでいい
ゆらゆらゆらゆらそれでいい
【細胞愚】
よく見えるよく見えない
バックグラウンドに至極影響
よく見えるよく見えない
バックグラウンドに至極影響
小雨ポツポツ感じる空のしくしく
小雨ポツポツ感じる空のしくしく
数多(アマタ)多くのチリアクタチリアクタ
塵のようにいる凡庸(ボンヨウ)Actors
じりりじりりと死期迫る切迫した雰囲気の中で
アナタは、どう、自分を演じ
どのように生き
どのように死んでゆくのですか?
見せてみよ塵の集合体
に過ぎない肉片の塊さん
魂と道徳しっかりとセットしたなら
しかと歩んでゆけよ細胞ちゃん
どこの誰かも存在しているのかも分からぬそんな人物との
現実的な関わりを想像し未来という不確かさに希望を抱かせる
胸が熱くなり瞳がゆらめきだす
このイメージはただ単に数日後の逆回想
人間は細胞に寄生され乗っ取られて操られているだけの愚者即ちサイボウグ
それは本当にアナタの意見ですか?
アナタの奥底から導き出されたアナタ自身の意見ですか?
誰かに摩り替えられているだけではありませんか?
存在していないも同然のよろんやらなんやらダレかのあくしゅうつぶやき使い回されたもんごんもごもごシンのない暴言に目をキラキラさせわたしもぼくもぼくもわたしも!ってドウカシアンシンカンL
そして
それを
何の迷いもなく
疑いもせず
正々堂々清廉潔白装い制裁加える為正義面装着してせーので吐き出し清々した顔面お披露目即刻記憶喪失何事も無かったかのようにお茶ズルズル啜り何かとんでもなく歪んだ腐ったような何かとんでもないようなものを胃の奥底に流し込みニコニコ
ニコニコ
ニコニコ
ニコニコ
ニコニコ
同一人物
ボクト
アナタ
だから僕はそんな皆様が
ダイスキデス
【****】
おはようっていう4文字に対して
うるさいって4文字で返した
ごめんねっていう4文字が返ってきたから
ばかだなって4文字で自分を律した
溢れ返る文字感情倫理観自惚れ喪失感
たくさんの思い出が激流のように押し寄せる
“モウタクサン”
苦しいから葬ってくれ
何度だってキミの存在消すよ
それでもやっぱり消えはしない
そのページ数の多さとインクの濃さに
震えて胸の奥が熱くて熱くてたまらない
涙で全てを滲ませてみても
決して震えは止まりはしない
ビリビリに破り捨ててみたって
パズルの名手が着実に確実にそれを繋ぎ合わせ真っさらな状態で僕にそれを突き付ける
止まらない
止まらない
終わらない
慟哭と
愛おしく
愛おしい
優しい
偽りが
ぐるり
ぐるりと
渦をまく
ふわり
ふわりと
宙に舞う
【幽霊船】
愚かさ愚図さには嫌というホド目がいくのに
優しさや良心には中々目を向けることができない
気付くことができない
振り向くことができない
“僕はなんて愚かなんだ”
これでは多感さんや視野の広さくんを虐待しているようなもんじゃないか
履き違えている
何もかもを履き違えている
気付きたい
気付きを得たい
優しくなりたい
優しさと寄り添いたい
しかし、それでもまた今日もNoise中将が脳味噌の操縦を誤る
八百長疑惑さ
それでも誰も何も言わない
僕はただの傍観者
為す術もない
絶対的な存在に下僕として服従することしかできない
ピエロ
………カワリタイ………カワレナイ……………
“願いほど虚しいものはない”
そうだ、願うのではなく思い込め
思い込みは麻薬
正しく使えば良薬
さぁ、思い込むんだ
《《《僕は仏のような存在》》》
………ギーコ……ギーコ………
それでもやっぱり
迎えに来るのは
オンボロオボロナ幽霊船
儚げ船頭ヤク中船長
寂しく笑うよ幽霊船
頭に来たってスルリと抜けるよ
期待は持たない幽霊船
楽しい宴もメソメソ月夜も
優しく揺れるよ幽霊船
幽霊船
幽霊船
幽霊船ったら
幽霊船
幽霊船
幽霊船
幽霊船ったら
幽霊船
【絶対的絶望服従】
“希望と絶望”
大抵必ず最初に希望が来る
例えそれらが乱雑に並べられていたとしても
人々は必ず
希望の文字を初めに持ってくる
それは、知っているからだろうか?
経験からなのか、潜在意識的になのかはワカラナイガ
希望の後には必ず
"絶望"
が待っているという
どうにも抗えない
絶対的な
真実を
【147】
もう寝よう147
もう寝よう147
一生やまないような気がするよ147
待ってはくれない147
ちょっと進んで148
戻ってきてよ147
さぁ今夜も暗がりで、一瞬間だけ意識を飛ばそう
らんらららんらら
ヴァースヴァースヴァース!
Rebirth
生まれ変わったらなんになりたい?
お前の心臓!お前の心臓!
Reverse
永遠のループ
連鎖
連鎖連鎖反応
共鳴してくれるといいな……
全く知らないアンタの夢まで
DIVE
DIVE
DIVE
DIVE
DIE LIVE DIE LIVE
【たしかなもの】
ホントにそれは?白黒か?
赤青黄色か?黄金か?
脳の野郎はいっつも間違え
部下の目ん玉ストレスぐるぐる
タシカナモノナドナニモナイ
マントルコアコアバウムクーヘン
チカクヘンドウベッドノキシミ
ダルマ落とし!だるまおとし!
人はただの太陽エネルギー
焼き栗!焼き芋!焼き菓子!やきがし!
電流ビリビリ恋模様
想像イメージ妄想概念
捕まえられるもんなら捕まえてみなハンザイシャ
セイギチャン
レイギサン
サイギシン大統領が治める世界は大平和
正解大連発星海のように美しい政界
“愛の大爆発”
勃発、笑顔握手大戦争
可愛いね
可愛い可愛い可愛いね
「カラフルなお召し物ですね?」
「はい、白と黒で編み込んだセーターです」
「あら、私にはひゃくやっつの煩悩カラーに見えるのですが?」
「はい、そうです、白と黒で編み込んだセーターです」
「あら、私のAI脳の故障かしら?」
「はい、確かに、白と黒で編み込んだセーターです」
「セーターです?」
「セーターです」
「セーターです?」
「セーターです」
【崩壊と崩壊途方かい?等崩壊】
ゃば、ぃ……ヤバ イイ……ヤバイゃ ばいぃ…………
スゴい
スゴイ
綺麗綺麗綺麗綺麗
楽しいな
興奮
楽しいな
幸福
口いぃっぱぁーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーいに頬張った眼球
もう何も見えないよー
もう何も見えないよー
苦しいはずだろ楽しいはずない
苦しいはずだろ楽しいはずない
だぁーーーーーーーーーーーーーーーーい好きな
セロハンテープに祈りを捧げ
ゲシュタルト崩壊さぁ!ゲシュタルト崩壊さぁ!
狂ったふりしてキャンデーペロペロキャンデ亻ペロペロ
“こんな時まで気を遣っているのかい?”
脳味噌が活発に蠢いているのを感じながら……
ほら、無礼講でいこう乾杯!無礼講でいこう乾杯!
嫌な夜良い夜、いやなよるいいよる……
ゲシュタルト崩壊さぁ!ゲシュタルト崩壊さぁ!
ジンクスじみた、おかっぱ頭に
爪切り渡して空を飛ぶ
空前空論
ふーふーしたてのスープを片手に
空を飛ぶ
空き缶並べて足蹴に倒して
懺悔の気持ちで空ヲガム
必然的な、心の隙間
かいほうするよに
空を飛ぶ
空を飛ぶったら
空を飛ぶ
空を飛ぶったら
空を飛ぶ
空を飛ぶったら
空を飛ぶ
空音仏陀羅
空ヲガム
【NeverForget】
きっと、誰もが、忘れてる
僕のことなんて
きっと、誰もが、忘れてる
時の流れが速過ぎて
もうきっと、
誰もが僕の存在なんて忘れている
……いや、それは買い被り過ぎか
きっと、関わりの深かった時でさえ
僕は誰からも忘れられていた
認識されるのは言葉を交わす時だけ
その後、話題に出ることもなければ一度(ヒトタビ)でも思い出されることはなかったであろう
それくらい僕は悲しい存在
“悲しい存在なんだ”
だけど、この邪悪な心が露呈することがなくて良かった
この邪悪な心を悟られないくらいの距離感を保つことができて
寧ろ
良かったのかもしれない
…………いや、それも買い被り過ぎか
きっと皆は、僕のこの邪悪な心を見透かしていたのだろう
この見るに堪えない邪悪な心が悍(オゾ)まし過ぎて
見て見ぬフリをしていたのであろう
“存在を消して”
なるべく思い出さないように
僕のことを思って
想って憶って懐って念って
そうしている内に
脳裏からべったりと離れなくなって
かけがえのない存在となって
恋心にも似た嫌悪感を抱いて
憎悪にも似た愛情を感じて
そうやって、皆が僕のことを必要とするから
“僕はいつまで経ってもキミたちのことを忘れることができないんだ”
助けてよ
助けて助けて助けてよ
わすれたいのにみんながぼくを
らんらららんらららんらららんらら
唄ってみても、消せない心情
視線
悪徳
エロティシズム
「だーいすきなクッキーが焼き上がったわよ~」
「わーい、わーい」
そんな瞬間でさえ、脳裏の片隅にはべっとりべったりぐっちょりぐっちゃり
“甘い香りじゃ消せやしない”
かと言って、
塩辛イブツでも激辛ダイコウブツでも酸っぱいアレでもにがーいコレでも
眠ったって夢での逢瀬があるからとても無理で
無理で
無理で
何をしてたってこびり付いて離れないから
無理で
無理で
無理で
無理で
「コレをなんというか知っていますか?知っている方がいたら是非お教え下さい」
過去と過去とが手を繋いで後ろ姿
振り撒く楽園へのエール
地獄にいるから関係ないが
あゝ、ハヤクハヤクと忘れたい
必ずその時が来ると信じているから
必ずその時が来ると信じてやまないから
忘却の彼方へ解き放って下さい未来様
忘却の彼方へと解き放って下さいませ未来様
【HateU】
好きということが分からない
キミのことは好きだけど
それがどういった類の好きなのかはよく分からない
純粋に異性として好きなのか
尊敬から来る好きなのか
単なる動物的な好きなのか
それとも全ては錯覚で
そもそも好きではないのかも知れない
分からない
分からないけど
“キミのいない未来なんて、どうやったって想像ができない”
【諦めの証】
諦めてる
もう諦めてるから大丈夫
普通の幸せなんて
とっくの昔に諦めてるから大丈夫
子供の頃から思ってた
可笑しな世界、奇妙な大人
笑ってるけど笑ってない
微塵も感じぬ幸福感
だから僕は諦めた
諦めることで
“僕は僕なりの幸せを手にすることができた”
いつかそう、
胸を張って断言したい
【盃】
ぼんやり
重なり合う文字
ブレるルール
道徳心が揺れる
たくさんの主義主張
全てに於いて、懐かしい感じがするのは何故だろう?
前世の記憶か、この短いながらも歩んできた人生から成る潜在意識からか……ワカラナイ
静かに瞳を閉じてみるが、そこには真っ白な世界が広がるだけ
朝日を浴びても目覚めやしない
何時(イツ)何時(ナンドキ)かはどうだっていい
^^^」今この瞬間、私は気怠いのだら……「___
何かに乗っ取られていく感覚
NOT幼稚な革命
このままダラダラと
ドロドロと
溶けて融けてはトケアイ熔けて
真っ当な死を遂げ
成功者と自負し
かねやらなんやらどうとくやらなんやらるーるやらなんやらそんなもんにしばられ
"自殺"
し
地獄にも行けやしなかった同胞たちを
肴に一杯やろうと思います
【下僕精神世界下僕】
奇書を読み
気が確かになった
僕
精神の
下
僕
これでいて清々しい気分
色情に打ち勝ち
それとは少しばかりいや正反対的に全くもってチガウ
"狂"
を
手に入れた
天候も回復し芳醇な汗を流し満面の無表情で業に耽る
僕下僕
驚くべき晴れやかな気分
愉快痛快爽快脳内
“きっとこの感情を味わう為に僕たち人間は生きているのであろう”
精神世界
の
下僕と化して
弛まぬ努力を続けて良かった
堕ちて突き抜け到達したのは
何もかもがいとおしくていとおしくてたまらない
そんな
“絶対的愛の精神世界だった”
【ONE】
巡り合わせが
救い出してくれる
何者かが
その時に必要な現象を用意してくれる
心に響く、書物や映像まで導いてくれる
良質な音楽を作り出してくれる
その正体は
この大自然なのか?
それとも神と呼ばれるモノなのか?
はたまた自分自身の想いや思考が何かに反響して共鳴して成熟してメシアとなって己に還元されているだけなのだろうか?
“無限のシンクロニシティ”
そうであったとしたらぼくたちは
疑いようもなく
ひとつだ
【BADMORNING】
スルスルと雪崩落ちるように記憶が消え失せていった
夢の中ではハッキリと覚えていた筈なのに
0.1秒前まであったあの確かな感覚は幻か
嘘吐きが僕の脳を弄(イジク)り廻す
喪失感が爽快な朝日とは不釣り合いな今日という一日の始まり
【アメのご褒美】
雨に打たれ童心に帰る
水溜まりに思い切り足を突っ込む
罰を受けるボク
罪滅ぼしの雨の中
吹き付ける雨は冷たいのに
水溜まりの水は妙に生温かい
これは何と偉大な大発見
まるでエジソンにでもなった気分
飛沫が激しくボクを襲う
何とも言えない背徳感
“僕”
と言う奴はなんとも愚かで馬鹿な奴だ
どうしてもヤメラレナイ
抑えきれない衝動
欲求不満
生きる気力の無さに反比例するように
湧き溢れ出てくる悪意
悪意
悪意
アクニナレアクニナレ
どこからともなく聞こえてくる声
悪に慣れ悪に成れ
悪魔がそっと、ボクに囁く
嗚呼、もうそろそろこの雨にも慣れてきてしまったようだ……
何も、何も感じない
目的地に到着し、後始末に終われる惨めなボク
背中に張り付く冷たい布切れ
一刻も早く脱ぎ捨てたいところだが
まだ少し、余韻に浸りたい
風邪を引いてしまうだろうか?
ハハ、それでも構わないさ
この項垂れるような虚脱感に思い切り浸らせてくれた御褒美を
あげよう
【エピローグ】
つづくつづくつくづく続く
つづくつづくつくづく続く
まだまだやまないやまないやまない
うるさいうるさいうるさいなぁ
コオロギチロリン横ではギロチン
我が子乳飲み子血飲み子我が子
ダイナマイト博士英雄
垢ジュータン掃除係立党
“実質的なNO.1は誰?”
「僕です!私です!ワタシです!ボクです!」
つんざめくような罵詈雑言
本質的にクサイイキ
私利私欲紙切れ欲望中毒
ギャンブル依存症の青年を叱る
資本主義中毒の中年男性
ハンカチーフ差し出す紳士レイプ犯
馬鹿が馬鹿みる素敵な花園
「いいえ、この世に馬鹿など存在するはずがないのです。やるかやらないか、それだけの差なのですから。人の能力は平等です。人は皆てんさいです。カミサマです。宇宙の真理そのものなのです」
そんな演説者嬲り愛し
飴入りバズーカぶっぱなすお人好し
^」「》狂った世界「《」-
いやいまよりましまし
かこよりましまし
人殺したちが築いてきたこの歴史に終止符を打ち
この星のSとNとが入れ替わる頃合いを見計らって
“ぜんとあくとを入れ替えよう”
“あいとへいわを見直そう”
ほら、春夏秋冬が笑いかける
そんな素敵なこの地球(ホシ)に、相応しい素敵な人々たちへのミチシルベ
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