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【約2万字】ただの旅行で、韓国をどこまで丸裸にできるか試してみる


更新履歴

●2023年7月13日

昼の13時頃に山口市を出発した。そこから1時間ほど運転をして、下関市についた。我が愛車である「2008年式:ワゴンRスティングレー」は、九州自動車道の小倉インター付近で、エンジンから火を吹かせた経験がある。かなり危ないオトコであるので、大変不安を抱える旅路であった。

なんとか下関市まで送り届けてくれたワゴンR。照れるとエンジンから火を吹くけれども、ツンデレな良いやつである。

下関市 海峡ゆめタワー

はじめに

今回の旅行の目的は、「韓国の南北横断」である。山口県の下関港からフェリーに乗る。一晩ほどじっくりと時間をかけて日本海を渡り、韓国の最南端である「釜山市(ぷさん)」へ上陸するのである。

そのあとは、西暦700年頃の首都として栄えていた「慶州市(きょんじゅ)」に一瞬だけ立ち寄る。そこからは、韓国高速鉄道(新幹線みたいなやつ)に乗って「ソウル特別市」へと一気に北上する。ソウルにホテルを予約しているので、そこを旅の拠点とする。

最終的には、韓国と北朝鮮の国境付近まで北上する。韓国と北朝鮮はいまだ戦争をしている状態なので、一般人は立ち寄ることができない。その国境付近では軍事活動をすることが許されていないことから、互いの国を挟む4Kmのラインを「DMZ(De Militarized Zone)非武装地帯」と呼ぶ。DMZは韓国の最北端であるから、これにて南北横断が達成される。

韓国地図 ソウルナビより引用

この旅行を行うに際して、韓国のことを良く知りたいと思った。私は別に韓国のことが好きでも嫌いでもないのであるが、それなりに興味があった。

「隣人に住む国の人々は、どんなことを考えて、どんな歴史を学び、どんな生活をしているのかを、アホで軽快な口調で述べてみよう」と考えた。そのために、旅行中に書き連ねたメモをnoteにて公開する。

世間知らずの大学4年生が書いた紀行文であるため、多少の間違いは許してほしい。指摘があれば、順次メモの内容を修正していくことにする。


1.朝鮮半島の歴史

何はともあれ、国を知りたいのであれば歴史を知るのが一番である。簡単に韓国の歴史をまとめてみると、「色々と分裂したりしたけどさ、やっぱりみんな一致団結してやっていきたいよね」「中国先輩のこと、色々参考にさせて頂いてます!」「日本は野蛮だ。不正を働くし、人を拉致するし、とんでもない国だ」みたいな感じになるわけである。

なぜそのようになるのか、歴史を簡単に見ていこう。


古代朝鮮時代:本当にあったのか微妙

1番初めの国である「檀君朝鮮(ダンクン)」
2番目の国である「箕子朝鮮(キシ)」
3番目の国である「衛氏朝鮮(エイシ)」

ちょっと時間が取れたので、檀君(ダンクン)に話を聞いてみましょう。
「こんにちは、檀君と申します。平壌(ピョンヤン=北朝鮮の首都)に朝鮮半島ではじめての国家を建設しました。檀君と箕子って本当に存在していたのか怪しいって、よく言われます。悲しいからそんなこと言うなよな。」

確実に国家が建設されていたと断定できるのは、衛氏朝鮮からである。


原三国時代:中国文化ラブ

楽浪郡(ラクロウグン)・馬韓(バカン)・辰韓(シンカン)・弁韓(ベンカン)という国が存在していた。楽浪郡は、後漢という国の王である「武帝」がつくった地域である。馬韓、辰韓、弁韓は、楽浪郡の中国文化をいっぱい吸収した。

こう考えてみると、韓国は昔から中国の手下だったのだという印象を受ける。「大国に囲まれた国は、やはり地理的にも生き残るのが大変なのか」としみじみ思ってしまった。


三国時代:半島を統一するのだ!

wikipediaより引用

高句麗(コウクリ)・百済(クダラ)・伽耶(カヤ)・新羅(シラギ)の国があった。日本にとって、高句麗と新羅は「敵」である。加羅と百済は「仲間♡」


新羅の時代:ずる賢くスマートに勝つ

新羅とは、唐が高句麗や百済を侵攻したときに、「唐さんが攻めるってんなら、もちろん俺も行きますよ!」と乗っかって朝鮮を統一した国である。ズル賢い国は、やはり勝つのだなあ。

内政はかなり優秀なのである。たとえば、仏教を重んじる政治。ファランなどの青年兵士を組織するとか。世界遺産の仏国寺も建設した。

ちなみに、三国時代にはめっちゃデカい国だった「高句麗」は、唐と新羅によって滅ぼされたあと、満州の中南部に「渤海」を建国した。

渤海は、モンゴル系国家である「契丹」に滅ぼされる。やっぱり大陸側に国を建てちゃうと、外からの勢力がすぐに襲ってくるのだろう。何と恐ろしい。日本は島国だから、これまで何千年も存続できたのかもしれない。

新羅時代に造られた「仏国寺」に行ってきた
正門
秀吉の朝鮮出兵で、焼かれてしまったらしい


後三国時代:何度でもよみがえる国々

新羅の勢力が衰えてくると、「あのころの感動をもう一度」と力強く復興した国があった。百済と高句麗である。かれらは、「後百済」「後高句麗」として「新羅」に対抗。あらたなる戦国時代の幕開けであった!

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