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リスク

リスクについて一緒に考えてみましょう。投資には利益を得るチャンスがありますが、それだけではなく損失を出してしまうリスクも伴います。これから投資を始めようという方にとって、損失の可能性は怖いと感じるかもしれません。だからこそ、リスクを理解して、上手に扱うことが大事です。

一般的にリスクとは、何か悪いことが起こる可能性のことを指します。投資でも株価が急落して大きな損失を被ってしまうことがその一例です。しかし、金融の世界ではリスクは単に悪い影響をさすだけでなく、もう少し広がりを持ちます。リスクは不確実性の度合いのことを指します。リスクは予想外の結果が生じる可能性そのものを意味し、それが良い結果をもたらすこともあれば、悪い結果をもたらすこともあります。

リスクの数値化は、投資家にとって重要です。大切なことは、ただ感覚に頼るのではなく、統計学を使って具体的な数値を出すことです。リスクをあらわす方法の一つとして予測される期待値から偏差を測定する方法があります。その中で「標準偏差」はその偏差の一般的な測定方法で、データが期待値からどのくらい散らばっているかの度合いを示します。標準偏差が用いられる「正規分布」では、「期待値±標準偏差」の範囲内にデータが含まれる確率が約68%とされます。これを理解すると、投資が期待値からどの程度外れる可能性があるかを予測することができます。

リスクを把握し、それを管理することが、投資で成功するための鍵になります。このように期待値と標準偏差を使うことで、より理論的にポートフォリオを構築することができます。私たち個人投資家にとって、継続可能な投資を行うためには、リターンだけでなくリスクの管理も重要です。このように考えることで安心して投資を続けることができるのではないでしょうか。

ここで出てきた統計学の用語、「標準偏差」、「正規分布」などについては、後日別の記事でお話をさせていただこうと思います。


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