尾頭造りがなぜ綺麗に見えるのか
本来の美は自然に元からある姿を良しとする。
尾頭造りはその食材の生であるときの姿を、そのままにして盛り付けるようなものであるから、それは単純に美として捉えられやすい。
また、上に盛る身は魚の骨に合わせて盛る人も多いが、それでは遊び心が足りない。
そこで、連なる山のように立体感を持たせて盛ると、それもまた美と感じられる。
また、先程の骨に合わせて盛ることについて、肯定的な捉え方を述べるとすれば、そのように盛ってから、上から皮を被せ、より生の状態に近づける方法は美しい。
しかし、