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料理のコツとはいったい何なのか

今まで料理講師をしてきて最も多く聞かれたことは、『その料理のコツは何ですか?』ということでした。
よくネットや料理教室で言われているようなコツというものは、その1種類の料理に対してのものが多く、別の料理にも当てはめようとすると結局コツをさらに応用した形で、若干変化させないとそれはコツではなく手間になってしまうということがよくあることだと思います。
料理は日本料理なら日本のことだけ、フランス料理ならフランスのことだけということではうまい料理を作ることはできませんし、そのような考えの調理師は人に料理を教える資格もございません。
また、ネットでより多くの幅広い知識を得られるようになった今では、一般消費者の方が十分に新しい発想や面白い発想をお持ちであると思います。
しかし、皆様が料理のコツを知りたいと思った時、この現状では誰に聞くことが必要なのかという疑問が出てくると思います。
重要な選定基準はその料理の人間が少なくとも4つ以上の国の料理において精通しているか、伝統を疎かにせずに新しい発想を取り入れることのできる豊かな発想を持っているか、家庭料理から最高級料理まで幅広くの経験があり得意分野に偏りがないか等が必要となってきます。
しかし、このような人材は基本的にアポを取ることが困難であったり、多くのお金がかかってしまったり、メディアにあまり出てこなかったりという傾向があります。
そこで、料理界の第一線で活動している私が料理文化振興もかねて本ブログを書かせていただきました。
今回は、味付けのコツと味覚のトレーニング方法について以下に載せさせてもらいます。
また、味付けのコツに関しては、煮物のコツ、炒め物のコツの他に中華調味料に特化したコツもお伝えします。
かなり多くの料理で一致するコツですので、ぜひ以下をご覧ください。

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