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なぜ大切な人とうまくいかないのか

今回はコミュニケーションというテーマで書かせて頂きます。コミュニケーションというと世の中には無限とも思えるほどの“悩み“とそれに対応するための“スキル“に関する知識が溢れています。あの本ではこう言っていた。あの時見たテレビではこう言っていた。など答えがあり過ぎて正解がわからない。そんな風に思ってしまうのではないでしょうか。だから“答え“自体ではなく“誰の“答えが聞きたいのか。という世の中になってきているのでしょうね。そして発信者は“誰に“届けたいのかを明確に意識する必要があるのだと感じます。
その相互関係がマッチングするとファンや仲間など見えない繋がり(絆)を感じられるようになるのです。

私の見解ではコミュニケーションは実際に人に関わる中で研磨されていくものだと考えておりますので、本書では私がコミュニケーションの基礎知識として知っておいた方が良いと感じる事を残します。

本書は
・そもそもの“コミュニケーション“の目的と意味
・コミュニケーションの基本の基本
・コミュニケーションの基本
・これから気をつけること
・最後のまとめ
という順で書かせて頂きます。

本書が皆様の力になる事ができれば幸いです。
それではさっそくいきましょう!

◯そもそもの“コミュニケーション“の目的と意味

コミュニケーション“という言葉の意味をご存知でしょうか。そもそもは「気持ち・意見などを、言葉などを通じて相手に伝えること。」と定義されています。これだけを見れば難しい事のようには感じません。ですが、世の中にコミュニケーションで悩みを持つ人が多くいます。なぜならば、この相手に伝えることという部分が難しすぎるからです。難しさの根本にあるのは表現方法は言葉だけではなく表情やしぐさによっても相手に情報を与えてしまう。という所です。

例えば

「本当に謝罪しなければならないタイミングで相手に対して心の底から謝罪の言葉を述べているのにニヤケ顔になってしまっている」

これでは相手に謝罪の気持ちが“正しく“伝わる訳もありません。
この謝罪の後に関係が改善するどころか悪化してしまうのは火を見るより明らかです。

ですから本書ではコミュニケーションを

“自分の気持ちを正しく伝えて相手と良好な関係を築くこと“
と目的を設定します。この後に続く部分もこの目的に沿って進めさせて頂きます。

◯コミュニケーションの基本の基本

コミュニケーションの基本の基本として1番初めに意識しなければならない事は“相手の事を知り、自分の事を知ってもらう“ことの繰り返しであるということです。
では相手の事を知るとはどういうことでしょうか?
好きな食べ物・色・季節・映画・音楽・趣味などを知ることでしょうか?
もちろん最初のとっかかりとして間違いはありません。ですが、これらを知っているから相手に信頼を寄せるかと聞かれればそんな事はありませんよね。
本当に知りたい事は相手がどんな事を考えているのか
自分と同じ体験をした時にどんな事を思うのか
瞬間的にどんな反応を示すのか
ここに共通点があると共感し、親近感を覚え、信頼感を寄せていくことになるのです。

自分がそうなのだから相手も同じプロセスで自分に信頼を寄せてくれるのだと理解しましょう。自分の事を伝える時にも同じように、どんな事を考えているのか。どんな事を思うのか。どんな反応をするか。を意識して伝えてあげられると相手は自分に信頼を寄せやすくなりますよ。

◯コミュニケーションの基本

ここではコミュニケーションについて前章よりも具体的な内容について書かせて頂きます。

コミュニケーションが相手との良好な関係を築くこととするならば自分が意識しなければならないのは相手に信頼感を持ってもらうという事です。ではどんな人を信頼しやすいのかについて考えてみれば何をしなければいけないかわかるでしょう。

発言する事よりも聞く事が大切
信頼感を持ってもらうために1番大切な事は発言する事よりも聞く事です。人は話を聞いてもらう事で「この人は自分に関心を寄せてくれている」と納得し、安心感を得られるのです。コミュニケーションで相手から信頼感を持ってもらうのであればこの部分に意識を強く持たなければなりません。

では聞き方の基本を少し紹介しておきましょう。

1)5W1Hを意識する
「なぜ・何を・どこで・誰が・どちらが・どのように」と質問を投げかけてあげられれば相手は話やすくなるでしょう

2)共感する
相手に信頼感を持ってもらいたいのであれば、相手の話に全力で共感しましょう。自分は違う意見を持っていたとしても、それを発言する事は相手にとっては関係がないのだからグッと堪えてあいづちを打ちながらただただ聞くことに集中しましょう。

3)表現に注意する
これがなかなかできない人が多くいるように感じます。聞くとは相手に聞いているという事を表現する事です。実は自分は体の色々な部分で相手に対して心の中で思っていることを伝えてしまっているのです。

例えば、目を見ない、腕を組む、足を組む、体が正面を向いていない、パソコンやスマホを触りながら聞く、貧乏ゆすりをするetc…

これらのことは相手に対して自分は聞かないよ。というメッセージになってしまうので絶対にしないようにしましょう。

4)1秒の反応
話かけられた時に相手に見せる自分の1秒後の反応が相手に対して非常に多くの情報を与えてしまっているという事を理解しておきましょう。先ほどの表現という項目に関する事ではありますが、重要なので項目を分けました。コミュニケーションの最初の1秒で“元気なのか、忙しいのか、機嫌がいいのか“などあらゆる事を相手に伝えてしまいます。
つまり「聞いてもらえるのか?」という相手からの声にならない質問に言葉を発する前に答えているようなものなのです。

日頃から1秒の反応には注意する事が重要ですね。

◯これから気をつけること

次にコミュニケーションで良好な関係を築くためにやってはいけない事を説明しておきます。
コミュニケーションを取る上でやってはいけない事は相手を不快にさせないこと。これに尽きるのではないかと思います。

当然と言えば当然ですね。

不快にさせられるような相手に信頼感を持つ訳もないですし、そもそもコミュニケーションを取りたいとすら思わないでしょう。
ですからここでは相手に対して不快に思わせる表現について把握しておきましょう。

1)声
相手と話をする時の声を意識した事はあるでしょうか。
声は相手に対して自分がどんな風に思っているかを暗に伝えてしまっているのですよ。

例えば、低いトーンで話すと重たい内容の話になるのかな。と相手に想像させることになります。
逆に高いトーンで話をすると軽い内容の話になるのかな。と相手に想像させることになります。

また、話す早さによっても自分の心の内側を表現することになってしまいます。

早くなれば相手に“時間に余裕がないのかな“とか“緊張しているのかな“とか相手に気を遣わせることになります。
遅く話せば“余裕があるな“とか“説得力があるな“と思わせる事ができるようになります。

ただし相手の時間と場所とタイミングによってはどのように話をするのがベストなのかはしっかりと判断しなくてはなりません。

2)表情
表情は視覚によって相手に多くの情報を与えてしまいます。暗い表情明るい表情ではどちらが良いかは明らかですよね。誰も暗い表情の人に話しかけたいとは思いませんよね。
明るくハツラツとした表情を心がけましょう。
余談になりますが、表情には普段の行いがモロにでると思います。
日常、笑顔になる事が多い人は第一印象でも同様の印象を与えますし、努力する事が習慣になっている人はある部分では厳しさをその表情からは窺い知る事ができるようになります。逆もまた然りでいつも暗い表情で過ごしている人の第一印象は良くないですね。
普段から自分の表情については気を払うようにしましょう。

3)しぐさ
ボディランゲージとして相手に意思を伝えてしまう表現は何も顔だけに現れるのではなくて、体の至る所からサインを出してしまっているのです。前項でもお伝え致しましたが腕組みや足組み、貧乏ゆすり、目を見ない、体を向けない、あいづちを打たない、時計をチラチラ見るなど多々あります。

ここでは私の実体験を話させて頂きます。
私の上司は自分がパワハラをしていることに気づけない人間でした。信頼関係の薄い部下を人前でいじる事で笑いを取り、陰口悪口を使って自分の地位を確認するような人間です。(はっきり言って大嫌いです。笑)そんな上司を反面教師にして頂くためにどんなコミュニケーションをその上司が取っているのかを紹介します。

この上司はなんと言ってもとにかく話を聞く態度が悪い。

・部下が話している時に必ず口を挟み、自分の意見を言い始める
・Aさんが話をしている時には体を向けてあいづちを打ってしっかりと話を聞いているそぶりを見せるが、Bさんが話し始めると後ろを向く。
・全く目を見ない
・話しかけている人と別の人を見ながら返事をする
・暴言を平気ではく

ここまで読むとすでに気分が悪くなってしまった人もいるでしょう。
文章にまとめてみるとそんな人本当にいるの?と思う方もいるかもしれませんが、実際に気がついていないだけで多くいると思います。もしかしたらこれを読んでいるあなたもその予備軍なのかもしれません。

今、この瞬間から気をつけましょう!

やってはいけない事をいくつか書かせて頂きましたが、相手と良好な関係を築くために。と考えるともっと当たり前のことも頭には浮かびますが(嘘をつく、裏切る、いじめるetc…)それは人間関係を築く上で常識的すぎるのでここでは省かせて頂きました。
皆さんはこんな事はしませんもんね。

◯最後のまとめ

ここではコミュニケーションという言葉の意味を勘違いしている部分があるのではないかと思いますので、そのあたりを説明したいと思います。
まず相手と良好な関係を築くという目的においてコミュニケーションを駆使する事は当然ですが、この“相手との良好な関係“を勘違いしている場合が多く見られます。

私の見解としては

“立場や役割によって決定権や権力に差はあっても人格(つまり人として)においては等しく対等に接することができる関係のこと“
であると考えています。

ですから上司や部下、先輩や後輩という関係性にあっても“丁寧“に接する事は良い事であっても“遠慮“して接する事は間違いだと思います。だからといって“正しさ“ばかりを追求するようなコミュニケーションでは息苦しくなります。
コミュニケーションを取る相手やそのタイミング、場所、時代など色々な要素が複雑に絡み合うことによって正解は変わってしまいます。ですから媚び諂うのではなくて“自分は自分“であり“相手は相手“とどこかで線引きする事ができるようになると良いでしょう。
どのように接しても相手に良い印象を与える確率はもともと50%しかない。
その半分の部分は自分でコントロールできる事ではなく相手が決める事
。とこれくらい割り切って考えて良いのです。

あなただけでなくこの社会のほとんどの人の悩みはコミュニケーションによるものなのです。

この世界で1番大きな問題について真剣に考えている。それこそが重要なことなのです。

考えることを辞めてしまっている人もこの世界にはたくさんいます。
人との関わりに絶望している人もいます。

それでも本書を読もうとしたあなたの“意思“はこの問題を投げ出すのではなく正解を探そうと努力したいのだと思います。

どうか諦めないでください。この世界にはあなたを必要としている人は確実に存在します。
もし思い当たらないのであれば私がその一人になりましょう。辛い時には私が一緒に悩みましょう。
勇気が欲しければ背中を押しましょう。どうしようもなくなったら一緒に逃げ出しましょう。その先には必ず明るい未来が待っていますから。

さあ思い描く最高の未来に向かって今日からまた歩き始めましょう!

〜最後まで読んでくださった皆様へ〜

こちらの記事を最後までご拝読頂き誠にありがとうございました。
僕の書く文章は妻やこども達に届く事を夢見て執筆させて頂いております。
僕から発信したことがまだ見ぬどなたかの役に立ち、そこから輪が広がり、最終的には私の家族の手元に届く事を夢見ております。今の段階ではまだ小さな一歩ではありますが、これから歩き続ける事でゴールに辿り着く日が必ず来る。と信じております。皆様のお力添えをどうか宜しくお願い致します。
またこちらの記事に関しまして、ご意見や改善点などありましたら勉強させて頂きたく存じますので、遠慮無くお願い致します。
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