自粛期間中に、自分はどんな問題解決が出来るのかを整理をする

こんばんは。りょうへいです。

今日は「自分はどんな問題解決が出来るのか、整理しておきましょう」という内容の記事を書かせて頂きます。

この記事は

・これから業界の先行きが不透明で、転職も含めて真剣に考え始めている
　第二新卒以上の社会人の皆さま

を想定して作っています。
学生の方や新卒の方にも重要な記事ではありますが、主に社会人経験のある方へ向けて書いている記事だという前提で読んで頂ければ幸いです。

昨今の緊急事態宣言の延長に伴い、世の中の経済情勢は大きく変わることが予想されています。
業界によっては、経済規模そのものの縮小が余儀なくされるような領域も出てきそうな中、自粛期間中の私たちに出来ることは何でしょうか？

今の私たちに出来ること、それこそが「今の自分が出来る問題解決を整理しておく」ということです。

「こんな時代だから何かを始めないと」と思い立って他のことを始めるよりも先に、今現在の自分が具体的に何を出来るか考えておくことは非常に重要です。

理由は主に二つあります。

・何らかの理由で職が変わる際に、今出来ることは何かが分からないと、自分の市場価値を見誤ってしまう。

・今出来ることが分かっていないと、これから必要なスキルが具体的に何なのかを把握出来ない

以上の二点が大きな理由となります。

私自身の経験として、特に今までやってこなかった領域（異業種）に転職、もしくは個人として独立をする時ほど、

・自分の最大の市場価値を相手に伝える能力

・今出来ないことを理解し、出来ること（経験）と関連づけて、これから出来るようになることとの相乗効果を生み出す

こういったことが求められます。

その際に自分の出来る問題解決が何なのかを理解出来ていないと、問題解決以前に、全くゼロからのスタートになってしまい、自分の市場価値を著しく落としてしまうのです。

加えて、これからやることが、未知の領域である場合、今の自分が出来ることとの関連付けは、その領域に入った後では遅くなってしまいます。
（新しい仕事を覚えていくだけで余裕が無くなるのに、それまでの自分のやってきたことと関連づけるのは非常に困難ですよね。）

以上のような理由から、比較的時間がある間に私たちがやるべきことは、今現在の自分がどんなことが出来るか？どんな問題解決が出来るか？ということが大切になってくるのです。

では、どのようにして自分の出来る問題解決を整理していけば良いでしょうか？

自分が出来ることを考える上で、必要な考え方があります。それは

”自分を商品として考える”

ということです。

自分の出来ることを整理する際には、洗濯機やテレビ、パソコンなどの商品と一緒にして考えてみて下さい。

例えば、洗濯機を欲しいと感じている人は、

・洗濯する手間を省きたい
・衣類を乾燥させる手間を省きたい
・夜でも洗濯できる音の静かなものが欲しい

このような問題解決を望んでいますよね。間違っても、

・面白い映像を見たい

と思って洗濯機の購入を検討する人はいないはずです。

しかし自分のできることを考えるとなると、なぜか人は、

自分は本当は洗濯機なのに、パソコンの機能を持っていると勘違いをして、パソコン売り場に自分を置いてしまう

このような現象を起こしてしまうのです。
これは、自分が出来る問題解決をきちんと考えていないことが最大の原因です。

ここで言いたいことは、洗濯機なのにパソコンの市場で戦うことが悪いということではありません。
洗濯をしてきた経験が、パソコン市場に行く際にどのような分野で活かせるのか、しっかりと考えていないことが問題なのです。

”自分は洗濯が出来る。この経験はパソコンの戦場では具体的にこんなことに使える”

こういったことを考えておくことによって、市場価値を最大に伝えることが可能になりますし、同時に相乗効果を期待することが出来ます。

このように、もし自分が出来ることが何なのかが分からない場合は、

自分がどのような商品なのか？

ということを考えてみて下さい。
どんな機能を持っていて、それを活かして、これからどんな機能を取り付けたいのか？どんな機能をさらに進化させたいのか？

こういったことを考え、言葉として整理していくことで、それを相手にも伝えられるようになり、相手が求める機能と一致する可能性も高まります。

自粛期間中、様々な新しいことを始める方も多いと思います。
でもその前に、一度立ち止まって自分の持っている機能を考え、言葉にしていくことで、より良い人生の選択をすることは可能になるのではないでしょうか？

今できる自分の問題解決を整理する。
そんなに時間のかかることではないと思いますので、ぜひ一度やってみて下さいね。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました！