「僕なんか」とは言わないで。
信頼している人から届いたメール。中を開けるとそこには長い文章が綴られていました。一行目から大切に読んでいくと、五段落目の辺りでふと「お願い」という文字に目が止まりました。
慎重に読み進めると、そこには「〝僕なんか〟とは言わないで」ということばが置かれていました。それは早朝の草木の葉におりた霜のように、結晶化された固い意志を感じました。懇切丁寧な文章は以下のような内容でした。
「年齢が低いということは、ただの生きてきた時間に過ぎない。尊敬し合っている間柄に年齢に上も下もない