MC2「すんばらしかった FNS歌謡祭のASKA」
やあ、みんな、ありがとう。さっきの曲、「おんなとおんなとのはなし」どうだった？
なんか、マイクケーブルがぶつかる音がするよね。ごめんね、ライブはアクシデントが付きものさ。Shureのヘッドセットマイクを使ってる。ワイアレスじゃないから、使い勝手がやはりわるいものさ。でも昔から使ってて愛着あるし、贅沢言えないね。
「おんなとおんなとのはなし」そうだね、 #八木重吉 はよく言ったものだよ。でも、おとことおとこの話でも無味乾燥なものが多いかもね。やっぱり一人とか、気の置けない家族と一緒にいるのがいいものさ。
さて、先日の #FNS歌謡祭 の #ASKA すごかったね。泣きそうになったよ。
薬物で捕まって、復帰した後「往年の輝きですね」とかファンは言っていたけど、大体がリップサービスにしか聞こえなかったさ。もしくは、妄信的なファンか。自分も聞いたけど、確実に衰えていたし、見た目もね。
けれど、昨日は違った。まさに、声は「往年の輝き」を取り戻していたし、さらに太さが加わって（ほかの歌手が薄っぺらく聞こえてしまうくらい）、あぁ、完全に戻ったんだなぁと思いました。
特に、中音域の口腔内での音の響かせかたは、いままで聞かれなかった（もしくは意識的にはしてこなかった）もので、復帰後に会得したものにちがいなかった。声が不調なことは歌手本人が一番よくわかっていること。ASKAは努力して発声からやり直し、自分の声の一番いいところを客観的に鍛えなおしたのに違いない。
ソングライターでもあるけれど、それよりも、歌手なんだなぁと思ったよ。「PRIDE」なんて、少し今聞くと恥ずかしいと思うんだけれど、ASKAが歌うと、本当に重いメッセージが伝わってくる。この「聴衆がだまされる瞬間（＝魔法）」を持つ者こそ、真のアーティストではないかと思った。
こうなると、ワクチンが陰謀であったり、月が人工物だったりしても別にいいや、とか思ってしまったり。
おっと、またしゃべりすぎたね。では、次の曲、聞いてください。
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