弱さをさらけ出す

「弱さをさらけ出す」のは、本当に難しいことだなってずっと思っている自分がいる。いつまでたっても強がってしまう悪い癖を、ちゃんと直さないとダメだってのは重々承知しているつもり。

とはいえ誰かに見せたい自分は、いつだってかっこいい自分自身。かっこ悪い自分を見られるよりは、かっこいい方がいい。かっこよく生きるが僕の美学だから、それをなかなか覆せないでいる。

頭では弱さを見せてもいいってわかってるんだけど、それがなかなかうまくいかない。出てこなくていい見栄っ張りが、いつも勝ってしまうんだろね。くだらない見栄っ張りのせいで、自分が苦しんでいることに早く気づいてしまえばいいのに。

だから弱さをさらけ出せる人を見るたびに、すげえなって思ってる。弱さをさらけ出している人の方が、人間ぽくっていいよなって。弱さをさらけ出している人の方が、いろんな人に助けてもらっているし、立ち直りだって早いうような気がしている。

良いなと思いつつも、当の本人はいつまでたっても溜め込む癖がなくならないから、1度問題を抱えてしまうと解決までにかなりの時間が掛かってしまう。吐き出した方が楽ってのも、そういう人を助けたくなる人間の心理もちゃんと理解しているつもりなんだよ。

でも弱さをさらけ出す行動に移せない僕は、本当の意味でその言葉の意味を理解していないんだろうね。

強さってなんだろ？弱さってなんだろう？

いろんなことを考えていたら頭がぐるぐるしてきた。

少しずつで良いから、ちゃんと弱さをさらけ出す練習をしよう。

そして、いつの日か見栄っ張りな自分から卒業してみるよ。