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相手に考えさせることの難しさ

相手に物事を考えてもらうことの難しさを最近よく痛感する。

チームとして活動するのであれば、必ずチームメンバーの成長が不可欠となってくる。そして、チームメンバーの自立は早ければ早いに越したことはない。

自分でやった方が早いことも、誰かにお願いするのであれば、お願いしたことにきちんと責任を持ち、チームメンバーのやりたいようにまずはやってもらう。

最初から答えを出してしまうと、考える癖がなくなるというリスクがある。自分と一緒に仕事をしているときはそれで良いのかもしれない。でも自分と違う人と仕事をする場合や、自分1人で仕事をする場合に困ってしまうことは目に見えている。

誰から仕事を教わるかは非常に重要だ。きちんと相手に考えさせて、自立させることができる人から仕事を教わった方が確実に力が付く。

最初から答えを出すのではなく、まずは相手にやり方を考えさせた方が、両者にとってプラスになる。

人間とは面倒なもので、相手のやることにいちいち口を出してしまう生き物。優秀な人が優秀な人を育てられるわけではなくて、忍耐強く相手に考えさせられる人が優秀な人を育てることができるのだ。

「自分がやった方が早い」という病にかかってしまっている人は、なかなか人を育てることができない。相手に考える時間を与えず、ただ指示を与えるだけ。

指導されている側も言われたことを何の疑問も持たず、ただやるだけだから力の付き方が遅くなってしまう。

確かに素人相手では自分がやった方が早い。でものちにチームメンバーとして活躍してもらうのであれば、自分で考えさせて行動させた方が良い。

たとえ失敗したとしても、反省材料があるから、適切なフィードバックができるのだ。そのフィードバックを相手がきちんと飲み込み、次に活かすことができれば、昨日の自分よりは少しだけ成長したということ。

成長スピードは人によって様々だが、自分で考える癖を付けてもらわないことには、いつまでたっても自立させることができない。

相手にやり方をまず考えさせること。失敗させること。温かく見守る忍耐力を持つこと。

この3つのサイクルを守り続けることで、自立した人間へと成長させることができる。

自分で考えること。わからないことを調べる癖を付けること最後まで自分の力でやり遂げること。失敗した反省材料からきちんと改善策を見つけること。

成長する人に不可欠な力はこの3つかなぁ。他にもあるんだろうけど、僕はこの3つを守り続けてきたから、今ライターとして生きることができていると信じている。

人を育てることは難しいことだけど、相手の成長が垣間見えたときは嬉しい気持ちになるから頑張りますかねぇ。


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