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忘れたいこと、忘れたくないこと

人はすぐに思い出を忘れてしまう生き物。

人に備え付けられた「忘れる」という機能は、ありがたいときもあれば、ありがたくないときもある。

「忘れる」という機能は、甘酸っぱい青春を消し去りたいときにちょうどいい。

失恋やかっこ悪いエピソードはすぐにでも忘れてしまいたいよね。

でも、楽しかった青春も忘れてしまうから、非常に胸が切なくなる。

どうでもいいことは覚えてるのに、重要なことはすぐに忘れてしまうから、もう嫌になっちゃう。

居酒屋でのクソみたいなたわいもない話や友人とやったいたずらとかどうでもいいことはいつまでたっても覚えてる。

でも「忘れる」という機能のせいで、約束すっぽかして怒られたり、やるべきことを忘れてしまうときがある。

「忘れる」という行為は、時にありがたく、時に悲しいもの。

いやなことが起きたときは、もうその場ですぐに忘れたくなるし、なかったことにしたいというのが本音の気持ち。

辛いことは時間がたてば、薄れてしまうのかもしれない。

逆に嬉しいことや楽しいことが起きたときは、ずっと覚えていたいというのが本音の気持ち。

でも、楽しいことや嬉しかったことも、嫌なことと同じように、時とともに薄れていくんだ。

「忘れる」という機能は便利な機能なのかもしれない。

でも不便なときもあるから、「どっちがいいんだろう?」って悩むときがある。

忘れたいこと、忘れたくないこと。

忘れたいことだけ忘れることができて、忘れたくないことは、パソコンのメモリーみたいに、脳のどこかに永久保存できたらいいのに。

僕たちは「忘れる」生き物で、忘れていくことで、うまく生きることができているのかもしれない。

思い出はたくさん作りたいけど、どうせ忘れてしまうなら、思い出なんてい思うときもあるけど、忘れるまでは思い出に浸りたいから、思い出はたくさんあったほうがいい。

忘れたいこと、忘れたくないこと。

いろんなことがある人生だけど、どれも自分に必要なことなんだよ。


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