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社会人6年目、7年目

明日から社会人7年目を迎える。年齢を重ねると自ずと積み重なっていく社会人としての時間。新卒の頃は仕事ができずに、周りの人に迷惑をかけまくったけれど、いろんな人のおかげでいまこうして生きている。

春は門出を祝う季節で、寂しさや憂いってやつを綺麗に溶かす。リセットや再出発、新しい自分になるなど前向きな言葉をよく見かけるのも春の醍醐味だ。

僕はいま文章を書く仕事をしているんだけれど、社会人になりたての頃は、まさかじぶんが文章を書いているなんて想像もしていなかった。

文章を書くようになって、「文才がない」「文章が下手くそすぎる」「よくこんな文章を世間に晒せるな」など様々な否定的な言葉をいただいた。でも、「文才があるから物書きになったほうがいい」と1人の友人に言われたこともあって、その言葉を愚直に信じて、ここまでやってこれた。

そして、文章を仕事にしてからはや3年の月日がたつ。もう3年も経つのかという気持ちと、まだ3年しか経っていないのかという2つの思いがある。まだまだ未熟だと思いながらも、ここまでやれたことを誇りに思いたいと思っているじぶんだっている。

文章を仕事にすると決めてから紆余曲折を経て、いまでは文章で生計を立てられるようになった。いいこともたくさんあったけれど、じぶんを大きく成長させてくれたのは、いつも失敗や苦しかった経験だ。

賃金の未払い問題や、大きな仕事での失敗。難病になったこと。ありとあらゆる困難が、じぶんをとことん追い詰め、なんどもうやめようと考えたか。でも、反省と改善を繰り返し、じぶんの夢を叶えることができた。だから、諦める選択をしなくて本当によかった。

そして、社会人6年目は、強くも弱くもなったような気がする。いまもずっと難病との闘病生活をずっと続けていて、他人に弱音を吐けるようになったし、病気との向き合い方を知って強くもなった。

強さだけでは人を守れないし、弱さだけではじぶんを守れない。強さと弱さの両方を兼ね備えた人間に僕はなりたい。じぶんを守るのはもちろんのこと、大切な人をちゃんと守れる人間でありたいよなって。

難病になって、左目が見えなくなった。いまもまだ左目は見えないままだ。でも、目の前の希望はちゃんと見えている。そいつを掴み取れるかはじぶん次第。たくさんの人に支えられているし、じぶんの努力に確信もあるからきっと大丈夫。

歳を重ねるに連れて、大事にしたいと思える人が増えてきた。そんな素敵な歳の重ねかたができている事実を、心から嬉しく思う。目の前の人を大切にできる人でありたい。僕は1人じゃないし、みんなだって1人じゃない。

疲れたらゆっくり羽を休めよう。そして、またじぶんのタイミングで前に進めばいい。誰かと比べて苦しくなるぐらいなら、今日なにができたかを考えよう。

社会人7年目の春がまもなくやってくる。目の前の人を大切に、そして、いま手元にあるものをなくしませんように。



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