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難病を言い訳にしたくない

僕は2019年9月にベーチェット病気に罹った。

当時はそりゃもう大変だったんだけど、周りの人たちのおかげで今はなんとか社会復帰することができている。仕事もプライベートも充実しているから本当にありがたい。

今も治療は続いているわけなんだけど、私生活は通常通り送ることができているから人間の回復力は大したものだと思う。

最近「難病に罹っている人だとは思わなかった」とある人に言われた。

僕は難病に罹っていることを隠しているわけではないが、みんなに言いふらしているわけでもない。変に気を使われても困るだけだから、難病について聞かれるまでは何も言わないようにしている。

ネットには書いているから、みんなに知ってもらいたいんだろって思う人もいるかもしれないけど、僕は難病の経験をマイナスに捉えていない。難病に悩む人に「こんな奴もいるんだよ」と知ってもらうために情報発信しているだけ。

ネット上には情報を残しているんだけど、プライベートで「僕は難病に罹っています」と伝えるのは僕の流儀に反するし、クソださいから絶対にやらない。もちろん自身の生い立ちについて聞かれた場合は、本音のお付き合いをしたいこともあって、難病の経験も腹を割って話すようにしている。

そして、難病に罹った経験を可哀想と言う人もいる。口には絶対に出さないけど、たまに「ほっといてくれよ」って思ってしまうときもある。

難病に罹った経験を幸か不幸かは僕が決めること。当時はこの世の終わりみたいな絶望的な顔をしていたけど、難病になったおかげで、人の温かさや優しさに触れることができたから難病の経験を経て良かったと思っている。

人はそれぞれ何かを抱えていて、それが僕の場合、たまたま難病だったに過ぎない。だから難病を言い訳にしたくないし、難病になったからできることはたくさんあると思っているんだよ。

すべての出来事に何らかの意味があるのだから難病に罹った経験は決して無駄なんかではない。

ネガティブに捉えるのは簡単なこと。でもあえてポジティブに捉えることで、前へ、少しずつ前へ進んでいきたい。


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