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猫になる(19) 食卓にレタスがならぶとニャアとなく

うちの子ノエルはベジタリアン。

おにく、たべない。

おさかな、たべない。

ちなみに、部屋のなかにいるクモとか虫もとらない。首をかしげてみてるだけ。

なんとも、肉食動物らしからぬねこだ。



ねこ用のごはんも偏食っぷりがはげしい。

うちにひきとったころに色々ごはんを用意したんだけど、けっきょくカリカリした食べない。

猫缶も食べない。さいきんは高級猫缶もあるのに、まったく手をつけない。

このんで食べるのはピュリナワンというカリカリと、おかしのちゅ〜る。

あとはマタタビ。



そんな偏食小憎もといねこなんだけど、レタスと水菜は大好き。

冷蔵庫のしたの野菜室のとびらをひらく音。

そして、「レタス」「水菜」の単語はマスターしている。

冷蔵庫のとびらの音と、「レタス」「水菜」いずれかの単語。

このふたつの条件がそろうとニャアという。


ニャアという、というかニャアニャアニャアニャアとなきやまなくなる。

これにはこまる。

おなかをすかせてテーブルにごはんをならべて、やっと食べられる。

ニンゲンがそんなタイミングで、いつもレタスくれニャアがはじまる。



またはレタスや水菜がないときでも偶然にも先にあげた条件がそろうとくれニャアがはじまる。

これには本当にこまる。


そんなわけでわが家にはレタスか水菜が常備されていることが多い。

ちょっとまえまで野菜が高かったから、なるべく鮮度がよく安値のものを探したりもした。

あと、どうしても野菜がきれてしまったとき用に、マタタビを常備するようになった。

野菜がない、くれニャア砲がとまらないとき用、にである。



さて、こんばんのメニューは料理のお兄さんリュウジさんのメニュー「塩レタス焼きうどん」。


今夜もくれニャア砲は止まらないのである。



きょうの逸品

うちの子のレギュラーメニューのごはんとおやつ。

ほんともうこれには、ねこまっしぐらである。


うちの子ノエルにちゅ〜るをあげます。