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世界のkindergarten151

2020/11/29
こどもの居場所を創る建築家。
mission
「世界中から保育園・幼稚園を選べる世界に」
0歳から5歳のこどもには体験・体感は教えることができない。をモットーに日々活動。又、教育者として、京都建築大学校の非常勤講師としても活動中。

今週も世界の幼稚園建築物への散歩。
本日紹介するのは、ポルトガルにある幼稚園(kindergarten)です。

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今回のようちえんですが、デザイナーさんも一緒に関わっておりこどもの感性に引っかかるように、壁画をいくつか描かれたようちえんです。
壁画と同じく、外部空間である自然環境をいかにこどもたちに体験してもらうかをテーマにも掲げているため、大きな窓や、傾斜地との融合が詰まったデザインとなっています。

大きな窓ですが、壁面だけでなく天井・屋根部分にもデザインされています。
この天井・屋根の一部分であるガラスを用いることで、太陽光が室内にたくさん降り注ぐことができるため、四季を感じることができるように太陽の位置・高さ(高度)も影や光を通して体験できるようにしています。

この縦長の天井・屋根のトップライトは素晴らしく魅力的ですよね。
縦長に用いているため、空のある時間を切り取ってみせることができます。
それは、デザイナーさんとコラボした感覚と同じだと思います。
情景を切り取る。という感覚を子供たちにどのように見せるか。
を考えさせられます。
こどもの視線は常に、前もしくは下なのでこのように上からの刺激を設けることで視線を上へと動かすことができます。
これにより、視覚情報の視野を広げることもできます。

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毎回同じこと書いておりますが、視覚情報が大事ですよ!!
ということをこれからも伝えていきます。

「こどもたちの興味関心を引くには、視覚情報が1番です。
なので、空間もそうですが、質感、表現力がこどもたちに取って一番の有益な情報になります。
興味を持ち、それから触覚や感覚・舐めるといった行動につながります。」

まだまだ世界には日本では感じることができない建物がたくさんあります。
これからも、参考にしてもらえるような建築物を発見していきます。

よろしければフォローをお願いします。

また、建築家としても活動しておりますので
簡単なご相談がありましたら、お申し付けいただければと思っています。

参考ページ
https://www.archdaily.com/107260/school-center-paredes-alenquer-andre-espinho?ad_source=search&ad_medium=search_result_projects


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