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世界のkindergarten172

2021/01/18
こどもの居場所を創る建築家。
mission
「世界中から保育園・幼稚園を選べる世界に」
0歳から5歳のこどもには体験・体感は教えることができない。をモットーに日々活動。又、教育者として、京都建築大学校の非常勤講師としても活動中。

今週も世界の幼稚園建築物への散歩。
本日紹介するのは、中国にある幼稚園(kindergarten)です。

从西北方向鸟瞰_摄影_陈颢

今回のようちえんですが、私と同じことをおっしゃっている建築家さんがデザインされています。
それは、乳幼児にとって初めて目にするようちえんは、模様や柔軟性そして空間雰囲気などからこどもたちが自らの欲求で探検をし、そして学びになるように建築デザインされている建物です。

そして、日常的な空間と非日常的な空間がバランスよく混ざっており
廊下であって廊下でない空間などしっかりデザインされていることで、こどもが自ら居心地のいい空間を見つけて過ごせるようにデザインされています。
わかりやすく言いますと、隅っこや、狭く低い場所。そして高い場所。
など、こどもは個性から来る欲求で行動を起こしています。
そんな中でも暗くて狭い場所を好むこどももいたりします。

そんな空間をあえて創ったりしています。
そして、やはり視覚情報が大事という事で、たくさんの窓を設けています。
様々な大きさ、材料、そして高低などの位置。

位于北侧的主入口,围墙向内转折留出等待空间

全て意図して窓を配置している事で、こどもにとっての探検遊びの一部となるように色んな材料で様々な大きさで配置されています。

そうする事で、こちら側とあちら側の世界観を想像したりしてくれます。
また、窓越しに見た風景を連想してみては、確認しにいくこともあります。
このような行動は、自分のイメージと実際の景色の違いや同じところをこども自ら把握しようとしています。

この行動から空間把握能力はもちろんですが、イメージトレーニングにもつながります。
こどもが自ら考えたイメージと、実際の景色を照らし合わせる作業につながりますよね。
こどもは常に遊びからいろんなモノやコトに触れて感情のままにたくさんのイメージを創り上げていきます。
そのような過程から、自分の思い通りにできなかったことがどんどん増えていくのですが
最初は、泣いたり怒ったりするかもしれないです。
しかし、時間を費やすと勝手に自分で解決できるように、自分の思い通りにできるようになったりします。

この作業こそが大人になった時の成功体験を生み出す力の原動力になります。

毎回同じこと書いておりますが、視覚情報が大事ですよ!!
ということをこれからも伝えていきます。

「こどもたちの興味関心を引くには、視覚情報が1番です。
なので、空間もそうですが、質感、表現力がこどもたちに取って一番の有益な情報になります。
興味を持ち、それから触覚や感覚・舐めるといった行動につながります。」

まだまだ世界には日本では感じることができない建物がたくさんあります。
これからも、参考にしてもらえるような建築物を発見していきます。

よろしければフォローをお願いします。

また、建築家としても活動しておりますので
簡単なご相談がありましたら、お申し付けいただければと思っています。

参考ページ
https://www.archdaily.com/892062/vanke-experimental-kindergarten-atelier-liu-yuyang-architects?ad_medium=widget&ad_name=category-kindergarten-article-show


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