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世界のkindergarten181


2021/02/21
こどもの居場所を創る建築家。
mission
「世界中から保育園・幼稚園を選べる世界に」
0歳から5歳のこどもには体験・体感は教えることができない。をモットーに日々活動。又、教育者として、京都建築大学校の非常勤講師としても活動中。

今週も世界の幼稚園建築物への散歩。
本日紹介するのは、アメリカにある幼稚園(kindergarten)です。

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今回ご紹介しますようちえんは、こどもが自ら這い、転がり、乗り、登り、歩きができるように視覚情報として、デザインしております。
こうすることで、自然との触れ合い方を学びそして、こども自身が持っている五感を刺激することにも繋がるので、個性を伸ばすことができるようになります。
それは、私たち大人が伸ばすということではなく、こども自ら伸ばすことができるようにデザインしているところに注目です。

こどもが個性を使って遊ぶことになるので、自然から学ぶことはたくさんあります。
そのうちの一つが、生き方です。
すごく大きなことを言っているように感じますが、幼少期の困難なことにぶつかった時の対応力は、大人になった時、知らず知らずのうちに潜在意識として残っているので、人生の基礎にもなります。

今回のようちえんは、園庭という部類ではなく庭として園舎の真ん中に位置しています。
そして、庭を取り囲むように園舎がわも大きな窓で視覚情報として、こどもに訴えるようにデザインをしています。

これは、自然からこどもは学べる。という大きな理念がありますので建物もそれに沿って計画されています。

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どうですか、
大人よりも大きな石、岩が庭にあります。
男の子でなくてもワクワクするものがあります。
ワクワクやこれ何?
という最初の印象でこどもはどのように行動するのかをよく理解されたデザインですよね。

こどもは興味関心を持つとまず、手に触れていきます。
そこから、感触という感覚を使って自分のイメージを創っていきます。
この行動こそが想像力です。

こどもは真っ白なキャンパスを持っています。
なので、出会ったもの、触れたものがその子の土台となってイメージを蓄積していきます。
そこのイメージには、興味関心で触れたものがとても多いのです。

なので、興味関心を引くデザインをすることでこどもは自らの可能性の扉を開けていくことになります。

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毎回同じこと書いておりますが、視覚情報が大事ですよ!!
ということをこれからも伝えていきます。

「こどもたちの興味関心を引くには、視覚情報が1番です。
なので、空間もそうですが、質感、表現力がこどもたちに取って一番の有益な情報になります。
興味を持ち、それから触覚や感覚・舐めるといった行動につながります。」

まだまだ世界には日本では感じることができない建物がたくさんあります。
これからも、参考にしてもらえるような建築物を発見していきます。

よろしければフォローをお願いします。

また、建築家としても活動しておりますので
簡単なご相談がありましたら、お申し付けいただければと思っています。

参考ページ
https://www.archdaily.com/896200/uchicago-child-development-center-stony-island-wheeler-kearns-architects?ad_source=search&ad_medium=search_result_projects


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