見出し画像

世界のkindergarten153

2020/12/04
こどもの居場所を創る建築家。
mission
「世界中から保育園・幼稚園を選べる世界に」
0歳から5歳のこどもには体験・体感は教えることができない。をモットーに日々活動。又、教育者として、京都建築大学校の非常勤講師としても活動中。

今週も世界の幼稚園建築物への散歩。
本日紹介するのは、スペインにある幼稚園(kindergarten)です。

画像1

本日のようちえんでは、あらゆる視覚的な交差点を意識したデザインとしています。
建物としてはロの字の形をしており、全て回廊ができるようにされています。
回廊ができるということは、ぐるぐる回る事ができるという事ですよね。
なので、こどもたちは向こうからくるお友達とぶつかったりする事があったりするわけです。
この交差点や、角が生まれる事で向こうからくる友達とぶつかったという体験を何度も繰り返す事で、どのような事が起こるかわかりますでしょうか。
こどもたちも、予測という事ができるようになります。
これは、今まで体験した事で、次にこうなる。
という予測が立てられるようになります。
この予測というのは、ある一定の体験・体感から発想しそして考える事で生まれた能力ですよね。
なので、こどもにとってぶつかって怪我をすることは私たち大人が関与することで避けれる事案でありますが、上記の学びがあるという事を私たち大人が理解するとどうでしょうか。

画像2

あえて、こどもたちに体験させてあげたくなりますよね。
なぜなら、私たち大人が関与する事で、発想、予測という考える力を身につけてくれます。
こどもたちは、適当に遊んだりします。
しかも、遊びという行動はこどもたちにとっては、何度も同じ体験から予測へと考える力を養っている状態です。
何度も体験する事で、自分の体、手足、指などの感覚もしっかり把握することへとつながっていきます。

毎回同じこと書いておりますが、視覚情報が大事ですよ!!
ということをこれからも伝えていきます。

「こどもたちの興味関心を引くには、視覚情報が1番です。
なので、空間もそうですが、質感、表現力がこどもたちに取って一番の有益な情報になります。
興味を持ち、それから触覚や感覚・舐めるといった行動につながります。」

まだまだ世界には日本では感じることができない建物がたくさんあります。
これからも、参考にしてもらえるような建築物を発見していきます。

よろしければフォローをお願いします。

また、建築家としても活動しておりますので
簡単なご相談がありましたら、お申し付けいただければと思っています。

参考ページ
https://www.archdaily.com/242096/kindergarden-primary-and-secondary-school-les-vinyes-mmdm-arquitectes-s-c-p?ad_medium=widget&ad_name=category-educational-architecture-article-show


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?