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世界のkindergarten59

2020/08/27
こどもの居場所を創る建築家。
mission
「世界中から保育園・幼稚園を選べる世界に」

今週も世界の幼稚園建築物への散歩。
本日紹介するのは、イタリアにある幼稚園(kindergarten)です。

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今回の計画は、地域として役割を担うように計画された幼稚園と小学校との併設された建築です。
地域として担う。

どう言う事かと言いますと、
幼稚園の周辺地域では、社会イベントとして、フェスティバル、合唱団、演劇協会、ブッククラブなど、たくさんの活動があります。
その一端を担うように設計されているところが特徴です。

なので、学び舎としてのコミュニティ施設でもあるのですが、文化継承のコミュニティー施設として使用できるように、工夫されている建築です。

素晴らしいですよね。
地域の文化と交流できる場所として解放できるように計画されているので、
幼稚園に通うこども以外のこども、少年少女、大人といった世代が全て混ざりあう環境を構築できているので、幼稚園に通うこどもたちはたくさんの刺激を受けますよね。
しかも、文化の継承の場となっていることもあり、視覚情報から取り入れることができますよね。
イベントの意味等はわからない時期かもしれないですが、何かをしていることは伝わっていますよね。
そこから、興味関心に突き動かされて行動に移ります。

なので、屋外園庭というスペースでもあり地域に解放されたコミュニティースペースでもある。
これは、地域一帯で計画できる素晴らしい地域環境が整っていることが伺えます。
素晴らしいですよね。

こどもの施設はこどもの施設にとどまらず、
文化の継承として開かれた建築、コミュニティースペースとしての活用。

そして、建物はスタイリッシュでもありますが
素材に注目です。
外壁には木材をはり、内部の床は石調(磁器質)のタイル張りですよね。
触覚となる五感を刺激できるように、体験・体感できるように工夫されています。

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毎回同じこと書いておりますが、視覚情報が大事ですよ!!
ということをこれからも伝えていきます。

「こどもたちの興味関心を引くには、視覚情報が1番です。
なので、空間もそうですが、質感、表現力がこどもたちに取って一番の有益な情報になります。
興味を持ち、それから触覚や感覚・舐めるといった行動につながります。」

まだまだ世界には日本では感じることができない建物がたくさんあります。
これからも、参考にしてもらえるような建築物を発見していきます。

よろしければフォローをお願いします。

また、建築家としても活動しておりますので
簡単なご相談がありましたら、お申し付けいただければと思っています。

参考ページ
https://www.archdaily.com/916151/school-complex-and-multipurpose-hall-modusarchitects?ad_source=search&ad_medium=search_result_projects


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