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世界のkindergarten167

2021/01/08
こどもの居場所を創る建築家。
mission
「世界中から保育園・幼稚園を選べる世界に」
0歳から5歳のこどもには体験・体感は教えることができない。をモットーに日々活動。又、教育者として、京都建築大学校の非常勤講師としても活動中。

今週も世界の幼稚園建築物への散歩。
本日紹介するのは、スロベニアにある幼稚園(kindergarten)です。

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今回のようちえんですが、現代的かつこどもの活動に影響を及ぼす内容を踏まえてのデザインをテーマとして考えられたようちえんです。
こどもの活動に影響を及ぼすデザインとは。
園庭は不均一で土もあり芝もありそして築山もあるという事が挙げられます。
これは、こどもたちに足に直接訴えるデザインです。
乳幼児期のこどもはハイハイからつかまり立ちへと移行して行きます。
このハイハイという活動は体の運動能力、手足の筋肉へとつながり自分の体を支えることができるようになった時に現れる活動です。

そして手足、体のバランスと筋力が整ってきたらつかまり立ちへと移行します。
と上記のようにこどもはいろんな活動が自分の体を理解・感覚が表れた時に次のステップへと自ら段階を作って行きます。
そして園庭の土や不均一の段差、そして築山で2本足で活動する時に体のバランス能力の向上へとつながります。
なぜかと言いますと、最初はよく転んだり走ったりできない。
また、右足で支えることができなかったりします。
これを言葉で教えると絶対にこどもに伝わりません。
しかし、環境を整備してあげることでこどもは遊びを通して体のバランスや片足で支えることができるようになります。
これは地面が不均一だからです。
そして、こどもは高いところが大好きです。
なので築山を通して登る。イコール片足で体を支えることができるようになります。
爪先に体重をかけたりして築山を下ったりすることもできます。
しかし、最初はこけることからスタートです。
こけて初めて自分の体をどのようにバランスを保たないといけないのか、直感で感じ取れることができます。

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なので、このようにこどもの活動に影響を与えるデザインとして園庭の整備に力を注いでいます。
そして内部は、質感を大事に提案されています。
こどもは見て触り、たくさんの体験をすることで興味関心が湧き起こり、行動を起こしてくれます。
という事を理解されており建物内外に渡りデザインされたようちえんです。

毎回同じこと書いておりますが、視覚情報が大事ですよ!!
ということをこれからも伝えていきます。

「こどもたちの興味関心を引くには、視覚情報が1番です。
なので、空間もそうですが、質感、表現力がこどもたちに取って一番の有益な情報になります。
興味を持ち、それから触覚や感覚・舐めるといった行動につながります。」

まだまだ世界には日本では感じることができない建物がたくさんあります。
これからも、参考にしてもらえるような建築物を発見していきます。

よろしければフォローをお願いします。

また、建築家としても活動しておりますので
簡単なご相談がありましたら、お申し付けいただければと思っています。

参考ページ
https://www.archdaily.com/548379/kindergarten-mavrica-bb-arhitekti-studio-360?ad_source=search&ad_medium=search_result_projects


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