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世界のkindergarten163

2021/01/04
こどもの居場所を創る建築家。
mission
「世界中から保育園・幼稚園を選べる世界に」
0歳から5歳のこどもには体験・体感は教えることができない。をモットーに日々活動。又、教育者として、京都建築大学校の非常勤講師としても活動中。

今週も世界の幼稚園建築物への散歩。
本日紹介するのは、イギリスにある幼稚園(kindergarten)です。

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今回のようちえんは、1983年に建てられたようちえんです。
このようちえん、寿命わずか15年という荒廃し安全でない建物だったんですが、
建築家と地域社会、そして施設側の長期的に持続可能な建物へと確保するために地域の人たちも一緒に関わって再生されたようちえんです。
地域の人たちが加わって新たに再生されたようちえんということは、地域の人たちにとってとても重要な施設だということが感じられます。

そして再生されたようちえんは、太陽の日差しを感じられるように、天井部分にハイサイドライト(窓)を設けております。
この窓のいいところは、換気もかねていることです。
なので、暖かい空気は上、上といく修正を利用して夏を涼しくするために、暖かい空気から外へと排出しています。
これは、かぜの感じ方空気の温度の感じ方を体験できるようになっています。
こどもは、私たち大人よりも温度や湿度に対してとても敏感です。
それは、まだまだ体温を調節するのが苦手だったりすることでもわかるように暑すぎると体の熱を放出してしまい、寒すぎると体が萎縮してしまう傾向になります。

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なので、敏感な時期だからこそ
空間のかぜの通り道を作り、そして快適な温度を保てるようにデザインされています。


毎回同じこと書いておりますが、視覚情報が大事ですよ!!
ということをこれからも伝えていきます。

「こどもたちの興味関心を引くには、視覚情報が1番です。
なので、空間もそうですが、質感、表現力がこどもたちに取って一番の有益な情報になります。
興味を持ち、それから触覚や感覚・舐めるといった行動につながります。」

まだまだ世界には日本では感じることができない建物がたくさんあります。
これからも、参考にしてもらえるような建築物を発見していきます。

よろしければフォローをお願いします。

また、建築家としても活動しておりますので
簡単なご相談がありましたら、お申し付けいただければと思っています。

参考ページ
https://www.archdaily.com/430388/montpelier-community-nursery-ay-architects?ad_source=search&ad_medium=search_result_projects


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