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ダンスは誰の中にもある―映画「イサドラの子どもたち」

note139日目。

映画「イサドラの子どもたち」が非常に興味深い。

完成した作品について監督は、『ダンスにさほど興味のない人にこそ見てほしい』とメッセージを寄せる。

「『ダンスなんて門外漢なんだけど、その魅力の一端がわかった気がする』や、『ダンスのことは何も知らないけど、すごく感動した』といった、ダンスにさほど興味のない人からうれしい声をいっぱいもらっているんだ。

 これは僕としてもひじょうに喜ばしいこと。ダンス、とりわけコンテンポラリー・ダンスに対しては、抽象的すぎてどう見たらいいのか分からない、なんだか奇妙な動きをする、などと、とっつきにくく、苦手意識がある人が多いのではないでしょうか? フランスでもそういう人はたくさんいますよ。でも、難しく考えすぎないで。

 ダンスは誰の中にもある。実際に身体で表現する人もいれば、心の中で踊る人もいる。みんなの中にあるものだと僕は思っている。

 だから、『ダンス』と聞いただけで気後れしてしまう人にこそ観てもらえたらと思っている。

 この作品を観てもらえれば、そういうものではないことがわかってもらえると思っているんだ」

この映画は、イサドラ・ダンカンという伝説のダンサーであり、舞踊の世界に革命を起こした人、モダンダンスの祖である人だ。

この映画ではイサドラ・ダンカンが振付をした作品「母」が重要なモチーフとなっているらしく、おそらくそれで「イサドラの子どもたち」というタイトルになっているのだろう。

この映画みたいのだけれど、茨城でやっていない……。
10月23日に仙台まで見に行くか。笑
それぐらい非常に気になる作品である。

ダンスをやっている人ならもちろんこのイサドラを知っているレベルでかなり有名な人だ。
だが、ダンスを知らない人こそ観てほしいというのが監督の言葉。

「ダンスは誰の中にもある。」

これは本当にそう思う。
身体による表現は誰でも行ったことがあるはずだ。
そのひとつひとつがダンスのタネとなるのであり、だからこそこの映画を観てほしいという監督の思いに共感できる。

全国各地で放映されるみたいなので地元で上映される方は是非観に行ってほしい。

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