見出し画像

コンテンポラリーとモダンの違い

note80日目。

前から思っていたが、コンテンポラリーダンスとは一体なんなのか。
それをわかっている人は少ないと思う。
コンテンポラリーダンスだけでなく、モダンダンスもある。意味的にはコンテンポラリーもモダンも、似たような意味にはなると思うが……

ダンスの歴史について、振付家やその作品を参考にしつつ紹介している記事があり、それが参考になると思う。

記事の中にもあるが、モダンダンスはバレエのアンチテーゼとして生まれたものであり、バレエを参考にしつつも体の軸を傾けたり倒したり、回転の軸を傾けたりと、動きが似て非なるものになっている。

そのモダンダンスの中から、コンテンポラリーダンスと呼ばれるものが生まれた。
以下、記事から引用。

ドイツのモダン・ダンスと言うべきドイツ表現主義舞踊からは、国際会議のテーブル上の出来事を風刺的に表した『緑のテーブル』を代表作にもち、ダンスと演劇を融合させた「タンツテアター」の創始者でもあるクルト・ヨース(1901-1979)が、弟子としてピナ・バウシュ(1940-2009)を輩出。床全面に敷いた土の上で苛烈に生贄が選ばれる『春の祭典』、ドレスやスーツを着た男女がチャップリン映画やニーノ・ロータの音楽に乗せて戯れたり喧嘩したりする『コンタクトホーフ』、舞台に敷き詰められた何千ものカーネーションの上で日常のさまざまな情景が繰り広げられる『カーネーション』などで、一世を風靡した。

このピナ・バウシュが出てきたあたりのダンスが、コンテンポラリーダンスと呼ばれるようになったと歴史上では認識されているはず。

具体的に何が違うのかと言われると……なかなか難しい
ただ、これも尼ヶ崎彬さんの著書である「ダンス・クリティーク」のなかに書かれている。

なんかめちゃくちゃ高くなってる!!笑
ここで宣伝したおかげ……?

この本の中でモダンダンスとコンテンポラリーダンスの違いに触れている。
ざっくりいうと、コンテンポラリーダンスは独創的なものを目指すダンスである。モダンダンスはその逆で、振付にはルールがあってそのとおりにやるのがよいとされている。

モダンダンスのお教室は割と多いと思うが、それが理由だと思う。
習い事というのは、ある程度の決まりがないと教えるのが難しい。
コンテンポラリーダンスは独創的なものを目指すので、教えられた通りに動くのが最善ではなく、それを自分に落とし込んで独創的にする作業が必要である。
モダンダンスでは、教えられた通りの間や、ニュアンスを保って踊らなければ怒られるはず。

コンテンポラリーダンスのコンペが少なく、モダンダンスのコンペが多いのもこれが理由だと思う。
モダンダンスは採点基準が、コンテンポラリーダンスと比べてはっきりとしている。
そのためコンペもやりやすい。
モダンダンスのコンペも、コンテンポラリーダンスのコンペも出たことがあるからなんとなくわかる。

今日はコンテンポラリーダンスとモダンダンスの違いについて紹介。
記事を読んでいただければ、youtubeの動画も掲載されているので動きでどれほど違うのかが目に見えて分かると思う。
是非読んでいただけたら。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?