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【新年のご挨拶】HafH 2周年にむけて「可能性を、解放しよう」

あけましておめでとうございます。といっても、なんだか正月気分に浸ってゆっくり休むような気にならないですね。どこにもいけないし。僕もこのタイミングでの長崎の帰省を避け、東京で静かに過ごしているところです。

HafHは2021年1月8日で2周年を迎えます。2019年の1月8日にHafH Nagasaki SAIをオープン。2019年4月1日から定額制のサービスをスタートしたわけですが、創業以来、HafHでの宿泊利用処理数は20,000泊を超え、特にここ数ヶ月は毎月3,000泊の予約を処理するまでに成長しました。

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新型コロナウィルスの感染拡大が、「場所に捉われず働く」ライフスタイルを社会に広げ、HafHの利用者を増加させたことはいうまでもありません。

緊急事態宣言を受けて2020年の4月・5月は「もはやこれまでか」と1年足らずでの閉業がよぎるほどの状況だった、と今となっては振り返られますが...首の皮一枚でなんとか乗り切り、その後はGoToトラベル支援事業の割引もあって、6月以降、新規登録者数は毎月過去最高を更新。

アクティブユーザー(休眠会員を除く、実際にHafHを使って宿泊している人たち)は昨年から一気に5倍の成長となりました。利用者のうち、会社員・役員など「給与所得者」として数えられる利用者はHafH全体の半数を超えています。”会社に勤める人たちが使うHafH”としての可能性を大いに広げてくれた1年でした。

ひとえに、あらゆる立場で支えてくださった皆様のおかげです。この場をお借りして、深く、感謝の気持ちをお伝えさせていただければ幸いです。

「すごいベンチャー100」「NEXTユニコーン調査」でも評価

この成長を受けて、多くのメディアから評価いただいたことも今年の大きな成果の1つです。PRTIMESからの転載を除いた独自取材、出演等の数は80以上。東洋経済から2020年の「すごいベンチャー100」に選ばれ、先日は日経新聞の「NEXTユニコーン調査」による推定時価総額ランキングでTOP100にランクインしました。2年目の会社でTOP100に入ったのは弊社合わせて2社だけです。

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テレビでは日本テレビの「世界一受けたい授業」ほか、大手新聞、ウェブメディアなどを通じて、HafHそのもののサービスのご紹介というより、利用している皆さんのチャレンジングなライフスタイルをご紹介できたことが、何よりの喜びです。例えばこちらの記事。

SNSでも「#HafH」で検索をすると多くの利用者が滞在中の出会い、学びを投稿してくれていて、サービスへのリクエストも含めて、欠かさずチェックし続けることは、僕にとって大切な日課になりました。

交通事業者との提携「JR西日本」「ANA」→更に今年も。

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2020年9月~11月の間、JR西日本や全日空といった交通事業者と共同でHafH会員限定で電車(新幹線)・飛行機の定額チケットを提供。どちらも当初予定を大幅に超えた申込みがあり、JR西日本との共同事業は3ヶ月で90名の募集枠から150名に増枠して受入を実施。実際に100名近くの方がHafH*JR西日本を通じたワーケーションに参加されています。

実際利用された方の動機としては

一次産業はじめとした生産現場が近隣にある地域と都内の2拠点生活に憧れて。

といった2拠点生活を始めるきっかけとして利用される方や、コロナをきっかけにリモートワークの幅を広げたいという方もいらっしゃいました。

コロナを機にリモートワーク、フレックスタイムになったことを活かして海や山など自然のあるところの近くで働きたい。季節によって変わる日の出、日の入りに合わせた働き方をし、毎朝働く前か後に海辺でヨガをするなど、自然と調和した暮らしでパソコンやスマホ、テレビばかりと向き合う暮らしを変えたい。

JR西日本と共に、手応えを感じています。また2021年もさらに利便性を追求して商品設計を進めたいと考えています。

早速1月から1つ、ニュースを仕込んでます。ぜひご期待ください。

長崎のHafHへ:観光ではなく「働き」「出会う」場所としての「長崎」の新たな価値

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(撮影:photographer MONA

2021年1月1日現在、HafHは29の国と地域、297都市 (国内:196 / 海外:101) 、拠点数は474の利用が可能となりました。

昨年の正月投稿で「194拠点(国内133拠点、海外61拠点、国内外で137都市)」と書いてあるのを発見したので、1年間で2.5倍の拠点が増えたということになります。HafHで利用可能なベッドのうち個室の割合は67.0%。「ドミトリー」のイメージが強かったかもしれませんが、昨今の情勢・ニーズに合わせてHafHで利用できる個室は爆増しています。

(↑昨年の正月の僕の投稿)

既に掲げている「世界500都市で使えるHafH」まであと約200都市。引き続き提携拠点拡大を進めていきます。おそらくその時には、利用できるHafH拠点は1,000拠点以上にはなっているはずで、利用者の皆様も「どこに行けばいいのか」更に検索が難しくなってくるという側面も出てくるかもしれません。引き続き、検索機能の利便性向上に向けて、社内でも議論をして参ります。

ご参考まで「2020年1年間でどの施設が一番HafHの利用者が宿泊しているのか」ランキングを出してみました。

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多くの利用者の居住地が「東京」であるにも関わらず、長崎のHafH、福岡のHafHが直営拠点として世界ランク1位、2位を維持しました(HafH Nagasaki SAIは2年連続)。わざわざ東京から長崎へ。あるいは全国から長崎へ。これまで「修学旅行」で訪れる場所だった長崎に「働きに行く」「出会いにいく」目的で訪れる新たな理由が生まれました

HafHの利用者が増えるほど、長崎に訪れる予定ではなかった人が訪れる。長崎県〜九州に「わざわざHafHを目的に訪れた」数字が、結果、どこまでソーシャルインパクトとして意味を持つのか(誰かに調べて欲しいし議論したい)。定量的に数字は取れていませんが、ちょうどこれについてダイアモンドの記者が取り上げてくれています。

HafHは決して社会貢献や地方創生を謳ったサービスではありません。謳うつもりもありません。ただ「一人ひとりのライフスタイルを自由に選択できる余地」が広がれば、魅力のある土地、コミュニティを持った地方は更に面白く、きっと東京よりもよっぽどユニークな人たちが集まる場所になるはずです。

しかも、これは国境を超えます。長崎〜九州が、アジアに地政学上近いことも合いまって、きっと九州という地方が、これから未来にもっとチカラを持ちうると確信をしているし、出島があった長崎から九州、そして全国に向けて、これからもこの新しい西からの風を届けられるよう、僕たちは長崎・九州から引き続きチャレンジをしていきます。

この年間利用ランキングは、今回、このnoteで初公開させていただきました。ランキング上位の施設は、つまりHafH利用者に遭遇しやすい場所でもあります。ぜひ次の滞在先の候補選びにもご活用くださいませ!

台湾でのコミュニケーションを開始

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「国境を越える」という意味で、2020年は、海外への展開をチャレンジするイヤーでもあるはずでしたが、この有様。全く海外へのチャレンジは程遠いものとなってしまいました。

台湾で直営の施設を準備して物件も借りていたし、設計もしていた、これに合わせて子会社を作っていく予定もしていた。全てコロナの影響で白紙に返してしまいました。

それでも僕たちは台湾との繋がりは諦めていません。このコロナ禍においても、台湾の拠点は増え続け、現在台湾全土で約60の拠点がHafHを通じて滞在可能です(1月後半に更に急増予定)。

検索はこちら「台湾」で検索!

台湾ほど距離的に近く、相互に尊敬しあった上で、学びあえる隣国はありません。コロナ対策でも話題になった台湾のデジタル大臣・オードリー・タンの名は、もはや日本のビジネスマンの常識となり、我々に多くの学びを与えてくれる代表的なエピソードになったでしょう。

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今年から台湾の若きコミュニティリーダーをHafH Taiwan Ambassadorsとしてお迎えし、台湾にお住いの皆様が、台湾全土でHafHを使ってもらえる準備を始めます。形を変えて、改めて台湾に挑戦します。

まだまだ本格的に台湾で使ってもらうにはリソースもありません。それでも、少しずつ、台湾のみなさんがHafHを利用していただくことで、いづれ渡航の制限がなくなった時に、HafHを通じて台湾のHafH利用者と日本のHafH利用者が交流し、互いに学び、創発が生まれていけばと期待しています。

ぜひ上記ページをお近くの台湾にお住いの皆様にお届けいただければ幸いです。台湾での登録でも利用料金は35%オフ。台湾の皆様専用の「500HafHコイン」も最初からプレゼントさせていただきます。

家を売るか、貸すか。風の時代の住まい方を考える年に。

初めてお会いする方には毎度「普段はどこにいらっしゃるんですか、長崎ですか」とお尋ねいただくのですが「住民票は東京です」と答えるばかりで、僕自身「ふだん」をどこにすればいいのかわかっていなかった2020年。

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調べてみれば、365日中、住民票がある東京都には71日滞在していたことがわかり、東京にいる間もHafHに滞在したり新しいホテルステイをしたりしていたので、だいたい「自宅にいない」期間が300日くらいあったのが僕の2020年でした。まじか。ほぼいねーじゃん俺。我ながら結構びびりました。こんなに家にいなかったなんて。

1年のうち176日、要はほぼ半分は九州にいたこともわかり、2020年の「普段の居場所」は住民票がある東京都ではなく、九州だったということがわかります。これは緊急事態宣言下、ほぼ長崎で自粛感覚のない #StayHafH をある種エンジョイしていた2ヶ月間(60日分くらい)も影響しています。

余談ですが、このHafH Nagasaki Gardenは本当に最高で自慢のHafH直営拠点です。施設が良いというより「気」がいい。いい風がふく感じ。ぜひ1度は訪れて欲しい。1月は貸切のためHafHでの利用はストップしていて2月から再開します。中期滞在から月額料金で更にお得に滞在可能ですので、ぜひご検討ください。

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2020年に訪れた国は6カ国、日本では21都道府県にお邪魔していました。直営のある長崎・福岡だけでなく、沖縄、大阪、北海道、広島、和歌山などは、2020年、お世話にあった"思い出プリフェクチャー(欅坂の歌的な響き...///)"です。

特に大阪と沖縄は、僕自身がHafH新規拠点の提携の為にトップセールスで回った宿泊施設が多いこともあり、思い入れが強いです。2020年のはじめにはまだ(確か)2拠点しかなかった沖縄県のHafH利用拠点は、宮古島・石垣島含めて17拠点まで増えました。まだ2020年の頭には「那覇にHafHがない..」と嘆いていた日々が懐かしい。今後も沖縄の拠点は増えていく予定です。

大阪も魅力的な拠点がかなり増えました。このnoteで紹介をさせていただいた3つのホテルはまさに僕が泊まり歩き、交渉をさせていただいた施設なので、思い入れがあります。この3つ以外にも、更に素敵な施設が幅広に用意されていて、全部泊まりたくなる、だから長期滞在に繋がる、京都もめちゃくちゃたくさんあるし、関西エリアは数日ではハフりきれない激アツエリアになりました。和歌山や広島にも出やすい地の利もあって、大阪拠点でのワーケーション移動をするのも是非オススメのHafHの楽しみ方です。

検索はこちら「沖縄」「大阪」で検索!

今年は1月から早速、鳥取県・香川県・愛媛県と山陰から南下ルートを1月に辿りながら、2月はまた金沢・北海道を再訪3月はどうしても東日本大震災から10年経った東北を訪れたいと思っています。寒い間の予定はほぼ埋まってしまいましたが、その隙間に九州や東京に伺う感じ。

今年もあまり東京にはいなさそうです。本気で家、要らなくなってきました...。売るか、貸すか、何か新しい「風の時代」に合わせた生き方に、僕自身の住居もフィットさせていかねばなりません。

2021年、あなたの「可能性を、解放しよう。」

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2020年、世界中で働き方は
革命的に変わった。

今まで「変えられない」ものだった
働く場所は「変えられる」だけでなく、
むしろ「変えていくべき」時代へ。

2021年
この変化は、あらたな進化の
きっかけとなる。
どこで働くか?誰と過ごすか?どう暮らすか?
すべての働く人が問いつづけることで。

「働き方」に眠っている
可能性を、呼び覚まそう

2021年になったからといって、コロナウィルスがその流行を終わらせる様子が見えません。withコロナはしばらく続きそうです。リモートワークはもはや非日常から日常になっていくでしょう。その際に、家でもなく、オフィスでもない「働き方」に眠っている、未知の景色、未知の出会い、未知の学びにふれる機会を自ら作ることで、人生の可能性は無限大に広がるはずです。

これからの時代、「何をしたいか(Do)」ではなく「どうありたいか(Be)」を大切に。その価値観を意識して一人一人がこれからの「人生という旅」のデザインを作っていく際に、HafHを人生修行のような気持ちで使ってもらえたらと。きっと出会いが、学びが、可能性が、広がります。

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GoToが今後どうなるかまだ未知数ではありますが、HafHは少なくとも1月も自社負担での35%独自割引を決定しました。更に、今なら招待キャンペーンでコインもボーナスでもらえます。

今は「変わってるね」「なんでわざわざHafHで」なんて言われるかもしれませんが、わざわざ「人と違うことをする」ことが、風の時代の常識になりつつあると信じています。計画的に、偶発性をつくる。そのまま「計画的偶発性理論」という理論を唱えた学者もいるようなのですが、HafHはまさにそれ。わざわざ「人と違う日常を自分でつくる」ために、ぜひ来年もHafHが力になれるよう、僕たちも引き続き2021年、全力で走って行きたいと思います。

Enjoy your life journey!

どうぞ今年もよろしくおねがいいたします。

2021年 元旦

KabuK Style 大瀬良 亮


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