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アントニオ猪木さんが闘った難病「全身性アミロイドーシス」とは?

子供の頃、アントニオ猪木さんのプロレスを父はテレビでよく見ていた。私も横でなんとなく見ていたけど、叩いたり殴ったり蹴ったりして、血を流す戦いは好きじゃなかった。プロレスはスポーツなのだから、あくまでもルールの中で戦ってこそ、スポーツのはずだ。しかし、場外乱闘のようにルールを無視してパイプ椅子で頭を殴るようなシーンがあって、私は見なくなった。でも、政治家として活動されていたり、みんなに元気をもらえるタレントとしての存在は好きでした。

闘病生活をされているのはずいぶん前から知っていました。YouTubeで映像を見たことがありましたから。でも今年の24時間テレビにも出演されていたことは知りませんでした。お亡くなりになったニュースで、そのシーンが流れていて、辛い思いをしながらも出演されたみたいですね。さすがです。

アントニオ猪木さんが闘った難病「全身性アミロイドーシス」とは、どんな病気なのだろう? ちょうどそんな記事がありました。

 難病情報センターなどによると、アミロイドーシスとは、アミロイドと呼ばれるナイロンに似た線維状のたんぱく質のかたまりが、全身のさまざまな臓器に沈着し、体の異常を起こす病気の総称のことを指す。複数の臓器にアミロイドが沈着する全身性のタイプ(全身性アミロイドーシス)と、特定の臓器に限ってたまるもの(限局性アミロイドーシス)に大きく分けられる。

医療は難しい言葉がいっぱい出てきて分かりにくいですよね。食事では「たんぱく質を積極的に摂りましょう」とよく言われます。そのタンパク質が沈着するんだったら食べない方が良いんじゃないかと思われる人もあるかもしれませんが、それは間違いです。生きていく上で、特に高齢者ほどタンパク質を摂取した方が良いのです。カルシウムだって同じです。必要だから摂取しますが、体の一部にカルシウムが沈着することもあります。だからといって、摂取しないというのは間違いです。その辺りはお間違いのありませんように。

 「全身性」の症状は、心不全や心臓障害のほか、ネフローゼ症候群や腎不全、胃腸の障害、末梢(まっしょう)神経や自律神経の障害などさまざまに及ぶ。舌や甲状腺、肝臓が腫れることもある。原因については、たんぱく質がかたまって臓器に沈着して発病する仕組みは分かっているが、詳細なメカニズムは分かっていないという。

なぜ、この病気になるのか、よく分かっていないということみたいです。そんな病気は他にもいっぱいありますよね。

全身性アミロイドーシスを予防する方法は残念ながら確立していません。

Medical Noteより

そして予防法もないとのこと。これはもうどうしようもないですね。猪木さんのように身体を鍛えている人でさえ病気にかかるんです。私たちだって、いつどんな病気にかかるかなんて、誰にも分かりません。またこのように予防法もないなんて、本当にどうしようもないです。もしかかってしまったら、その時は、予期せぬ交通事故に遭ってしまったようなものかもしれません。

がん細胞だって毎日生まれて毎日死んでるらしいですよね。それがどこかに溜まってしまうと発症するんです。がんは今や二人に一人が発症するんでしょ? それは難病にかかるより確率高いです。がんについてはまた別な機会に書きますが、病気になりたい人なんていないわけです。いつどんな病気にかかるか分かりませんので、とりあえず栄養をしっかり摂って、運動してよく寝ることにしましょう。今すぐできることは、それだけです。

アントニオ猪木さんは最後までカッコ良かったです。格好悪い姿をさらけ出すのは、普通はイヤなはずです。病気で弱った姿なんて、映像で流したくないはずです。なのにありのままを見てほしいという猪木さん。人は永遠ではないという表れを示し、だからこそ生きている間にいろんなことをしておけ、というメッセージだと私は受け取りました。ご冥福をお祈りします。ありがとうございました。

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