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有料老人ホームとはよく聞きますけど、では「無料」老人ホームなんてあるのでしょうか?

実は、位置づけとしての「無料老人ホーム」というのは存在しますが、費用が無料ではありません。だから一般的に「無料老人ホーム」という言葉は使うことがないようです。

入居一時金が基本的に無料で、地方公共団体などの公的機関が運営している老人ホームを総称的に「無料老人ホーム」というらしいです。しかし、毎月の費用は有料です。ただ、有料老人ホームより格安であることから、項目として「無料老人ホーム」と呼ばれることもあります。

そんなの、アリ?

無料と言われているのに、お金取るなんて、詐欺じゃないの? なんて思ってしまうのは私だけでしょうか? しかしこれが一般社会に通っているのが不思議です。

下の表をご覧ください。

ケアスル介護より

有料老人ホームでも入居一時金0円というのもありそうに書いてありますが、現実的にはおそらくないような気がします。有料老人ホームは、商売として開業されていますから、儲からない所は切り捨てられ、儲かるように価格改定もされて行きます。

一方、無料老人ホームというのは、公的機関が運営していますから、条件が厳しく簡単に入居できるところではありません。費用負担が安いことから、希望者が多いため、「順番待ち」と言われるのが一般的です。「20人待ちです」と言われれば、現在入居されている人が20人亡くなれば、入居できるという意味です。自分が入りたいために、他人の死を願わなければならないなんて、皮肉だと思いませんか?

なぜ、無料・有料という名称の区別を付けたのか、私は知りません。ご存知の方がありましたら教えてください。しかも、現在では、有料だけが言葉として存在して、無料はすでに言わなくなっています。それなら、名称を変えた方が良いと思うのは、私だけでしょうか?


有料老人ホームにもいろいろある


有料老人ホームは、最近本当にたくさん設立されています。私の周りでも、整地して何か建つのかな?と思えば、だいたい有料老人ホームです。それだけビジネスとして儲かる試算があるということでしょうね。

LIFULL介護より

有料老人ホームへ入居するためには、一時金が500万円くらい、毎月の費用が30万円くらいというのが一般的によく聞く金額です。もちろん、それよりも安いところ高いところもあります。サービスの内容や場所に応じて価格設定はそれぞれです。もし、入居をお考えでしたら、しっかり金額を調べ、見学はもちろん、評判も調べることをお勧めします。

持ち家を売らずに持ったまま空き家にして、老人ホームへ入る人が私の周りでは増えています。家を持っているからこその悩みでしょうが、サッサと売ってしまえば良いものを、踏ん切りがつかないそうです。家なんて最初から持っていなければ、悩むことはないのにね。

終の棲家と考えるならば、整理するものは整理して、スパッと覚悟を決めることでしょうね。年が行けば、決断力が劣ります。さて、あなたはどうしますか?


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