読書感想文　『三体X』

三体X 読了

外伝も本編にしていいんじゃないかと思えるくらいの大作だった❗️

冒頭に書いてあるが、これは《三体》三部作の熱烈なファンが書いた外伝である。
だが、本当にただのファン？と思いたくなる様な完成度の外伝である。
熱烈なファンって偉大だと思った。

ただのファンが書いた外伝だから本編と同列に受け入れる必要はないと作者は書いているが、SFも物理も宇宙についても素人の自分からしたら十分本編に引けをとらない作品だったと思う（世間的には結構賛否両論あるらしいけど）。

内容は、《三体》本編では語られていなかったところを宝樹さんが推察し補完していくようなもの。
だからこそ外伝であるし、受け入れる必要なないと書いているのだけれど、実際にそうだったのでは、と思えた。

偉そうに、思えた、とか書いてるけど、読むのにだいぶ苦労した（十次元宇宙とか小宇宙大宇宙とか普通に出てくるから大変）。そして、多分全然理解しきれて無いと思うけれど、苦労して読み進めればその分リターンが得られたと思う。

宇宙関係ないところだと、嘘をつけない三体人同士の取引が結構斬新で面白かったのと、「エンドレスエイト」がちらっと出て来たのがびっくりした。

三体本編だいぶ忘れてたけど、巻末の方にⅢのあらすじが載ってるのでそこを参考に読めたのは◯


読むのはだいぶ難しかったけど、読み終わったら読み終わったで三体ロスきてる🥺
また関連書籍出て欲しい〜

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