問いを立て、解決していける人でありたい
私は学生時代、暗記科目が得意でした。テスト前に全て覚えて後は書くだけ。振り返ってみると、学生時代は答えのある問題ばかり解いていたように思います。
社会人になり企画立案に携わるようになった最初の1年は答えのある問題を探して、コンセプトが明確な企画を立てていました。しかし、答えが明確な問題は、誰もが答えを出せる(取り組める)問題でもあります。そうなると、資本力の高いプレイヤーが有利。
資本力の劣るプレイヤーは、別の戦法を取る必要があるのではないか‥?
そう感じてから私は、なるべく他の人が目に留めないような課題、潜在的な課題に目を向けるようになりました。
そのような課題は、複雑な理由が絡み合っており、明確な正解がなく、儲けにも繋がらない問いだったりもしました。
答えのある問いと同じように提案しても、周りを巻き込むことは容易ではありませんでした。
問いを立て、仮の答えを元に行動してみる
核家族ワーキングマザーでも、心身健康にやりがいをもって働くことは可能か?
私は両立の壁にぶち当たった5年前から、この問いを持ち続けています。仮の答えを考えながら様々な手を打ってきました。
・家事代行、食材宅配、シッター、家電導入
・社内外でワーキングマザーのコミュニティ作り
・noteで両立お役立ち情報の発信
・運動や食習慣の改善
・夫の戦力化
これらを複合的に取り入れることで、両立に効果的に働くと感じました。
社内外でコミュニティを実験的に始めるときは、勇気を出して、"コミュニティを作って両立に役立つ情報交換をしたり、支え合える仲間づくりをしたい"と周りに声をかけて、実現することができました。
小さくても自分が心から解決したい課題に対して他者を巻き込みながら実現できたことは私の自信になりました。
これから解いていきたい問い
医療費をかけずに健康寿命を伸ばす仕組みは作れないか?
私は薬剤師(ペーパーですが‥)でもあり、健康に関わる仕事に携わる中で、医療費を多く使わずに健康寿命(心身健康に過ごせる期間)を伸ばすにはどうすれば良いのだろうと考えるようになりました。
解決策として、運動や食習慣の改善や、仲間づくり(無形資産)がこれから重要になると考えています。
良い習慣作りがしたくても、なかなか続けられないという話を聞くので、頑張らなくても習慣化ができる仕組み作りやサポートをしていけたらいいなと思っています。
正解のある問いに答えを出すよりも、問いを立て、解決していける人でありたい。