「モノ」「アイ」「ビヨウセイケイ」「ヨイセイセキ」     The Sience of Well-being ~幸せの科学~


■すばらしい【もの】について


さ、今回はまず、物を買うという行為について。

「さっきの話の続きなんだけどよ、私達が金を欲する理由の1つは何かを買いたいからだよな?(最低限のインフラに困らない場合)」

「よし、それじゃみんなにとって『〜さえあれば幸せだ』と思えるものは何かな。ブーツが欲しいとか、ジャケットが欲しいとか、車とか、家とか、何でもいいよ!それを手に入れて幸せになる!と思うから買うんだよね」

「でも本当にそうかな。一つ前の授業で見せた家族の絵があるよね。物には溢れてないけど、今と同じか今以上に幸せだった、ってやつ」



「実際『モノを持つ事』があまり幸せに結びつかないことは、色んな研究でも書かれててるのね。なんなら最近の科学では、物で満たそうとすること/物を欲すること/物を得るために努力すること、は自分の状態を元々の幸せベースラインよりも低い場所に導く可能性が高いとされているのだよ!(まじかよ、メイウェザーだめやん!)  たとえば、、、」



「少し古い実験なんだけど、このテストは充分今でもあてはまるものだよ。学生に、人生においてモノを手に入れることは重要かどうかを聞き、実際にそれを追い求めた人の、20年後の人生満足度を調査するというものなの」

「結果は、モノ重視の人達はそうでない人に比べて人生の満足度が低かっただけじゃなく、精神病にかかる割合も高かったんだ。だから、モノに快楽を追い求めるのはやめろ!それじゃ幸せにはならない!」(←サントスさん、なぜかここはめっちゃ強気に言い切ってた。)



■じゃ、次、「真実の愛」



「例えばあなたが、誰かにバーで声をかけて、付き合って、結婚したとする。よっしゃ幸せになれるぜ!って思うよね。『そして、いつまでも幸せに暮らしましたとさ』的な、ディズニー的な、そんな感じになりそうじゃん?てかそうなって欲しいよね?」


「これの調査結果見せるわw」



「25000人を15年間、そのうち結婚した1716人に対して調査をしたんだ。それで発見したことが、結婚した人は、最初の1、2年は基本的に幸せだったみたいよ。ハネムーン効果的なね。でも残念ながら、その後幸せ度はすぐにベースラインまで戻ったの。しかもその結婚があまり幸せ結婚じゃなかったら、あなた自身の人生満足度はより悪くなるわ。」



「丁度結婚するタイミングがグラフの横軸0で、満足度も最高、その後2年ぐらいで元どおりなんだよね。だから、結婚つまり『真実の愛』があなたを幸せにするかっていう問いに対しては、まあ少しの期間ね、、、泣。っていう解答になるわね」


■そして「整形について」


ホットトピックだ!

最近、有村藍里さんの整形が話題になりましたね。



結論から言うと、美容整形をした人は、その後ほぼ全てのネガティブな指数(この場合、自分の見た目への好感、自殺願望、アル中可能性、悪い問題を引きづる傾向)は基本的に全部が悪い方向に動く。

「美を追い求めてそれを得ることは、実はあなたの本質的な幸せには結びつかないの」

高須医院長「本人が満足ならそれでいいんじゃない?」

高須医院長来た!!!!!!!!!

何かの番組で高須さんはこう言ってたし、実際満足するケースもあると思う。時代的なイメージもあるし、もちろん整形は悪ではない。

整形に関しては、この記事が結構面白かった。

▶︎顔はバランスが大事、ブスぎりぎりの美人も沢山いる


ただ個人的には、大幅に整形をしたら、何かが終わる気がする。

自分すらも自分のありのままを好きでいれないのは、ちょっと辛い。

そしてその後の生活で、「自分は整形をした」という強迫観念が付きまといそうだ。(すごく個人的な意見です)



最後に、「良い成績」について! 


「それでは良い成績を取る事が本当に幸せになるかどうか見てみようか!毎度の事なんだけど、今あなたが予想よりも良い成績を貰ったらどのくらいハッピーになる?」

「7!,9!,10!」

「なるほどね、そんじゃ予想より悪かったら?」

「3!,4!,1!」

「わろた、おまいら相変わらずやな。ほんじゃもう皆分かってるだろう結果を発表するな」



「そう実際は、予想より良くてもそんなに幸せ度に影響はないし、逆に予想より悪くてもほとんど変わらねーノサ!」

「だから教授の私が言うんもおかしいけど、あんまし成績に一喜一憂しなくてええで!」


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この話を書いてて、何だかとても仏教的な何かを感じました。

仏教は「どうやって苦しみを感じないようにするか」つまるところの解脱を目指すもので、

この話で言う幸せの概念とは微妙に違うけど、大もとは、

「求めれば求めるほど、実は埋まらないギャップに対して失望し、満足感が下がる」というところに帰属するものだっていう印象を受けた。


今日話した「モノ」「愛(ここでは結婚)」「美」「成績が良いコト」は、どれも幸せを感じるためのツールに過ぎないはず。

であるはずなのに、これ自体を求めることが目的になる、ということが健全でないとされているのだろう。


確かに、ブランド物を身にまとってる人がユニクロユーザーよりも幸せである可能性は決して高くないし、私超ラブラブな結婚生活を送ってるの!!って人の話はあまり聞かないけど、独身でも生き生きと生活している人を、僕は何人も知っている。

美しい人は沢山見るけど、その人達が幸せかと言ったら、その人達なりの辛さは多くある。(ここは正直微妙)


成績が良い事は、本当に関係ないと思う。

僕自身中学高校の成績は、基本下から数えた方が全然早いし、大学にも推薦で辛うじて入ったものの、GPAはまさかの1点台が2年あった。

その瞬間瞬間で落ち込んだり喜んだりするものの、今となってはかなり意味のない、気にする価値のない数字だったと、今では思う。


このへんの気持ちのマネジメントはまずまず上手いのかな、と自分では感じたりもする。(能天気バカ)



さあ果たしてサントス教授は、何が私たちを幸せにすると教えてくれるのだろうか、、、、



関係ないですが、3月に入り就活生が増えた気が、、、

疲れたらスーツのまま横になってタバコをふかせ、頑張れ就活生!の写真(被写体ボケ)





つづく




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