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エンジニアから経営者へ転身 子育てパパ経営者のチャレンジ人生

はじめまして。
子育てパパ経営者の宮田亮(みやたりょう)です。
近しい人からは「りょうちん」と呼ばれています。

多くの記事の中から目を止めていただき、ありがとうございます。


宮田亮(みやたりょう)の略歴

熊本大学、九州大学大学院では物理を専攻しました。
就職を機に九州から東京に上京しました。
NECエレクトロニクスに入社し、半導体の開発エンジニアとして従事しておりました。

社会人3年目で個人事業主として独立し、
2016年9月14日 株式会社ONE代表取締役就任。
2019年12月3日 オーガニックギフトショップ「regalo」をオープン。
2021年12月20日 レンタルスペース「SHIBAURA space」をオープン。
2022年4月15日 合同会社Waの代表社員就任。
2023年8月1日 ローカルコミュニティサイト「SHIBAURA Fam.」をオープン。

幼少期は至って普通の子供

私は熊本県宇城市松橋町という熊本市から見たらベッドタウンとして発展してきた街で生まれ育ちました。
一人っ子で、兄弟はおらず、祖父母、両親、私の5人家族のなかで育ててもらいました。

両親からは勉強しなさいと言われたことは一度もなく、自分がやりたいといったことはやらせてもらってきたと思っています。
とはいえ、そんなに何かやりたい!と思ったことは無いと記憶しています。

小学校、中学校では特に目立った存在というわけでもなく、そのへんによくいる少年という感じだったのではないかと思います。

高校での出会いで物理の面白さにハマる

高校2年のときに物理を教えてくださった先生は、熊本界隈では教えるのがとてもうまいと有名な先生でした。

噂通り、授業がとてもわかり易く、いろんな練習問題もスラスラと解ける実力がすぐに身につきました。

私が物理にドハマリしたきっかけになったのが「モンキーハンティング」という有名な問題です。教科書のコラムに載っていたのですが、自分の手で説いてみた結果、きれいな回答が出て、感動したことを今でも覚えています。

物理にハマってしまった私は、大学でも物理を勉強したく思い、熊本大学理学部物理学科に進学することにしました。

量子力学との出会いで大きな影響を受ける

大学3年生で学んだ量子力学との出会いが私の考え方に大きな影響を与えることになります。

人生に大きな影響を与えた考え方とは、
現実そうなっているから受け入れる以外に手段がない
ということです。
古典物理学では数式で導き出した解と、実際の結果が完全に感覚的に一致するのですが、量子力学と相対性理論だけは感覚から乖離してしまいます。
感覚から乖離した理論を理解し納得するのではなく、受け入れざるを得ないというのが私にとってはいい経験でした。

以下が量子力学の一例です。

二重スリット実験
 電子などの極小の粒子は、粒と波の2つの性質を兼ね備える

ナンノコッチャ?と思う方も多くいらっしゃるとは思いますが、敢えて記載します。
私にとっては衝撃的すぎました。観測するかしないかで減少が変わってしまう。そんなことってあるのか?と思いました。
結論としてそうなるからしょうがない、受け入れて前に進むしか無いという、物理学上の大きなブレイクスルーポイントを学んだと今では思っています。

量子力学にハマってしまった私は、大学院まで進むことを決意し、どうせだったら、就職のことも考えて旧帝国大学を行こうと考え、九州大学大学院へ進学することにしました。

大学院ではさらに物理と数値計算を学ぶ

量子力学はここ最近では基礎学問として当たり前になってきました。私が大学院で研究したことは、表面物理学というなかなかの専門分野かと思います。
量子力学、コンピュータシミュレーション、統計力学、などなど学部生時代に学んだことを駆使し、先端の物理学を学べたことは私にとって大きな財産となりました。
特にコンピュータを用いた数値計算(シミュレーション)は今でも役立つことが多々あります。
研究では一つ成果を残せたのではと自負しております。

就職で上京し、2年目に迎えた人生の転機

就職は、大手企業、かつ、物理が使える所と条件のみで探した結果、 NECエレクトロニクス(2024年4月現在、ルネサスエレクトロニクス)へ入社することになりました。

先輩や上司、同期にもかなり恵まれ、福利厚生も凄く良いところでしたので、不満などは一切なく、幸せな会社員生活だったと今でも思います。
もし入る会社をもう一度選べと言われたら、間違いなくNECを選びます。

出会いと会話で変わった私の人生

しかし、2年目の夏に、私の人生を大きく変える、今考えると人生を大きく変える、運命的な出会い(再会)がありました。

きっかけとなったのは、私が社会人2年目のときに再会した大学の頃の先輩です。
先輩は同じように物理を学んで、大学院へ行って、SEとして就職をされた方です。そんな先輩とこのような会話をしたのが印象に残っています。

先輩:
 1ヶ月で休みは何日あると思う?
私:
 8日くらいですね。
先輩:
 じゃ、1年では?
私:
 8日×12ヶ月でだいたい100日くらいでしょうか。
先輩:
 お盆、正月、祝日を合わせると、休日は合計でどのくらいになるかな?
私:
 ざっくりですが、120日位だと思います。
先輩:
 3年では?
私:
 360日、、、、、あっ!!!
先輩:
 そう!だいたい1年位になるんだよ。この休みの時間をどう使うかで、3年後の人生は大きく変わると思うよ。
私:
 (しまった〜、無駄に過ごしてしまった)

この会話から、私の人生が大きく変わり始めました。

土日の時間を自分にとって有効に活用することは、何のリスクもないし、誰にも迷惑かけないし、何より、私にとっては無駄に過ごすよりも、プラスになることは火を見るよりも明らか。

やってみて上手く行ったらラッキー!失敗しても今のまま。やらなかったら今のまま。だったら、動いてみたほうが良いなと思い、先輩に頭を下げて教えを請うたのが全てのきっかけでした。

どうやって良いかも全くわからないので、何事もやってみないとわからないからやってみようと行動しました。 今思えば、「まずはやってみたこと」が私にとってはすごく良かったのだと、振り返ります。

人生、何が転機になるのか、本当にわからないですね。

何をやっていいか全くわからない

とはいえ、なにをやっていいものやら?と、思いませんか??

真っ白なキャンパスを渡されて「何でもいいから自由に書いてください!」と言われたら、皆さんはすぐに筆を進められますか?
ちょっと戸惑ってしまう方もいるのではないでしょうか?

まさに、私は「自由」と言われて、何していいかわからなくなってしまいました。

私が最初にやったことは「メンターを決めて学ぶこと」です。何をやっていいのかわからないのであれば、先に成果を出している方から学ぼう。
私が読んできた多くの本の中にも同じことが多々書いてありました。

具体的になにをしたかというと、土日の時間は先輩経営者(メンター)が行くところに私もついていくというところからのスタートでした。

当時、私は「起業する」ということ自体を考えていなかったので、「ついていくこと」が起業につながっているなんて考えもしませんでした。

先輩経営者についていくことで得られたものは数知れません。

特に私が体験してきたことは、人と人との繋がりを何よりも大切にすることです。

挨拶、礼儀、ちょっとした気遣い、メールに使う文字、返信速度、声の大きさ、表情、リアクション・・・

学んできたことは自分が想像していた学ぶものとはかなりかけ離れたものでした。得たものの多くは、知識ではなく、人としてどういう人が人から好かれるのか?どういう人だったら一緒に頑張りたくなるか?ということです。
一言でいうと、魅力ある人になることです。

魅力ある人になるためにやることは簡単なことだけれども、実際に自分がやっているか?と聞かれると、恥ずかしくなって隠れてしまいたくなります。

そのころから自分自身の本心と向き合うことが増えてきたと思いますし、今でも自分と向き合いながら、襟元を正す日々が続いています。

自分に向き合うというのは正直、嫌になることも多くありますが、自分を振り返ってみると、駆け出し時よりも、大きく自分が成長しているということは、自信を持って答えることができます。

惰性やルーティーンだけではなく、日々精進できることに感謝です。

経営者に必要なコミュニケーション力を徹底的に磨く

メンターを決めた後は、ハードな毎日です。

私は今まで人と接することを避けて生きてきたので、人とのコミュニケーションが苦手で、どうしたらいいかわからないところからでした。

大学院まで卒業していたのですが、挨拶すらまともにできないとは学生時代に一体何を学んできたんだろうか?と考え込んでしまいそうになります。
しかも、パソコンと向き合っていれば、最低限のコミュニケーションで事足りてしまいます。
とは言え、自分からメンターになっていただくことをお願いしたからには、途中で折れるわけにはいきません。

また、私の父が、私が中学生の時に、私に言った一言が人生で大きな影響を与えているのも、ひとつの原因となっています。

その父からもらった一言ととは、
一度始めたことは、最後までやり抜くこと
です。
この言葉には今まで何度も支えられてきました。

一年も努力しているとコミュニケーションは取れるようになってきました。
もしも、あの時、「自分には向いていないから」という理由で、 コミュニケーションにチャレンジしなかったとしたら、かなり狭い範囲での人間関係で留まっていたかも知れません。

人とのコミュニケーションができるほうが正解というわけではありませんが、個人的にはできるようになって良かったと思っています(選ぶことのできる選択肢が増えたように思います)

コミュニケーションを取れるようになると、周りに人が集まるようになります。
自分ではとてもできないことでも、できる人には簡単にできることも多々あります。
すなわち、自分でできないことでも、誰かにお願いすることで、手伝ってもらえるようになってきました。

この時に重要なことは、
お願いした相手が、喜んで手伝ってくれるかどうか
だと私は考えています。

私のメンターもこの点をとても大切にされているように思います。

おかげで、仕事がうまくいくようになり、事業だけで生きていけるようになり、会社を卒業させていただく運びとなりました。

事業は人で成り立ちます。経営の神様と言われている松下幸之助氏も「事業は人なり」とおっしゃっています。
誰と仕事をするのか、どんなチームを作るのかが重要だと私は考えています。
ビジネスではビジネスシステムや商材と同じくらい重要な「人事」と「集客」ですが、師匠から学んだことを実践したことで自分の想像を超える結果を作れたのではないかと思っています。
(ネットには載っていない情報ですし、ノウハウなので私もここでは載せません)
これからも学び続けていくことで、
今後の人生も自分の目標を超えると確信しています。

オーガニックショップ立ち上げの経緯

事業を立ち上げるうえで最も重要なことの一つに、心身共に健康であることがあげられます。

経営者である以上、最終的な責任は私にあります。
心身ともに健康であれば、好きなだけ仕事をすることができる自由があると言い換えることもできます。
私の妻は昔から肌が弱く以前からオーガニック商品に強く関心があったとのことです。

そんな私達の間に子供が生まれ「自分の子供には本当に身体に良いものを使ってほしい。自分と同じように健康に役立つものを求めている人に提供すると喜ばれる」と思い、オーガニック商品をメインで扱うギフトショップ「regalo」をオープンしました。

現在の事業内容

2年6ヶ月で準備し、個人事業主として独立。現在は3社を経営しております。現在の事業内容は、小売業、講師業、人材育成、レンタルスペース運営、ローカルコミュニティサイト運営、ITスクール、キャリア支援、スポーツ事業など気づけば多岐にわたるものとなっております。同時に、ベンチャー企業の立ち上げのサポートも行っております。

regalo (レガロ)

芝浦地域に店舗を構え、オーガニックな商品をメインに取り扱うギフトショップです。「ママと家族に幸せな時間を」というコンセプトで、いつも頑張っているママを労ることで、幸せな家族関係づくりに貢献したいという思い出つくりました。自慢のスタッフたちがご来店をお待ちしております。

SHIBAURA space

通称「シバスペ」 regaloの2F部分に構えているレンタルスペースです。
家族や友人が集まってゲーム会や、企業様のセミナーやワークショップなど
幅広い層に使いやすく優雅な一時を楽しめる場所としてご提案しております。
普段の会議も、ちょっと違う空間で行うことで全く異なるアイデアが生まれる場合も多々あるかと思います。
動画配信、ロケの待合室、ロケ場所などに対応すべく、照明と音響にはこだわりがあります。

Shibaura Fam.

通称「シバファム」芝浦地域をつなぐローカルコミュニティサイトです。芝浦地域を中心とした情報を集めています。
家族でちょっとした食事に行きたい!でもおむつ交換台とかあるかな?ベビーカーは持っていけるのかな?などの疑問にお答えします。
家族で行けるイベント情報等も記載しています。

今後のビジョン

 人のつながりが大きな力となり、夢は実現できることを証明する

これが私が描いているビジョンです。人と人がつながることで、大きな力となり、信頼関係ある人でチームを作ることで、無限の可能性が広がる。と私は体験してきました。
多くの方のお力をお借りし、今の自分があります。私も微力ながら貢献することができたら、何よりもの喜びです。

現在は経営者でもありますが、2人の子供の父でもある私です。子供が成人したときに、かっこいい父親でありたいと思っております。そのためにも挑戦を続けることで、夢は叶うんだということを子供に伝えられればと思っています。

まだまだ若輩者ではありますが、先輩経営者の方々から多くを学び、実践し、多くの人々の人生の幸福のためにチャレンジし続ける人生にします。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。


宮田亮(りょうちん)

代表取締役 宮田亮 が絶賛更新中!
・X(旧 Twitter)
https://twitter.com/miyataryochin
・Instagram
https://www.instagram.com/ryoomiyata/

(2024年4月30日再投稿)


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