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牛糞の間をすり抜けろ!ベトナムで人生2度目のフルマラソン。ホイアンマラソン42.195kmの旅

ベトナム・ダナンでのロードバイク・MTBライフを綴る、ベトナムでロード
バイクLife vol.93です。

今回も自転車の話しではなく、ランニングの話。

ベトナムで2度目、人生で2度目のフルマラソン42.195kmの旅。ホイアン ディスカバリーマラソンへ参加してきました。

結果「ホイアンマラソン、やべー!おもしれー」

大停電の夜のような街灯もない夜明け前の暗闇を走り、路上の牛糞の間をすり抜け(闇夜に現れる水牛)、世界遺産の街をすり抜け、巨大な田園風景の中をすり抜け、民家の路地みたな道をすり抜け(しかも道が工事中だったり!)、市場へ野菜とか魚を運ぶおばちゃんのチャリとバイクが並走し、そして日が昇った後にやってくる灼熱地獄。なかなかやべー体験で面白かったです。

というわけで、ゴールまでのドキュメントのスタート。

前日受付編

数ヶ月前、なんか楽しそーなコースだなーとふと思い立って申し込んだ「Hoi An Discovery Marathon 2022

コースは当初発表されていたコースからいつの間にか変わっていて、スタート地点も変わっていた!!が・・・・ま、そんなことがよくあるのもベトナム。気にしてもしょうがない。結局、42,195km走ることは変わらない。

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そしてついにやってきたレース前日。レースキットピックアップは新スタート地点でもある「ヴィクトリア ホイ アン ビーチ リゾート & スパ ホテル」

42kmの人たちは、深夜4時スタートなので、オレはスタート地点近くのホテルをとって滞在し、歩いて、前日受付会場へ。

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滞在ホテルに戻ってから、まだスタートまでは10時間(早朝4時スタート)もあるし、ってことでプールサイドでビール。

黄昏時に、プールサイドでビールでほろ酔いになり、トムウェイツを聴く。なんという至福!

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これからやってくる灼熱地獄の過酷さにオレはまだ気付いていない!

天国のような美しい夜明け

スタートは早朝4時なので、体起こす為に2時間逆算して深夜2時に起き、シャワーを浴び、軽くパンを食べ、出発の準備をし、準備完了。

ちょっと時間早いが、スタート地点のヴィクトリアホテルへ歩いて向かう。

所要時間徒歩5分で到着。

あれ???スタート地点と聞いていたヴィクトリアホテルの前、ランナーらしき人が見当たらない・・・スタッフらしき人は数人いるが、、スタート地点どこ????

そんな時、ベトナムでは「爆音のする方へ向かへばよい」

なぜなら昼夜問わず、イベントごとでは大体流れている爆音の音楽。音のする方へ向かうと、予想通り!!!参加ランナー達発見。

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ヴィクトリアホテルの前からスタートだと思っていたが、正確にはヴィクトリアホテルの横のビーチからだった。砂浜からスタートとは予想外。

なにはともあれ時間通り早朝4時、42.195kmの旅、スタート。

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夜明け前の道は、街灯のないとこもあり、まじ路面まったく見えねーってとこがあったり、畑の横走っていると、ふと横に暗闇から水牛現れたり。。。

ランナー走るたびにガッくんガッくん大きく揺れて崩壊するんじゃないか!というような鉄の橋渡ったり。(ちなみに対向からはバイクもガンガン来る)

そして、やがて夜が明け始め、川に映る朝焼け、畑を照らす朝焼け、全てが美しい風景の中をひた走る。楽しー。

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しかしながら、まだ10数キロ地点の序盤。これから灼熱地獄がやってくることにまだ引き続き気付いてない。

天国からの灼熱地獄へ

今回のマラソンも以前のダナンマラソンと同じく、とりあえずハーフ21kmまでは1km 6分半ぐらいのペースで走り、ハーフすぎたらいけるとこまでは走り、以降は無理せず走ったり、歩いたり、という作戦。

たぶんこれで途中の足切り(時間切れ)にあうこともなく、制限時間までにゴールはできる見込み(ちなみにゴールの制限時間は7h、途中足切り箇所が3箇所)

なんとかほぼ予定通りのペースでハーフを走りきったが、そのあたりで両足つりそうな状態になってきた。

そして、時間と共に南国の太陽も登り、徐々に上がってくる気温。

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補給は全ての箇所でしっかり補給していたが、次の補給ポイントまでがだんだん遠く感じるようになってきた。

クソ暑い、、、、そしてきつい、、、灼熱地獄!

気温30度超え、体感温度40度超え。たぶん。

熱中症になったらそこでレースが終わってしまうので、無理せず歩く。

そして歩いたり、走ったりを繰り返す。

辛い時、少しだけ楽に走り続ける方法

自転車も同じだが、辛い時、少しでも楽に走り続ける一番簡単な方法は、

「誰かと一緒に走る」

である。別に一緒に走る人が仲間や友達や知り合いである必要はない、並走する必要もない。誰でもいいので少し後ろに付いて一緒に走るとそれだけで少し楽に走ることができる。

参加者少ないホイアンマラソン(たぶん42kmの部は100人ぐらいか??)、たまに来る、後ろから来た人の少し後ろに付いて一緒に走らせてもらう。

本当にこれだけで、一人で走るより、若干がんばれる。

逆に言うと、一人で走るとほんと辛さが増す。

人間って不思議だな〜人生も同じだよな〜と思う今日この頃。

そしてゴールへ。。意味のないことをやれる幸福

そんなこんなで歩いたり、走ったりを繰り返しながらも無事、42.195kmの旅のゴールへ。

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あらためて考えても、別にオレが走ること自体には何も意味はない。ゴールしようが、ゴールできまいが世界の何にも影響ははい。

しかし、そんな意味のないことがやれるのは幸せだな〜と思う。

むしろやりたいことに意味付けなど必要ない。

と、言いつつ、、来年走るかはわかりませんが、とりあえず楽しい旅でした。

スタッフ、ボランティアスタッフのみなさんありがとーお疲れ様でしたー

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