見出し画像

シンボルって必要だなと思った9月8日

秋の気配が漂ってきました。
写真は大村屋の近くにある公衆浴場シーボルトの湯。

画像1

以前は「古湯」と呼ばれていた嬉野温泉の始まりの場所です。

1996年に老朽化などのために閉鎖され、バブル崩壊後の不毛な時代を象徴するかのように廃墟と化してました。廃墟となったシンボルを横目に見ながら私は思春期を過ごします。当然、嬉野から出たいと思っていました。

市民の署名活動などや行政の動きのおかげで2010年の春に嬉野のシンボルは復活。その復活に合わせて私も旅館だけでなく町を元気にできないかと考えてシーボルトの湯前のガーレジで毎月最終日曜日にスリッパ温泉卓球大会を始めます。

それから12年が経とうとしています。
これまで繁栄と衰退と繰り返しながら続いてきた嬉野温泉はこれまでにない厳しい時代を経験しています。

今の私たちが出来ることは小さいかもしれないですが嬉野を愛する小さな想いを重ね合わせて、手を取り合って嬉野を守って行きたいです。

本日も大村屋は元気に営業中です。
今日からフレッシュなインターンシップ生も来ています。
若者は希望です。

シーボルトの湯を見ながら「シンボルって必要だな」と思った9月8日でした。

この記事が参加している募集

この街がすき

SDGsへの向き合い方

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?