マガジンのカバー画像

嬉野温泉 暮らし観光案内所

24
嬉野温泉の日常、暮らしの面白さをご紹介する「暮らし観光案内所」 旅館大村屋の北川健太の案内で ライターの大塚拓馬が月に一度、嬉野に泊まりながら 嬉野の暮らし観光を体験する連載で…
運営しているクリエイター

記事一覧

嬉野温泉の旅館で働こうと思った理由を新入社員に尋ねてみた

こんにちは。「嬉野温泉 暮らし観光案内所」の編集長を務めております、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 嬉野にも春がやってきました。 2024年4月1日。例年よりも1週間くらい遅れて桜が満開になったタイミングで、旅館大村屋では新入社員を迎えるための入社式が開催されようとしていました。 入社式は例年、ヘネシー吉川さんが小慣れた様子で司会を務めていました。 今年は、直前の大抜擢で3年目の植松さんが司会を務めることに。緊張の面持ちで、入社式の司会のリハーサ

嬉野の温泉旅館でビートルズのイベントを開催したら全国からファンが集結しました

こんにちは。「嬉野温泉 暮らし観光案内所」の編集長を務めております、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 2024年2月24日。旅館大村屋の北川健太さんが2019年からFM佐賀で継続してきた番組「レッツ!ビートルズ on Radio」のリスナーを集めたイベントが開催されました。 「佐賀のローカルラジオがイベントをやって、盛り上がるものなの……?」 そんな不安は何のその。現在はradikoの効果で全国にリスナーが存在する「レッツ!ビートルズ on Radi

旅館大村屋で「岸田と田中の慰安旅行」を開いてみて

こんにちは。「嬉野温泉 暮らし観光案内所」の編集長を務めております、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 2023年11月14日。旅館大村屋より、くるりファンに衝撃を与えるニュースがXに投稿されました。 それは旅館大村屋で「岸田と田中の慰安旅行 in 嬉野温泉」を開催するというものです。 くるりの岸田繁さんが……?田中宗一郎さんと一緒に慰安旅行……?そして、それを見る……? どういうこと? 一体、旅館で何が行われるのでしょうか。イベントのイメージが掴

旅館が文章でまちの発信を3年続けたら、観光客も働き手も集まってきた話

嬉野温泉 旅館大村屋がお届けする「嬉野温泉 暮らし観光案内所」にようこそ。連載のために月に1度は必ず嬉野温泉に泊まっている、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 「嬉野温泉 暮らし観光案内所」は、2020年9月からスタート。2022年9月には、旅館大村屋の公式サイト内でも「嬉野温泉 暮らし観光案内所」がスタート。note版はディープな読み物、公式サイト版はSEOも配慮した暮らし観光ガイドとして、運営しています。 かれこれ、旅館大村屋は積極的なWebでの発信

旅館ってたいへん。だけど楽しい。 旅館大村屋が憧れる、ひさご旅館の物語

嬉野温泉 旅館大村屋がお届けする「嬉野温泉 暮らし観光案内所」にようこそ。連載のために月に1度は必ず嬉野温泉に泊まっている、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 「嬉野温泉 暮らし観光案内所」は、旅館大村屋の公式サイトで「Web版」がスタート。 note版はかなり久々の更新となりました。 今回は旅館大村屋の北川さん自身が「憧れの宿」とまで話す、「ひさご旅館」の木島陽一朗、佳代子夫妻にスポットライトを当てます。 ひさご旅館を「憧れの宿」とまで語る理由嬉野

旅館から飛び出そう! 嬉野温泉まち歩きガイドをつくってみた

嬉野温泉 旅館大村屋がお届けする「嬉野温泉 暮らし観光案内所」にようこそ。連載のために月に1度は必ず嬉野温泉に泊まっている、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 ──今回は何をするんですか? 今回は「嬉野温泉街のまち歩きガイドをつくりたいな」と思いまして。 ──おお。ようやく、観光案内っぽいコンテンツですね。 「暮らし観光」的な視点ではありますけどね。大村屋にチェックインして、夕食までの間の時間をどう過ごすか。この記事を読めば、2~3時間は街の中で楽し

軽やかにお茶と嬉野を楽しもう。小冊子「うれしいお茶」の取材に4日間同行した話

嬉野温泉 旅館大村屋がお届けする「嬉野温泉 暮らし観光案内所」にようこそ。連載のために月に1度は必ず嬉野温泉に泊まっている、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 この度、お茶と嬉野を楽しむ小冊子『うれしいお茶』が5月16日に発売となりました。 発行元は嬉野温泉旅館組合ですが、企画は旅館大村屋の北川健太と、真鶴出版さん、写真家のMOTOKOさんがクレジット。 ライター、編集者、カメラマン、デザイナーの全員が嬉野を訪れ、嬉野のまちを実際に旅しながら、取材しま

嬉野茶の新たなチャレンジ。茶畑オーナー制度が茶農家の未来を後押しする

嬉野温泉 旅館大村屋がお届けする「嬉野温泉 暮らし観光案内所」にようこそ。連載のために月に1度は必ず嬉野温泉に泊まっている、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 今回、取材でやってきたのは、きたの茶園さんの茶畑です。きたの茶園さんは、有機栽培のうれしの茶の生産・製茶・販売を行なっています。 しかし、茶畑にはお茶の木が一切ありません。なぜなら、今日はお茶の苗植えの作業に来ているからです。 茶農家でもない我々が、なぜ苗植えに参加できているのか? じつは今日

旅館大村屋の宿泊プランをスタッフに考えてもらうと新プランが12個も誕生しました

嬉野温泉 旅館大村屋がお届けする「嬉野温泉 暮らし観光案内所」にようこそ。連載のために月に1度は必ず嬉野温泉に泊まっている、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 これまで嬉野で暮らしている方々にフォーカスを当てる記事ばかり制作してきましたが、今回ようやく「旅館大村屋」自体をコンテンツに記事制作ができるようです。 5名のスタッフが21プランも考案!──やっと大村屋自体を記事にできるんですね。どんな企画にしますか? 実は旅館大村屋の新しい宿泊プランをスタッフ

嬉野高校の生徒が企画した「うれしの小さな旅」に反省会までみっちり参加してみた

嬉野温泉 旅館大村屋がお届けする「嬉野温泉 暮らし観光案内所」にようこそ。連載のために月に1度は必ず嬉野温泉に泊まっている、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 今回の取材でやってきたのはこちら。 佐賀県立嬉野高等学校です。 旅館の公式noteとしては異例の取材先かと思いますが、取り上げるのはなんと2回目。前回は嬉野高校の観光課で教員を務めている、山本先生にお話をうかがいました。 今回はその山本先生が教えている、嬉野高校の観光流通系列の生徒が企画してい

東京から嬉野へ移住。築70年の古民家をリノベしてカフェ開業に挑戦する夫婦

嬉野温泉 旅館大村屋がお届けする「嬉野温泉 暮らし観光案内所」にようこそ。連載のために月に1度は必ず嬉野温泉に泊まっている、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 今回の取材でやってきたのはこちら。 和多屋別荘です。 まさか、旅館大村屋のnote執筆のために、嬉野温泉の他の旅館へ行くとは……。 和多屋別荘の中にある、11月3日にオープンした「BOOKS&TEA 三服」。 嬉野で四代続く茶農家「副島園本店」の茶寮カウンターでお茶を注いでいるのが、今回お話

月1で大村屋に宿泊し、1年間嬉野の「人」を取材して見えてきた暮らし観光の意味

嬉野温泉 旅館大村屋がお届けする「嬉野温泉 暮らし観光案内所」にようこそ。連載のために月に1度は必ず嬉野温泉に泊まっている、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 さて、この「嬉野温泉 暮らし観光案内所」の連載は、今月で1年を迎えました。 普段、ガイドブックには載らないかもしれないけれど、嬉野で輝いている「人」。そんな方々に取材をしていると見えてくる、嬉野の魅力と課題。 通ううちに育っていく、愛着。深い取材を続けていくうちに、ぼくはどんどん嬉野のことが大好

奇跡のローカルメディア「うれしの元気通信」編集長が語る"継続"秘話

嬉野温泉 旅館大村屋がお届けする「嬉野温泉 暮らし観光案内所」にようこそ。連載のために月に1度は必ず嬉野温泉に泊まっている、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 嬉野市には、地元住民に愛されるローカルWebメディア「うれしの元気通信」があります。 かれこれ約10年継続されているWebメディアです。ぼくは最初に嬉野へ取材へ行く準備をしている時、この「うれしの元気通信」を見つけ、更新頻度の多さに驚きました。 「何をモチベーションにこんなに更新しているのだろう

田舎でもやりたいことはできる。嬉野のジャズシンガー・荒木眞衣子とは何者なのか

嬉野温泉 旅館大村屋がお届けする「嬉野温泉 暮らし観光案内所」にようこそ。連載のために月に1度は必ず嬉野温泉に泊まっている、ライターの大塚たくま(@ZuleTakuma)です。 今回も嬉野で活躍する方にお話をうかがってまいりました。こちらをお聞きください。 美しい歌声に心を奪われます。「Cherish」という、スタンダードなジャズナンバーを集めたアルバムで、CDデビューを果たしたジャズシンガー・荒木眞衣子さんです。 今回の暮らし観光案内所は、荒木眞衣子さんにお話をうかが