見出し画像

無駄なところが人生を豊かにする。

かなり前に購入した伊坂幸太郎の小説『ホワイトラビット』を北海道旅の間に読み終えました。いつにも増して謎解き要素満載の、後半になればなるほど惹き込まれていく良作でした。

この小説の中にこんなセリフが出てきます。

そういう無駄なところが、物語を豊かにするんだから。

読んだ人にはわかると思いますが、この小説はところどころで著者視点での無駄すぎる解説が挿入されてきます。その度に、頭の中では「これは伏線なのか?何なんだ?」「絶対に脱線してるだろ…」という疑念が浮かんでくるわけですが、その疑念に対する言い訳として書かれていたのが、上記のセリフです。

でも、読み終わってから考えると、あの無駄な脱線だと思っていた描写がなかったら物語はもっと淡白なものになっていただろうし、もっとフィクション感が強まって面白味も半減していたのかもしれません。


たぶん、これは小説の中の世界だけでの真理ではない。僕らの生きるリアルな世界でも「無駄なところが物語を豊かにする」は真理なのでしょう。

人生という物語も、無駄がなければ豊かにならない。

もっと無駄多き人生にしていこうと思ったのでした。


- - - ✂︎ - - -


というわけで、今日の記事は以上です。
今日は東京の 泊まれるシアター Theater Zzz に宿泊してます。これからもう1本上映するらしいので、早く投稿して映画を観てきます。

では、またあした〜!

▶︎ 合わせて読んでほしい記事 ◀︎
≫ 人生長いんだ、焦らずいこうぜ。
≫ 好きな人に好きな人がいることを幸せだと思えるようになると、人生はずいぶんと楽になる。
≫ 雨の日も風の日も、負けずに“ココ”に立ち続けたい。

サポートしていただいたお金は、CAMPFIREパートナーの認知を広め、より多くの人にクラウドファンディングを安心して利用してもらうための活動資金として使わせていただきます。