常に「感情」をコントロールする重要性。
最近ふと感じたことがありました。人生でもっとも大事なスキルは『感情をコントロールする力』じゃないだろうかということです。
そんなことを考えていたとき、徳川家康の遺した【神君家康公遺訓】にこんな言葉が書かれていることを知りました。
堪忍は無事長久の基、怒りは敵と思え。
意訳をすると「堪えて忍ぶことは長く続けるための原点であり、怒りの感情に流されることは長く続けるための最大の障壁だ」という感じでしょうか。
感情の中でも「怒り」の感情はパワーが大きいです。その大きなエネルギーを制御して上手く使えるかどうかは、長い人生を考えたときに重要なファクターになる気がします。
(ただし、注意すべきなのは、「感情(怒り)をゼロにする」と「感情(怒り)を制御する」を混合しないこと。感情のないロボットのような人間になるべきという話ではなく、溢れんばかりの感情をコントロールして適切な時に適切な量を自在に操る力を持とうという話です。)
そして、このスキルは、何歳からでも習得できるテクニックだと感じています。生まれ持った才能などではありません。
僕自身、もともとはイライラすると物を投げたりするほど激昂する性格だった時期があるのですが、今では「りょうかんさんは怒ったりしないんですか?」と聞かれるほど、怒りや憤りを表に出すことはほぼなくなりました。
有効事例1件では参考にならないですが、感情が出やすい性格は決して変えられない物ではなく、訓練によって必ず習得できるはずだろうなと。
では、どうすれば「感情をコントロールする力」を身につけられるのか。
正直、僕も明確な答えを持っているわけではありません。しかし、大事になるのは、「自分の感情を正しく認識すること」と「感じ方は人それぞれと理解すること」の2つの意識なんだろうと思います。
もしかすると、アドラー心理学が提唱する【課題の分離】の思考法は、感情の制御力を習得する上で非常に有効になるのかもしれません。(書きながら思いました)
なんだかとりとめのない内容になってしまいましたが、ここ数日いろいろな会話をする中で感じたテーマについて書いてみました。
改めて、アドラー心理学を丁寧に扱った『嫌われる勇気』を読み直したくなりました。まだ読んでない方はぜひ読んでみてください。
ちなみに、名著『嫌われる勇気』は無料で読める方法があります。文字で文章を理解するのが苦手な人に向いた読書法でもあるので、ぜひチェックしてみてください。→ 嫌われる勇気を無料で読む
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というわけで、今日の記事は以上です。
毎日 note を書く習慣も、自分の感情を客観視する良い思考訓練になっている気がします。日記を書くのも有効だという科学的結果も出ているそうなので参考にどうぞ!
では、またあした〜!
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