見出し画像

バス旅にレストランに交流BBQ。様々な場所で感じる多様性を成立させるバランス感覚│Vancouver Diary #09

5月22日:45$のバス旅で感じる異文化

今日は、シアトルから帰る日です!!!

帰りも45$のAmtrakで。バス乗車列に並んでいて、後ろのおばさんたちが「そのカバンみたいなやつええな!」「あんたのかばんもええやん!」みたいなことを流れるような英語で永遠に言いあってて、そもそも英語ってめちゃめちゃ歌っぽいなと思った。なんかemotionalっていうか…そしてそれって関西弁に似ている。お互いに「ええな」というコミュニケーションもね。

バスに乗ったら隣はたぶん私より5歳以上年下の黒人少女だった。ここでも、彼女が「中国人?韓国人?」と聞いてくるので(なぜ毎回日本人以外を指定されるのだろうw)、「日本人だよ」と返すと、そうなんだ、日本人は話し方がDeepだから違うと思ったとのことだった。Deepってなんだろう?説明する時、「うんうん」みたいなBody languageしてたから、無口ってことなのかな?

「英語自信ないんだよね〜」という話をしたら、「マスクしている人の英語聞き取れるならすごいよ〜」とか言ってくれたので嬉しかった。そして、やっぱり英語圏の人は口も見て言葉(言語+表情から見える意味合い)を理解しているのかな?とも思った。どちらにせよ、口が隠れているということに、日本人以上に支障を感じていることが伝わってくる話だった。

帰ってきてからは、アイスホッケーを友人たちと一緒に見た。友人はお兄ちゃんもお父さんもホッケープレイヤーだったとのこと。これぞCanadian Cultureだ!!!

アイスホッケーはハットトリックが決まるとどんな高い帽子をかぶっていても、フィールドに帽子を投げるらしい。ハットトリックはサッカーなのに、仕組みは羽生結弦くんのプーさんと同じでおもろい。ちぐはぐだ。ちなみに回収した帽子はサインされて寄付されるそうだよ。素晴らしい仕組み。

シルク・ドゥ・ソレイユのnoteにも歓声の違いを書いたけど(有料エリアでごめんなさい)、私の甥っ子(1)を友人たちに見せたときの反応も、日本の「きゃー!」とかじゃなくて、「Wow…(頭抱える)」「赤ちゃん見せられちゃうと、俺(かわいすぎて)だめなんだよ…」みたいな反応で面白いw心の声の漏れ方が違う。

5月23日:住む国はサービスのように選ぶ時代へ。友達を増やしたいならヲタクになるに限る!

今日は朝から友人が誘ってくれてBBQへ。カナダにいる日本人と日本語を知りたいカナダ人で交流の会。

こういうだだっ広い公園が沢山あるのすごい

日本人は、おそらく同世代で、俳優の夢にチャレンジしている人やエンジニアの方、日本語学校の方などがいて、「朝バス釣りしてからきた!」「バンクーバーの夏は最高ですよ!」と教えてくれて、とても幸せそうで "海外移住した人" のイメージの解像度があがった。

カナダにいると、BBQやら海やら色んな所に遊びに行くので、東京で引きこもっている私からすると、「人生の中の仕事」を感じると言うか、当たり前だけど「毎日楽しく過ごすために仕事しているんだった」と思いだすなあ〜

前日に海外に移住する人とも話していたんだけど、このBBQでも、「もっと『この国の気候が好きだから』とかいう理由でも、みんなどんどん海外に来てもいいよね」という話もした。海外に行く前は「移住ってなにか大層な理由が必要なのでは」「行くからには何かやらないと」という気持ちになっていたんだけど、実際、生きる手触り感を変えるのは、気候とかその国の人達の人柄とか、あるいは近くにいる友だちだったりするし。

小林さやかさんにお話を聞いた時「アメリカでの目標はアメリカにまだ行っていない自分には決められない」というような言葉が印象的だったけど、「目標は、行ってから決める」でもいいよね、という身軽さは、思いも寄らない人生を拓いてくれる。

もちろん、金銭的な余裕も必要で、勇気のいる決断だからすべての人がかんたんに選べる選択肢ではないけれど。頭でっかちな私にとっては、「先に動いてみる」「頭で考えている以上のことを身体で感じる」ということもすごく大事なんだな、とこちらに来て学んでいる。

最近は優秀な人間にめっちゃ良いビザを付与する人材獲得競争も進んでいるし!今後はみんなもっと "サービス" みたいに、住む国を選んだりする時代が来るかもしれないな〜と妄想していた。

BBQ会場にはBTSの音楽や日本のアニメの音楽が流れていたし、『SPY×FAMILY』の話もしたりして、「ヲタクしか勝たん!!!」ともなった。

英語でチャットしようと、マッチングアプリもやっているんだけど、だいたいK-POP好きなGirlsたちと毎日推しについて語っているんだけど(笑)K-POP好きで良かった〜

5月26日:自然に囲まれたら、自然を愛し始めた

今朝も早朝に原稿を仕上げて、観光エリアのグランビルアイランドへ。『The Sand bar』でランチ。景色が素晴らしい〜!バンクーバーはほんと、どこいっても、美しいなあ。

ここから先は

3,253字 / 8画像
この記事のみ ¥ 500
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

いただいたサポートは、次の記事を書くために使います!